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代々木八幡の日本酒&クラフトビールの隠れた名店。
スパイスを駆使しているのに、日本酒とも合う独創的な料理は、居酒屋の範疇を軽く凌駕しています。
平均予算:ディナー 5,000~7,000円
日本酒バーとしてのレベルを遥かに超えた創作スパイス料理
私はあまり「すごい」という形容詞は使わない性質なのですが、この『酒坊主』は純粋にすごいと思います。
・独特な日本酒のラインナップ
「サケリア」と称しているように日本酒バーなのですが、まず出される日本酒のラインナップ。
日本酒の蔵元の名はそこそこ知っているつもりだったものの、ここで出されるのは知らなかった蔵元のものばかり。
奇をてらって、マニアックさを追求するだけなら、まだ理解できるのですが、出されるものがちゃんと美味しいところが、すごいんです。
日本酒のメニューはないので、飲みたいタイプを伝えて、おすすめで出してくれます。
まかせておいて外したことがないというのも、すごいところです。
・プロの料理人も舌を巻く素材やスパイスの組み合わせの妙
そして、料理。
いわゆるハイエンドなガストロノミーではありませんが、その料理の独創性は、トップレベルだと思っています。
日本酒バーというイメージを遥かに超えています。
黒板メニューで、だいたい20種ほどの料理があるのですが、そのどれもが一工夫入ったものばかり。
「自分では絶対思いつかないであろう、はっとするような一ひねりがしてあって、食べていて楽しくなる」というのは、『uguisu』『organ』のオーナー、紺野真さんの弁。
秘伝のスパイシーなソースで味わう「酒坊主特性レバニラ炒め」。レバーのレア感もギリギリのところを突いてきます。
「牛ハツのグリル サルサヴェルデ」も美味です。
けれども、なぜそもそも日本酒バーで、肉のソースがサルサヴェルデ?
なぜレバニラもスパイシー?
とメニューを見たときには、疑問符ばかりが頭をよぎるったのですが、口に入れて納得。
さらに日本酒とあわせると口福。
ここ『酒坊主』の料理の独自性は、素材の組み合わせ、スパイスの組み合わせなどによるところが大きいのですが、その合わせ方の発想が天才的というか、ぶっ飛んでいるというか。
一度、本気のコースなどを食べてみたいもの。
創作系スパイス使いとしては、経堂の『ガラムマサラ』のオーナー、ハサンさんと両巨頭だと思っています。
こちらは、あくまで日本酒バーですが。
メニュー
ドリンクは、日本酒が中心で、少しクラフトビールがあります。
日本酒のメニューはないので、飲みたいタイプを伝え、選んでもらえます。
料理も、アラカルトのみで、800~2,000円程度のものが中心。
ご飯物で、カレーもあります。
『酒坊主(さけぼうず)』店舗情報
営業時間:16:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:不定休
電話番号:03-3466-1311
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-37-1 ロナーYSビル 2F
オフィシャルwebはこちら 食べログの情報を見る
予約に関して
週末の夜などは予約したほうが確実です。電話にて可。
店の地図
著作
人気居酒屋がラインナップされた、つまみのレシピ本にも登場しています。
ここに、創作の秘密が少し垣間見えますね。
代々木公園(八幡)で居酒屋・割烹を探すなら▽