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MUJIのレトルトカレーの美味しさは、「にしき食品」の製造力にあった⁈
カレーファン、それもレトルトカレーを愛用する人々の間で、さりげなく話題になったニュースに、2020年4月から施行された食品表示法にあったかもしれません。
それまでは、レトルトカレーは販売元だけの表示でOKだったのですが、この食品表示法の施行により、製造メーカーを明記することが必須になったのです。
それはつまり、実際はどこの会社がつくっていたか、わかってしまったわけです。
MUJIのブランドを支えていたアジアンカレーの味
無印のレトルトカレーは、美味しいですよね。
食べたことのある方なら、おおむね納得していただけるとは思いますが、大手メーカーとは違い、独自路線を貫いているインド・東南アジア系のレトルトカレーは、私も大好きです。
現在は、約〇種のアジアカレーが出ていて、人それぞれに好きな商品があるでしょうが、2020年7月にMUJI自身が行った、カレー人気投票の結果は以下のようになっています。
☆【1位】素材を生かしたカレー「バターチキン」
☆【2位】素材を生かしたカレー「グリーン」
☆【3位】素材を生かしたカレー「キーマ」
☆【4位】素材を生かしたカレー「プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)」
☆【5位】素材を生かしたカレー「マッサマン」
☆【6位】素材を生かした 辛くない「グリーンカレー」
☆【7位】素材を生かしたカレー「トマトのキーマ」
☆【8位】素材を生かしたカレー「クリーミーバターチキン」
【9位】素材を生かした「牛ばら肉の大盛りカレー」
☆【10位】素材を生かした「シチリアレモンのクリーミーチキンカレー」
実は、☆印を付けたカレーは同じメーカーのものだということを知っていますか?
それは、岩手県にある「にしき食品」だったのです。
エスニック好きに愛される「にしき食品」とは
「にしき食品」は、自社ブランドとしては「にしきや」として流通しています。
アジア本場のカレーのバリエーションは豊富で、オーガニックなラインも好評なブランドです。
そのあたりの味やストーリーを知っている方なら、「そりゃ、MUJIのカレーも美味しいわけだ」と改めて納得したのです。
ちなみに、もう少し知名度は低いですが、アジア食品の品ぞろえと質に定評のある「カルディ」の、インド系のカレーの製造元も「にしき食品」がほとんどです。
となってくると、私が食べていたインド系のレトルトカレーは、ほとんど一つのメーカーのものだったという
ただ、値段も微妙に違えば、味も似ているものがありますが、微妙に違うものもあります。
MUJI「素材を生かしたカレー バターチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:350円(税込)
生クリームで濃厚な味わいに仕上げたという「バターチキン」。
メニュー名にあるバター感はありませんが、クリーミーで食べやすいテイストに仕上げています。
<参考>カルディ「インドカレー バターチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:342円(税込)
「バターチキンカレー」は小麦粉を使わずたっぷりのトマトをベースにし、バターや生クリームで濃厚に仕上げる北インドを代表するカレーです。カシューナッツペーストでコクを、クミン、コリアンダー、カルダモンなどをブレンドした特製ガラムマサラで風味をだしました。みじん切りにした茹で卵やピクルスなどをトッピングしても。
<参考>にしきや「バターチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:550円(税込)
◎濃厚な味わい
ギー(バターオイル)でカシューナッツペーストを炒め、北海道産生クリームを加えて深みを出しました。濃厚でありながら、トマトの程良い酸味が効いた、味わい深いカレーです。
※ギーとは、発酵バターを煮て溶かし、沈殿物を取り除いた「バターオイル」の一種です。◎辛さ控えめだけどスパイス感はしっかり
まろやかなで濃厚な味わいのバターチキン。辛さは抑えながら、スパイスの香りはしっかりと感じます。スパイスはにしきや特製スパイスミックスに、バターチキンには欠かせないカスリメティを合わせています。カスリメティは、バターチキンのようなクリーミーなソースととても相性が良く、甘い香りが食欲をそそります。
MUJI「素材を生かしたカレー スパイシーチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:350円(税込)
ブラックペッパーと赤唐辛子の辛味をきかせ、スパイシーに仕あげました。ガラムマサラの豊かな香りが生きています。
MUJI「素材を生かしたカレー 3種の唐辛子とチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:350円(税込)
北インドスタイルのかなり辛めなチキンカレー。
3種の唐辛子が使われているので、辛みのなかにも、香り・風味の奥行きがあるのが特徴です。
MUJI「素材を生かしたカレー キーマ」
内容量:180g
実勢販売価格:290円(税込)
北インドのキーマカレーを再現したレトルト。
日本のレトルトのキーマは、ドライカレーに近い汁気の少ないキーマが多いですが、それとは逆方向のウェットなキーマカレーです。
ガラムマサラに加え、にんにくと生姜の風味がきいた香りが食欲をそそります。
<参考>カルディ「キーマカレー」
内容量:180g
実勢販売価格:286円(税込)
鶏肉を細かくカットし、トマト、玉葱とオリジナルスパイスで仕上げたスパイシーな本格キーマカレーです。ナンとあわせればますます本格的に。
MUJI「素材を生かしたカレー トマトのキーマ」
内容量:180g
実勢販売価格:350円(税込)
トマトの味が生きているなぁというのが最初に口にした時の感想。
種のトマトを使っているそうなので、風味や酸味が沈みこまないのかもしれません。
鶏ひき肉の旨味に、にんにくや生姜を効いています。
少しだけ辛さを感じるマイルドなテイストです。
MUJI「素材を生かしたカレー プラウンマサラ」
内容量:180g
実勢販売価格:350円(税込)
南インドのシーフードカレー。
ココナッツのコクと海老の旨みは、うまく引き立っています。
甘めのカレーで、スパイスは入っているものの、ほとんど辛さは感じない程度。
もう少し具だくさんだったら、パーフェクトなのですが、味の方向性は、かなりハイレベルな食べやすいレトルトです。
MUJI「素材を生かしたカレー サグチキン」
内容量:180g
実勢販売価格:490円(税込)
ほうれん草、ケール、小松菜の3種類の青菜をつかい、味に深みを出しました。チキンと合わせて煮込んだスパイシーなインドカレーです。
<参考>カルディ「パラックパニール」
内容量:180g
実勢販売価格:345円(税込)
ヒンディー語で「パラック」はほうれん草、「パニール」はカッテージチーズを意味し、たっぷりのほうれん草の旨みをベースにあっさりとしたカッテージチーズを加えて仕上げた、北インドを代表するカレーです。動物性のブイヨンは一切使わず、スパイスと野菜の旨味だけで作っています。
<参考>にしきや「パラックパニール」
内容量:180g
実勢販売価格:550円(税込)
◎濃厚な旨み
「パラック」はほうれん草、「パニール」はカッテージチーズを意味します。カッテージチーズはこの商品のために地元・蔵王のチーズ工場でつくり、改良を重ね、より食感がやわらかくクリーミーなものに仕上がりました。カッテージチーズと生クリームの濃厚な野菜カレーです。◎3種の青菜のおいしさ
ほうれん草をベースに、小松菜、ケールの3種の青菜を組み合わせ、野菜のおいしさを存分に引き出しました。ソースは国産ほうれん草のペーストにトマトの旨みや炒めたまねぎの甘みをプラスし、より日本人好みの濃厚な味わいに仕上げました。
MUJI「素材を生かしたカレー ダール(豆のカレー)」
内容量:180g
実勢販売価格:290円(税込)
<参考>カルディ「インドカレー チャナマサラ(ひよこ豆のカレー)」
内容量:180g
実勢販売価格:312円(税込)
「チャナマサラ」とはフライドオニオンとトマトを合わせた濃厚でスパイシーなソースで煮込んだ、北インドを代表するカレーです。ほくほくとした食感のひよこ豆(チャナダル)がたっぷり入っています。レトルト食品なので、温めるだけですぐ食べることができます。
<参考>にしきや「チャナマサラ」
内容量:100g
実勢販売価格:350円(税込)
◎ひよこ豆のおいしさ
ヒンディー語で「チャナ」とはひよこ豆のこと。ベジタリアンが多いインドでは、豆は大事なたんぱく質源。たっぷり入った豆のほくほくとした食感と、フライドオニオンの香ばしさと甘みで、食べ応えある仕上がりになりました。◎濃厚なソース
トマトのおいしさが詰め込まれたソースは、ピューレーとペーストの2種類のトマトを使用し、フライドオニオンの甘みやにしきや特製スパイスミックスが香る奥深い味わいに仕上げました。
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