タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理 ☆

タイ・バンコク『ハオマ(Haoma)』コンテンポラリー・インド料理

 

インド料理をベースとしたイノベーティブな料理で、注目が集まっているバンコクの『Haoma(ハオマ)』。
「Farm to Table」をコンセプトに自家菜園で採れた野菜や魚を多用。
オーガニック食材を使った、新しいタイプの自然派&未来派インディアン・レストランに要注目です!

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

平均予算:ランチ 3,000~5,000円、ディナー 15,000~20,000円  

日本語可!『ハオマ』をグルヤクで予約する

 

オーガニック食材を使ったインド料理の最新スタイル

思っていた店とまったく違っていたのに、結果、素晴らしくクリエイティブな店だったという嬉しい誤算。

正直に告白しますと、そんな経験をしたのが、この『HAOMA(ハオマ)』でした。

日本語のブログで、この店を紹介している記事をいくつか読んだら、自家菜園で育てられるオーガニックな食事が特徴というようなことが書かれていまして。

自然食レストランという言葉も使われていたので、それだけを鵜呑みにして、オーガニックカフェのような料理をイメージし、たまには有機野菜でも食べまくるかと伺ったのです。

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

実際、店の外に自家菜園はありました。

ところが!

出される料理は、イノベーティブなインド料理。

あらま?!と思いつつも、次々と繰り広げられる皿を、ニコニコしながら食べ進めるという、ことの成り行きです。

店内の装飾にも、緑が溢れています。

さて、勘違いの原因ですが、ちゃんと英語のメディアの記事などでも調べろよ!と自分自身にツッコミを入れるべきでもあるのですが、そもそもランチとディナーは、かなりテイストが違うようです。

土日にやっているランチはオーガニック・カフェ・テイスト。で、ディナーは、作り込んだデギュスタシオン・コースという展開。

いずれにせよ、下調べは重要ですね……。

 

・3種のコースのディナーメニュー。ランチはセットメニューかアラカルトで

さて、件のそのメニューです。

ディナーは、3種。「13 Course Tasting Menu」2,890THB(約10,000円)、「9 Course Tasting Menu」2,390THB(約8,500円)、「Vegetarian menu」2,890THB(約10,000円)。

ランチセットは、「Flexible lunch」と名付けられていて、「3 Course」999THB(約3,500円)、「4 Course」1,250THB(約4,500円)と価格帯がかなり変わるので、内容もまったく違うものなのでしょう。
クドいですが、そこで勘違いしたようです。

今回は、「9 コース・テイスティング・メニュー」をご紹介します。

ワインはグラスで。だいたいグラスで400THB(約1400円)くらい。タイ価格で、ちと高いとは思います。

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

結構セレクトは凝っているようで、今ではつくっていないオーガニックのフランス産のシャルドネ。

 

「Galauti cornets」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

まずはアミューズ。

Galautiとはインド料理でミックスケバブ的なものなのですが、それが中に詰まったコーン仕立て。

マッシュルームクリームが印象的で、結構スパイシーなのですが、ゆずで香り付けをしているところなどが今っぽいと思います。

 

「Oyster & Corn Tartar」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

前菜ですが、シグネチャーディッシュとのこと。

牡蠣と季節の魚のタルタル、固形化したコーンスープで挟んでいます。

 

「Golgappa」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

インドでは一般的なパンケーキの一種。

中はマッシュポテト、グリーンピースがベースで、タマリンド、ミントなどで味付けしています。

薬瓶に入ったのは、マンゴーウォーター。

 

「Tomato mist」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

自家菜園で採れたトマトをいくつかのバリエーションで表現したミスト。

ゼリー状のものとスープは、トマトのグルタミン酸から。

キュウリのソルベにかけていただきます。

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

ここまで見ていただければおわかりのように、現代的なスタイルの中に、インド料理のエッセンスが詰まったテイストです。

この分野はバンコクでは『ガガン』が有名ですが、ここ『ハオマ』はそれほどモラキュラー(分子料理)のエッセンスは強くなく、イノベーティブでありながら自然派なスタンス。

それがかえって現代的とも言えます。

比べて見るなら、クアラルンプールの『ナドディ』などのほうが近いイメージです。

さて、コースの後半はどうなのでしょう?

 

外国語での予約が面倒な方は、代行予約が便利です▽
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・インド料理を脱構築したメインの皿々へ

前半で、コースのテイストがわかってきたので、グラスワインは、ロゼに。

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

エスニックで、どんな料理が出てくるかわからないときは、やはりロゼが無難だと思っています。

 

「The disappeasring duck」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

手前がダックのウィング。奥には、スティッキーライス。

要はチキンカレーですね。

中央のカレーのムースがダック型にかたどられているのですが(かわいい)、カレーを流し込んでいきます。なので「消えていくダック」。軽いユーモアですね。

 

「Haoma in a bite」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

 

一口サイズのちょっとした口休め的な皿ですが、店のコンセプトが詰まっています。

店内で育ててる魚を、軽くい酢締めし、これまら店内の菜園で採れる水菜とワサビともに。

 

「Farmers Fuel」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

ナスの付け合せ、マンゴーのピクルス、トマトチャツネをインド流のパンとともに。

インドの農村の風景をイメージしたということでしょうか。

 

「Me in Bowl」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

メインはカレーだったのですが、これもちょっと凝ったもの。

バターチキンカレーをフローズン状にしています。

ナンもフリットっぽい感じで面白い食感。

 

「Nadia」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

オーナーの名が冠せられたシグネチャーデザート。

ホワイトチョコをベースに、チェリーのソルベ、ラズベリー、点在するバラのジャムが香りを引き立てます。

宝飾品のデザインのようですね。

 

「Petit Four」

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

お茶と伝統的なスナックにインスパイアされた小菓子で〆です。

 

・まだ珍しい「Farm to Table」をコンセプトにしたクリエイティブダイニング

これも行ったあとでわかったことですが、バンコク内ではかなり注目されているレストランのよう。

『BK Magazine』の「Top Tables 2019」には、しっかりとNo.13にランクインしていました。

今後、国際的にどれくらい知名度を上げていくかは未知数ですが、「ファーム・トゥ・テーブル」をイノベーティブなダイニングでやっているインド料理は、それほど聞かないので、注目しておいて損はないでしょう。

実際、「Haoma(ハオマ)」という店名自体、古代の人々に崇められた神の植物から取られたそう。

都市のレストランでありながら、自然へ敬意を払いたいという意志の表れは、気持ちよく受け止められます。

タイ・バンコク『Haoma(ハオマ)』コンテンポラリー・インド料理

店の雰囲気では、夜はかなりムーディーな雰囲気なので、基本的にはデート向きですね。

そこも、ちょっと間違えた感があったのですが、美味しくて楽しかったので、すべてOKです。

 

 

 

 

 

『Haoma(ハオマ)』店舗情報

予算:ディナー 1,500~2,000タイバーツ(5,000~7,000円)
営業時間:<火~金曜>18:00~23:00、<土・日曜> 11:30~15: 00、18:00~23:00
定休日:月曜
電話番号:+66 2 258 4744
住所:231/3 Sukhumvit Rd, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon
オフィシャルwebページはこちら

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予約に関して

予約は電話か、オフィシャルwebから(タイ語・英語)。
日本語で予約したい場合は、代行予約が便利です。

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店の地図

 

 



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