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リニューアルした渋谷パルコ4階にできたタイ料理店。
本場と時差のない、日本ではありそうでなかったタイ料理が楽しめます。
平均予算:ランチ 1,000~2,000円、ディナー 4,000~5,000円
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店の特徴
そうそう、この感じ。
バンコクをはじめタイによく行かれる方なら、しみじみ頷いてしまう「本場感」を味わえるレストランがこの『チョンプー』だと言っていいでしょう。
カッコ付きで説明が必要な「本場感」ではあるのですが、だからこその面白さがある店です。
要するに、タイ料理にしても、日本人が一般的に抱いている王道だけが、実際の王道ではないということ。
日本料理を一概に括れないように、タイ現地で、何も「ガパオライス」や「カオマンガイ」、「パッタイ」や「グリーンカレー」だけが食べられているわけではないですから。
店をプロデュースした森枝シェフ曰く「“日本初上陸”ではない、“
言い得て妙ですが、私なりに言うなら、タイ料理のガストロ化を経た後のカジュアルキュイジーヌになるでしょう。
そう言ってみたものの、かえってわかりづらいような気もしますので、ちょっと説明します。
タイ料理は、10年ほど前から高級化が進んでいました。
バンコクでの代表的なレストランに、バンコクの『ボラン』、『イッサヤ サイアミーズ クラブ』、『ル ドゥ』などがあって、「アジアのベストレストラン50」などにランクインし、国際的にも評価を高めましたが、彼らが次に手掛けたのは、より伝統に立ち返り、価格を抑えた姉妹店でした。
カジュアルラインだからといって手を抜いているわけではなく、伝統回帰だからといってステレオタイプには陥らないアイデアが込められている——ハイエンドなレストランで培ったセンスを要所要所に投入したスタイルが特徴。
どちらかと言えば、外国人向けだったのかもしれませんが、現地の感度の良いフーディーたちにも受け、タイ料理のなかでも着々と存在感を増していたんです。
こういったタイの空気感を反映したニュアンスは、日本では難しいだろうなと半ば諦めていたのですが、この『チョンプー』に伺って、「まさか、出てきたとは!」と嬉しくなったわけです。
タイ料理の今を堪能するならコースがおすすめ
ランチセットやディナーのアラカルトもありますが、冒頭から書いてきたような現在のタイの空気感を感じたいなら、コースがお勧めです。
夜は、10皿の「タイ料理Tastingsコース」(4,000円)が、昼は2組限定で6皿の「ランチコース」(3,000円)が出ています。
伺った日の夜の「Tastingsコース」は、最初から一気に4皿12品。
どちらかというとタイの東北部寄りのラインナップです。
豚バラも3つそれぞれ違った火入れをしていたり、細かな技が利いています。
「義理の息子の玉子」と呼ばれる揚げ玉子も、東京では珍しめ。
店のアイコンになっているライスサラダ「カオヤム」。
白米や黒米を使うのが一般的な気がしますが、ここでは、バタフライピー(チョウマメ)の花で着色された青いごはんが使われています。
タイ南部、プーケットからマレーシアのペナン島のあたりで見られるやり方ですね。
レモングラスのきいたココナツスープを挟んだ後に、生姜とピーナッツのカレー。
デザートは、トロピカルフルーツ満載のパフェ。
卓上で仕上げていってくれます。
品数が多いから当然かもしれませんが、情報量の多さはさすが。
タイ全土を縦横無尽に駆け回っていくイメージです。
ランチは単品もおすすめ
アラカルトは、「グリーンカレー」「ガパオ」「チャーハン」と比較的有名どころのメニューも抑えていますが、それぞれちょっとしたヒネりは加えているでしょう。
「パッタイ タレー」、「タイが元祖の油そば」、そして「タイ風冷やし中華」などなど、ワンアイデア入れたメニューが、季節ごとに出ています。
「グリーンカレー」「ガパオ」にしても、タイ料理の良さからは逸脱しない範囲で、日本のほかの店ではあまり見ない具を使っていたり、食べ比べる楽しさは満載。
どの皿も、さりげに肉が旨いです。
まとめ
話は少し飛びまずが、アフター/ウィズ・コロナな現在において、誰もが新しいレストランの在り方を模索している現在。
例えば、デンマークの『ノーマ』のレネ・レゼピは、「少数のゲストが4~5時間も座って美食に耽溺するスタイルのレストランは、時代遅れ」と言っています。
また、ペルーの『セントラル』のヴィルヒリオ・マルティネスは、「慎ましい食材にテクノロジーと創造性が合わさった料理が主役になり、良質の食、サービス、ストーリーが評価される時代がやってくるはず」と。
ほぼ異口同音と言ってもいいスタンス。世界のトップシェフたちにすれば、その方向性は一致しているようです。
1990年代、後半に始まったネオ・ビストロに代表されるようなガストロノミーのカジュアル化、それを現代においてどう表現するかが現在のレストランの課題なのは確かでしょう。
東京でタイ料理というと決してど真ん中のジャンルではありませんが、そういったレストラン文化の転換点という流れのなかでは、この『チェンプー』も注目していきたいお店です。
メニュー
【コース】
「週末スペシャルコース(10品)」7,500円 (税抜)
「チョンプーのタイ料理Tastingsコース(10品)」4,000円 (税抜)
「【2H飲み放題付き】チョンプーのタイ料理Tastingsコース(10品)」6,500円 (税抜)
「ヴィーガンタイ料理コース(6品)」3,500円 (税抜)
【RICE&NOODLE】
「鶏肉と茄子のグリーンカレー」1,300円
「豚バラと南瓜・薩摩芋のレッドカレー」1,300円
「角切り豚と舞茸のガパオ」1,300円
「海老パクチーチャーハン」1,300円
「パッタイ カレー」1,300円
「海老パクチーチャーハン」1,300円
「タイが元祖の油そば」1,000円
*参考例:月ごとに入れ替われるようです
【DESSERT】
「タイの一口デザート4種」600円
「ブアローイ(ココナッツのおしるこ)」600円
「ブアローイ ナンキン(生姜湯と黒胡麻入りの白)」600円
「マンゴーパンナコッタ」800円
「タイティークリームブリュレ」800円
「アイス3種盛り」900円
【サイドメニュー】
「フライドチキン」900円
「ガイヤーン」1,500円
「チェンマイソーセージ」800円
「サテ」1,500円
「マンゴーとエビの生春巻き」750円
「ナンプラキャベツ」600円
「ソムタム チョンプースタイル」1,600円
「タイ風フライドポテト」750円
「プーニムパッポンカリー」1,800円
「タイ風豚の角煮」1,300円
「トムヤムクン」1,500円
【デリバリーメニュー】
※デリバリーサービス「Chompy」での取り扱い
「ガパオライス」¥880
「カオマンガイ」¥880
「ダブル豚コンボとご飯」¥880
「【限定20食】12種類のタイのおかず弁当」¥2000
「フライドポテト」¥700
「海老の生春巻き」¥700
「辛い唐揚げ」¥700
「タイティー」¥350
*メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください。
予約/デリバリーに関して
電話かwebから。 web即時予約は、食べログで受け付けています。
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店の地図・アクセス
各線「渋谷駅」ハチ公口から徒歩5分。渋谷パルコ4階。
『チョンプー(CHOMPOO)』店舗情報
営業時間:ランチ&カフェタイム 11:30〜16:30、ディナー 17:00〜23:00(22:30LO)
定休日:不定休(パルコ休館日に準する)
電話番号:03-6455-0396
住所:〒150-8837 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷parco4f
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