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全国各地の名産品・食材でパスタを作るシリーズ。
前回に続き、新潟県佐渡島から、特産である魚介を使ったパスタを作ってみます。
新潟・佐渡島の魚介でパスタ
佐渡の海鮮を使ってアクアパッツァを
佐渡のグルメと言えば、真っ先に思い浮かぶのが魚介類。
地元のスーパーを覗いてみると、都市部では見かけない、でもやたら美味しそうな魚が「え⁈」という値段で売られています。
せっかく佐渡にいるのだから、何か豪快に魚料理を作りたいなと思って手にしたのが、「ハチメ」という魚でした。
実は、初めて聞く名前だったのですが、このいかつい顔は美味しいそうな気がすると眺めていると、目の前で
料理上手そうな妙齢のお姉さんが5尾くらいまとめ買いして行きました。
こりゃ、旨いに違いないと、早速便乗してみます。
「アクアパッツァ」を作ってみたのですが、素材がいいせいか、素人の腕でも、これが美味。
調べてみたら、「ハチメ」とは「メバル類」の新潟地方での呼び名でした。
そりゃ、旨いわ。
なんとかパスタに生かしたいと思ったものの、魚を丸ごと一尾だとデカすぎます。
だったら切り身かと思い至ったわけです。
というわけで、スーパーで物色したら、「しいら」の切り身を見つけました。
旬で近海産だけあってお値打ちです。
シイラは、首都圏などではなかなか見かけませんが、スズキ目の高級魚。
マヒマヒやマビキとも呼ばれています。
クセがないので、洋でも和でも何でも合いますが、私は、煮たほうが好きなので、アクアパッツァを作り、それをソース代わりにすることにします。
あごだしで和風アクアパッツァを試す
ストレートに洋風のアクアパッツァにしてもいいのですが、前日に食べた「佐渡あごだしらーめん」が面白かったので、あごだしもいいかな?と。
あごだしとは、トビウオからとった出汁のことで、独特の香りがクセになります。
ラーメンに合うのなら、スパゲッティにも合うだろうという読みのもと、早速試作を開始。
「つゆの素」も佐渡では、スーパーで簡単に見つかります。
通販でも入手可。
「シイラ」と「焼きあごだし」のアクアパッツァ・スパゲッティの材料
では、食材の準備を始めましょう。
具材は、産直で見つけたパプリカ、インゲン、ブナシメジ、シカクマメを使ってみます。
洋風であればプチトマトを入れたいところですが、和風なので、その他の野菜やきのこで代用します。
また、お好みで、アサリやハマグリなど貝類を入れると、出汁により深みが出ます。
材料(1人前)
切り身魚:1切れ(※真鯛などの白身魚であればOK)
パプリカ:中1個
しめじ:パックの半分くらい
オリーブオイル:大さじ1
刻みニンニク:小さじ1/2
白ワイン(お酒でも):大さじ2
お湯で溶いたあごだし:50cc
仕上げ
・イタリアンパセリ(ドライパセリでも可):適量
・黒こしょう:少々
作り方
①:野菜を1口サイズにきっておく
②:オリーブオイルを熱し、刻んだニンニクとタマネギを弱火で焼く
③:しいらの切り身をフライパンに入れ、両面に焼き色を付ける
④:パスタを茹で始める
⑤:白ワイン大さじ2杯とお湯で溶いたあごだし(50cc)をフライパンに入れ、その他の具材も投入して、煮る
火をかける時間は5分がメド。
パスタの茹で上がるタイミングと合わなかったら、弱火にして保温状態にしておきます。
⑥:具材に火が通ったら、パスタを投入。スープに馴染むように混ぜ合わせる
パスタは、アルデンテくらいの固さで、フライパンの熱で、芯まで火を通します。
⑦:皿に盛りつけて完成