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全国各地の名産品・食材でパスタを作るシリーズ。
今回は、信濃大町の菜の花オイルで作るパスタの最終回。
サラダ仕立ての春菊ばくだんスパゲッティーニを作ってみます。
菜の花オイルで春菊ばくだん
肉バルや自然派ワインのワインバーなどで、よく見かける春菊のサラダ。
たかが春菊、されど春菊とでも言いたくなるような、目からうろこの美味しさで、多くの店で名物メニューとなっていますね。
このサラダを「春菊ばくだん」と名付けたのは、東京・恵比寿の肉バル『カルネジーオ』だったという説が有力なのですが、それはさておき、これとパスタを合わせて、サラダ仕立てのスパゲッティを作りたいと思います。
「春菊ばくだん」のオイルをアレンジ
「春菊ばくだん」は、胡麻油かオリーブオイルに、レモン果汁や黒コショウで味を付けるのが一般的ですが、たしか外苑前にあった中華料理と自然派ワインで定評があった『楽記』ではニンニクが入っていたような。
記憶は定かではないのですが、やってみたら、ニンニクのパンチ力も捨てがたいと、個人的にはニンニク入りで作ることが多いです。
さて、そのパンチ力をさらに増すために、オイルを菜の花オイルにしてみたら、これが結構うまくいきました。
調子に乗って、もう一つ、菊芋をチップにして加えます。
火を通しすぎなければ、実は苦みがない素直な味の春菊に、じゃが芋やさつま芋、里芋などより個性がない菊芋に、良い具合にパンチ力増します。
パスタと合わせるなら、サラダ仕立てのカテゴリーになると思いますので、スパゲッティーニくらいの細め乾麺がベストマッチですね。
菜の花オイルの春菊ばくだんスパゲッティーニの材料
では、食材の準備。
材料(1人前)
スパゲッティーニ:80~100g
春菊:1/2束
菊芋:中1個
菜の花オイル:大さじ1
レモン果汁:少々
胡椒:少々
サラダオイル:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1
作り方
①:春菊の葉を手で摘み取り、茎と分ける。
今回は、葉のみ使います。
また、葉野菜は包丁の金属を嫌うので、手でちぎったほうがいいとされることもあります。
②:フライパンで大さじ1杯のサラダオイルを温め、スライサーで薄切りにした菊芋を油焼きにする。
揚げ物をすることに慣れている方は、揚げたほうがうまくいきますが、油の処理が面倒なので、油焼きにしておきます。
③:菊芋がこんがりとキツネ色になったら、フライパンから揚げ、油を切る。
フライパンから取り出す際には、まだしなっとしていますが、油を切っている間にサクサク感が出てきます。
④:菜の花オイル、ニンニク、レモン汁、コショウを混ぜ、ドレッシングを作る。
⑤:春菊に④のドレッシングを和える。
⑥:スパゲッティーニを茹でる。
アルデンテである必要はないので、麺の芯まで適度に火が入ったところで、熱湯からあげます。
⑦:茹で上がったらお湯を切り、オリーブオイルを和え、滑らかにする。
きちんとアーリオ・オーリオ・ペペロンチーニを作ったほうが、より味わいは増しますが、サラダ仕立てなら、オリーブオイルを和えるだけで、美味しくいただけます。
⑧:皿に盛りつけて完成
スパゲッティーニの上に春菊ばくだんを載せ、菊芋チップスを適度なサイズに砕きながら散らします。
「菜の花オイル」の入手方法
「菜の花オイル」は、大町市周辺の道の駅などの産直販売所のほか、直営の菜の花ステーションで販売しています。
ふるさと納税でも、入手できます。
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