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なかなかコロナの収束が見えない昨今、せめて料理だけでも旅気分を満喫したい! 本場の味を楽しみたい!
そんな気分に応えて、通販でも入手可能なタイを代表するカレーの一つ「マッサマンカレー」のレトルトをピックアップ。
どれがもっとも本場の味に近いかを、食べ比べてみました。
そもそも「マッサマンカレー」とは?
「マッサマンカレー」は世界でもっとも美味しい料理?
「世界でもっとも美味しい料理」として紹介されることの多い、この「マッサマンカレー」。
有名になったきっかけは、アメリカCNNのサイト「CNN GO」の企画「World’s 50 most delicious foods(世界で美味しい食べ物ランキング50)」で、日本の近江牛ステーキや寿司、中国の北京ダック、イタリアのナポリピザなどを抑えて1位になったことでした。
世界的に権威のあるCNNですが、あくまでメディアの一つ。そこが記事の一つで「世界一」にしたからと言って、当たり前のように「世界一の料理」と言えるのかとも思うのですが・・。
とはいえ、これによって日本でも「マッサマンカレー」の知名度が上がり、色々なお店でも見かけるようになったのはたしか。
そして、ココナッツミルクとカシューナッツのコクと香りがきいた、美味しい料理であることもたしかです!
「マッサマン・カレー」の正式名称、現地名は「ゲーン・マッサマン」と言います。カレーではなく、ゲーンです、汁物です。
タイカレーはそもそもカレーなのか?というテーマもあるのですが、話がややこしくなるので、興味のある方は、カレーの伝道師・森枝卓士さんの著作などを手に取ってみてください。
「マッサマン・カレー」のルーツは、アユタヤ王朝を16世紀に訪れたペルシアの使者や貿易商の影響を受け、タイ中部で生まれたとされる説と、タイ南部を訪れたアラブ人の貿易商人が起源だとされる説に分かれます。
いずれにせよ、イスラム教徒から伝来したことはたしかなようで、ムスリム教の食の規律(ハラール)に従って、メインの具材は鶏肉や牛肉、羊肉でつくるのが一般的です。
ベースとなるその他の食材は、ココナッツミルク、炒った落花生かカシューナッツ、ジャガイモが用いられます。
no.1:ヤマモリ「マッサマン」
内容量:200g
実勢販売価格:330円(税込)
タイカレーの分野では、安定のヤマモリ。
この「マッサマンカレー」も、タイにある自社工場での製造です。
具の充実ぶり、味の安定感などは、レトルトながらさすがの一言です。
個人的には、もう少しココナツ感や辛味があってもいいかな?とは思いますが、一番安定したレトルトであることには変わりありません。
no.2:無印良品「素材を活かしたカレー マッサマン」
内容量:180g
実勢販売価格:300円(税込)
無印のなかでは、好きなレトルトカレーです。
具の量もまあまあで、ココナツとピーナツの香りも及第。
ピーナツの粒がそのまま具として入っているところが、ほかと違う特徴です。
no.3:肉のハナマサ「マッサマンカレー」
内容量:450g
実勢販売価格:375円(税込)
コスパ部門で言えば、トップでもいいくらいなのが、肉のハナマサの「マッサマンカレー」。
3人前分の450g入りで税込375円。
安いという意味だけでのコスパではなく、具もたくさん入っていて、ちゃんとパフォーマンスしているところも好印象です。
味も素材の旨味が出て、濃厚なコクを感じさせますが、ココナツ&ピーナッツ感が少し弱いでしょうか。
デメリットを強いて挙げるなら、単身や2人などでは量が多くて、1回で使いきれないことで。
まろやかなテイストの味のスープカレーでもあるので、残ったら、パスタや素麺に絡めて、味変を楽しんでみては?
no.4:LOHACO限定「国産鶏肉のマッサマンカレー」
内容量:180g
実勢販売価格:268円(税込)
マイルドな良い味が出ています。辛みは、ほとんど感じないレベル。
色味からもわかるように、ココナツミルクが多めです。
やはり具の少なさが、深みのなさに繋がっているように思えます。
具は豪華さを演出するだけでなく、スープの出汁にもなるわけですから、これだけじゃ味の深みは出てこないのは致し方ないですね。
具を後足しするという手もありますが、だとしたら、ロイタイの『マサマンカレースープ』など最初から具が入っていないスープやペーストを買うかな。
no.5:西友「みなさまのお墨付き カシューナッツ香る マッサマンカレー」
内容量:180g
実勢販売価格:150円(税込)
正直に言うと150円のレトルトだと侮っていたのですが、すくったスプーンを口に入れた途端、「ん?」となります。
「カシューナッツ香る」という謳い文句は嘘ではありませんでした。
ココナツとカシューナッツの味わいは、かなり出ています。
ただ、食べ進めていくと、コクの足りなさに物足りなさを感じていきます。
やはりコストの壁があったのか、具が少ないからでしょう。
2~3個切れずつ小さな鶏肉とジャガイモが入っているのみ。
このあっさりさを活かして、米麺や素麺のスープとして食べる方が個人的にはしっくりきます。
とはいえ、150円という安さは魅力大なので、何かのときのために、ストックしておいてもいいかも。
参加することに意義がある?!ということか、「みなさまのお墨付き」というように、支持されなければ、商品にならない西友オリジナルで、「マッサマンカレー」が出続けていることが、すごいことなのかもしれません。
後日追加?①:KITCHEN 88「マッサマンカリー」
内容量:160g
実勢販売価格:390円(税込)
ヤマモリと並び、本場そのままの味をレトルトとして展開するKITCHEN 88シリーズ。
マッサマンもあったのでが、どこを探しても品切れ中。
後日追加?②:成城石井「マッサマンカリー」
成城石井でもレトルトの「マッサマンカレー」が入手できたはずなので、現在は、ネットショップなどでも品切れ中。
ディスコンになっちゃったのか、一時的なものか?
入手できたら、追加する予定でいます。
ペースト/スープ
「マッサマンカレー」の具としては鶏肉が一般的ですが、ナッツとココナツの甘い香りは、ほかの具との相性もばっちりです。
さまざまな具とあわせるなら、市販のペーストを使ってつくるのもオススメ。
そもそもはタイ南部のムスリムの人たちが食べていた料理なので、現地では、ハラールにしたがって、鶏肉、牛肉や羊肉などで作られることが多いのですが、タイのほかの地域では、鴨肉、豆腐、豚肉が用いられるケースもよく見ます。
白身魚、海老などでも、抜群なカレーができることは、請け合いです。
ロイタイ「マサマンカレー」250ml
ココナッツミルクで世界的に有名な「チャオコー」が作り出しただけあって、ココナツが香るスープ状になっています。
お好みの具材と一緒に煮込むだけで、本格的なマサマンカレースープが簡単にできることが魅力。
メープロイ「マッサマンカレーペースト」50g
もっともオーソドックスなペーストの一つ。
好みの具とココナツミルクを足すだけですので、意外と簡単にできます。
ユウキ食品「カノワン マッサマンカレーペースト」50g
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