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全国各地の名産品・食材でパスタを作るシリーズ。
今回は、栃木県日光。
甘みが強く、酸味が少ない、栃木名産のフルーツトマトを使って、パスタを作ってみます。
甘みが強いミニトマト「アイコ」を使った冷製パスタ
現在では、九州や和歌山でも、よく栽培されていますが、ミニトマトの「アイコ」は、私にとっては北関東で作られているというイメージがありました。
10年ほど前、中目黒のイタリアン『カシーナ・カナミッラ』で、「アイコ」を使った冷製パスタをいただき、その甘さとプチっとした食感に感動。
シェフに訊けば「栃木産」とのことだったので、ずっと栃木発のブランドトマトだと思い込んでいたんです(実際は種会社が商標を持っているよう)。
そんなわけで、たとえ勘違いだろうと、栃木に来たら、私にとってはまず「アイコ」です。
「アイコ」と「柿」の冷製スパゲッティーニの材料
10月、ちょうど柿が美味しくなってきた時期ですので、アイコとダブルで。
今回は地産の生ハムが見つからなかったので、コンビニの一般的なものを使っています。
また、冷製パスタは細めのカッペリーニを使うのが定石ですが、トマトの味がくっきりしているので、1.4mmと少し太いスパゲッティーニでやってみました。
材料(1人前)
スパゲッティーニ:80~100g
アイコ:5~6個
柿:中1/2個
生ハム:20g~
マリネ液
・レモン汁 :小さじ2
・オリーブオイル :大さじ1
・刻みにんにく:小さじ1/3
・塩:小さじ1/3
仕上げ
・イタリアンパセリ:適量
作り方
①:アイコと柿を切り、マリネ液に漬ける
冷蔵庫で寝かせてもいいですが、プチトマトの場合は、和えてすぐでも美味しくいただけます。
②:生ハムとイタリアンパセリを切っておく
③:スパゲッティーニを時間通り茹で、流水で冷やす
アルデンテである必要はないので、麺の芯まで適度に火が入ったところで、熱湯からあげ、冷水で冷やします。
④:麺をボールにあげ、マリネしたアイコを和える
熱をとった麺をざるで水切りし、マリネしたフルーツと和えます。
イチジクを混ぜるというより、マリネ液を麺に馴染ませるように和えていくのがコツです。
⑤:皿に盛りつけ④、切った生ハムをのせる
⑥:切ったイタリアンパセリを散らして、完成
アイコのプチっと感と柿のモチっと感のコントラストが楽しいですね。
この組み合わせは、結構うまくいったと思います。
アレンジレシピ「アイコとフレッシュチーズのパンケーキ」
ちょうど栃木県那須高原を代表するチーズ工房の一つ、今牧場のフレッシュチーズ「茶臼山」を持っていましたので、アイコと合わせ、パンケーキで食べてみました。
アイコの甘みは、もはやフルーツなので、生クリームだったら完璧にスイーツですが、フレッシュチーズの酸味と合わせると、朝ごはんなどにもいいスナックなテイストに。