目次
全国各地の名産品など、旅先で見つけた食材で作る酒の肴シリーズ。
今回は、秋の飛騨高山。
現地で見つけたカラフルな大根たちと、そのあたりに転がっていた柿でなます(膾)を。
酢を和えるだけのお手軽料理ですが、見た目は華やかなパーティディッシュに!
青だいこん、支那だいこん、紅だいこん、赤かぶ
ふらっと訪れた飛騨古川の道の駅で、面白いものを見つけてしまいました。
そこには、4色の大根+かぶが並んでいたんです。
大根の旬は夏前と晩秋。
11月のことだったので、あって当たり前の大根ですが、このバリエーションはそそります。
青だいこんに紅だいこん、ふつうの青首だいこんに、おまけで赤かぶ。
飛騨の特産というわけではないでしょうが、地元の農家の方がつくってくれていたんですね。
中がどうなっているのかはわからないものの、そんなにカラフルなのであれば、見比べてみたい!という欲望に負けて、大人買い。
きれいだったら、マルチカラーの大根サラダにでもしようか、と。
もう一つ、「黒だいこん」というものもあったのですが、おろして辛味にするということだったので、今回はパス。
実際の切り口の色と柄は?
宿泊先に持ち帰り、とりあえず切ってみます。
紅だいこんを切ってみると——
ほお。
続いて、青だいこんを切ってみると——
へえ。
青と書かれていましたが、信号と同じく緑ですね。
これに普通の青首だいこんの白があれば、「トリコロールだ」と思った時に、ふと目に入ってしまったのが、柿。
そういえば、どこかの和食店で、大根と柿のなますを食べたことがあったのを思い出しましたので、そちらに変更です。
カラフル大根と柿のなますの材料
では、食材の準備。
材料(1人前)
大根:いろいろなもので、中サイズ約1/4本分
柿:中サイズ1/4個
穀物酢:大さじ約2杯
(※柿がないシーズンは、甘みのある土佐酢で和えるのもおすすめ)
塩:少々
作り方
①:材料をスライサーなどで薄切りにする
②:半月切り、いちょう切りの要領で、食べやすいサイズに切る
③:大根を先にボールに入れ、塩少々を振りかける
④:酢をかけ、よく和える。
⑤:スライスした柿の実を入れ、軽く和える
柿の身が柔らかい場合、崩さないように丁寧に。
⑥:皿に盛って完成
アレンジレシピ:「カラフル大根のカルパッチョ」
洋風にするなら、オリーブオイルを使ったカルパッチョ液などでも美味しくいただけます。
写真は、知人夫婦が作った、千切りと薄切りの競演バージョン。
洋風の場合、ビーツを入れても、見た目と味、食感にバリエーションが増えるでしょう。
「紅大根/青大根(支那大根)/赤かぶ」の入手方法
都市圏のスーパーではなかなか見かけないカラフル大根。
珍しい種類とはいえ大根は大根、なかなか通販では扱ってないですね。
一方で、種は、簡単に入手できそうです。
家庭菜園でつくるか。
さらに探していったら、6色の大根ができる種セットもありました。