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平均予算：ディナー 2,000～3,000円　

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パンクロック居酒屋という流派をつくった元祖。

「ロック」という大きなジャンルではなく、あくまで「パンクロック」、それも日本のパンクロックに特化した居酒屋。

店内には、スタークラブやアナーキー、石井聰亙やら、往年のレアなポスターが所狭しと貼られています。

さらに、パンク好きなアーティスト、奈良美智さんも常連らしく、入り口から壁面まで、彼の“落書き”が溢れています。

現在、ノートに書いた絵でも数百万という値段がついている彼の絵がいったいどれだけあるんだ‥‥とか、下世話なことは考えずに楽しみましょう。

 

サイドメニューに絶品が揃う、変わった居酒屋でもあります

料理に関して、あまり語られることのない店ですが、じゅうぶん楽しめる店です。

「だし巻き卵」「ハムカツ」「刺し身盛り」など良心的な居酒屋価格からすれば、じゅうぶん満足できるでしょう。

ただ、面白いのは、本当に美味しいのが、酒のツマミではないことだったりします。

このバランス感のなさにパンクを感じます。本気でそう書いています。

何しろ、〆の「ラーメン」「お茶漬け」が、相当高いレベル。

そして、デザートの「たい焼き＋抹茶アイス」も美味しいんです。

鎗ヶ崎という立地もあるでしょうが、音楽関係者の常連も多く、ボトルキープされた名前を見てるだけで、音楽好きなら楽しくなってくるかもしれません。

また、来日時に「居酒屋に行きたい」とのたまったミック・ジャガーが来店したことが話題になったりしていましたが。

グルメシーンでは話題になりませんが、この店で働いていたスタッフが三軒茶屋や下北沢など各地でパンク・ロック居酒屋を立ち上げ、このスタイルを草の根で広げているのも、面白い現象です。