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全国各地の名産品・食材で炊き込みご飯を作るシリーズ。
今回は、和歌山県の熊野本宮から、熊野川で獲れた「熊野あまご」を使った炊き込みご飯をお届けします。
聖地「熊野」の名が付いたあまご
秋も深まってきた11月、熊の周辺をお訪れたのですが、
「もう、川魚なんてないだろうなぁ」と店の中を見て回ると、冷凍あまごと干し鮎はありました。
先に、あまごから紹介していこうと思います。
なにせ、名前は「熊野あまご」。
熊野川で獲れたからなのですが、「熊野」というだけで、なんだかご利益がありそうな気がしてしまいます。
玄米の炊き込みご飯の場合の注意
ちょうど持っていたのが玄米だったので、炊き込む時間に少し注意が必要です。
白米だと、炊く時間:15分、蒸らす時間:10分がメドですが、玄米の場合は、炊く時間:30分、蒸らす時間:10分と、倍の時間がかかります。
つまり、具に火が入る時間も考慮しないといけません。
白米の15分だと、ちょうどいい煮加減だけれども、30分だと火が通り過ぎて、クタクタになってしまうものもありますので、その場合は、途中から入れてしまえばいいと思います。
「熊野あまごの炊き込みご飯」の材料
では、食材の準備。
材料(2人前)
あまご:1尾
米:1合
しめじ:1束
ネギ:1/2本
白だし:大さじ1
醤油:大さじ1/2
酒:大さじ1/2
塩:少々
大葉:1枚
作り方
①:あまごのはらわたを取り、洗い、キッチンペーパーで水気をふき取る
②:①のあまごを焼く
炭火で焼くのが最高でしょうが、そうも言ってられないので、魚焼きグリルでいいと思います。
今回はそれもない逗留先だったので、トースターで焼いています。
③:玄米にたれを混ぜ、弱火で炊き始める。
白米の場合は、この手順は飛ばして、そのまま④へ
④:20分ほど経ち、玄米に水気が含まれてきたら、しめじ、ネギなどを入れる。その上に、焼いたあまごを乗せ、蓋を閉める。
⑥:炊きあがりを待つ間に、薬味の大葉を刻んでおく。
⑦:10分ほど蒸す。
⑧:身をほぐし、茶碗によそい、大葉を散らせば完成。
「あまご」の入手方法
熊野あまごそのものは、通販では入手できそうにありませんでしたが、冷凍のあまごは、いくつか入手できるものもあります。
業務用ですので、1kg単位の扱いであることと、釣期が長くない魚なので、冷凍であることは、仕方ないでしょう。
もっとお手軽に「あまごご飯」を味わいたいなら、京都の和食店『下鴨茶寮』から、『あまごご飯の素』が出ている、こちらがおすすめ。
ミシュラン1つ星獲得のお店の贈答用なので、味に間違いはないでしょう。
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