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全国各地の名産品・食材でパスタを作るシリーズ。
今回は、新潟県佐渡島。
島のなかでもっとも印象的だった食材である黒イチジク「小木ビオレー」を使って、冷製パスタを作ってみます。
新潟・佐渡島の逸品「小木ビオレー」を使ったパスタ
黒いダイヤとも呼ばれる佐渡産の黒イチジク「小木ビオレー」
佐渡のフレンチでいただいた黒イチジクが非常に美味しくて、探してみたら、佐渡島の南部で栽培されている「小木ビオレ―」だとわかりました。
イチジク自体が大好きなのですが、この「小木ビオレ―」は皮も柔らかく、丸ごと食べられるフレッシュさ。
それにも加え、ギュッと甘みと旨みが詰まった濃縮感が日本離れしています。
フランス産のフレッシュなイチジクは輸入できないので、国内では初体験な味わいです。
このイチジクを使ってパスタをつくろうと思ったら、真っ先に思いついたのが、冷製カッペリーニ。
トマトや桃など冷製パスタのレシピが応用でできるはずです。
ドイツ本国でも受賞歴多数のハム・ソーセージ・サラミ工房「へんじんもっこ」
フルーツを使った冷製カッペリーニの場合、塩味を足すために生ハムをあえるのが定石なのですが、佐渡島に面白いハム・ソーセージ・サラミ工房があると聞いて、探してみました。
「へんじんもっこ」という個性的な名前が付いたその工房は、ドイツ公認資格ゲゼレ(職人)を持つ職人の手による工房とのこと。
JA直営のスーパーなどでソーセージやサラミは売っていたのですが、生ハムは置いていませんでした。
であれば、本社に乗り込もう!と島中部まで車を走らせます。
本社直売で、生ハムもありました。
通販はこちら。
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この工房の主力は、とろっとろの食感のサラミ。
興味のある方は、こちらから。
「小木ビオレ」と「へんじんもこの生ハム」の冷製カッペリーニの材料
では、さっそく食材の準備から始めます。
塩・胡椒などを除けば、写真の感じです。
材料(1人前)
カッペリーニ:80~100g
イチジク:中1.5~2個
生ハム:20g~
マリネ液
・レモン汁 :小さじ2
・オリーブオイル :大さじ1
・刻みにんにく:小さじ1/3
・塩:小さじ1/3
仕上げ
・イタリアンパセリ:適量
・黒こしょう:少々
・粉チーズ:大さじ1
作り方
①:イチジクをレモン汁に漬けておく
レシピのマリネ液の材料をよく混ぜ、切ったイチジクにまんべんなくあえる。
冷蔵庫で最低30分冷やしておく。
一晩放っておいてもいいです。
②:生ハムとイタリアンパセリを切っておく
③:スパゲッティーを時間通り茹で、流水で冷やす
アルデンテである必要はないので、麺の芯まで適度に火が入ったところで、熱湯からあげ、冷水で冷やします。
④:麺をボールにあげ、マリネしたイチジクを和える
熱をとった麺をざるで水切りし、マリネしたイチジクと和えます。
イチジクを混ぜるというより、マリネ液を麺に馴染ませるように和えていくのがコツです。
⑤:④に切った生ハムをあえ、皿に盛りつける
⑥:切ったイタリアンパセリを散らして、完成
アレンジレシピ「イチジクと生ハムのカプレーゼ風」
イチジクのコクを感じたら、チーズとともにつまみ的に食べたいなと思えてきました。
カッペリーニは2人分つくってもイチジクも、生ハム使いきれませんし。
そこでチーズを探したら、地元産、佐渡乳業がつくっている「農場モッツァレラ」が美味しそう。
通販でも売っているようです。
モッツァレラチーズと言えば、カプレーゼ。
それを下敷きに一品作ってみます。
と言っても、切って合わせるだけです。
そのままの黒イチジクを使ってもいいかもしれませんが、レモン汁のマリネ液につけて置いたイチジクを使ってみます。
「カプレーゼ」であれば、バジルの葉を和えますが、イチジクの甘さとぶつかるので、こちらもイタリアンパセリくらいでいいと思います。
さらに生ハムで、チーズとイチジクを巻いて食べるのもおすすめです。