Contents
平均予算：ランチ 2,000～5,000円、ディナー 10,000～15,000円 ／ 「ミシュランガイド東京 2020」1つ星
“魔術師”から引き継いだ火入れの技術による肉と、素材そのものの旨さを引き出す野菜の二刀流。
東京・初台の商店街の端にある『レストラン・アニス』。
テントに囲まれた特徴的な外観が楽しい店のなかに入れば、ウッド調の調度品が織り成す優しい雰囲気。
小洒落たパリのビストロ感を味わえます。
「肉の魔術師」と呼ばれていたアラン・パッサールの元・右腕
店の黒板には「Rotisserie」と書かれていますが、これはフランス語で「ロースト専門店」の意味です。
というように、この店のスペシャリテは、まずは肉。それも火入れの技術です。
日本の錚々たるシェフたちからも、肉焼きに関しては一目置かれている存在なのですが、それもそのはず、清水シェフは、かつて「肉の魔術師」と呼ばれていたパリの3つ星店『アルページュ』のオーナーシェフ・アラン・パッサールのもとで肉の部門シェフを務めていた方。
「肉自身が焼かれていることに気づかないうちに肉を焼き上げる」と言われていた達人の技が、しっかりと受け継がれています。
店のメニューには、大山鶏がスペシャリテだと書かれていましたが、ほかの肉ももちろん秀逸。
むしろ、仔牛にしろ鹿などのジビエにしろ、赤身肉のほうが、その技術がわかりやすいような気がします。
ディナーのおまかせコースは、5種のお肉を食べる肉尽くし。
その時期に入荷できる様々な肉が食べ比べできます。
2日以上前に予約すれば、ランチでもこのコースはオーダー可能だとか。
一方で、野菜にも特徴があります。
肉とは反対に、あまり手をかけず、そのものの旨さを引き出すスタンスのようですが、野菜やハーブの活かし方にもまた、清水シェフのセンスが感じられます。
おすすめは、20 種類以上の野菜をつかった「お野菜のココット」。
「30 種類の野菜とハーブのサラダ」も、色鮮やかで楽しいメニューです。
日本ワインも積極的に登用
ワインリストはつくっていないようですが、少ないながらも良質なワインと出会えます。
産地としては、フランスワインが中心ですが、時折日本ワインも加えられるバランス感です。
この日は、新潟のカーブドッチの赤がグラスで出てました。
店内には、カウンターのほかテーブル席やテラス席もあり、子どももOK。
予約時に相談すれば、お子様メニューやベジタリアンメニューなどにも対応してくれるとのこと。
ただ、現在は、清水シェフ1人でサービスまで切り盛りしていることが多いようなので、グランメゾンのような手厚いサービスを期待するのは難しそうです。
絶品の肉と野菜に向き合いたい、そんなときに訪ねたい良店です。
ランチ、テイクアウトにも注目
ランチやテイクアウトでは、肉のプレートが1.000円～出ています。
安定した生産者から入荷する豚肉や鶏肉、和牛などをステーキやローストビーフなどで。
ビストロ的なニュアンスですが、そこにも卓越した技を垣間見ることができます。
ランチの開放的な雰囲気のなかで、絶品肉をほおばるのも気持ちい体験です。
メニュー／コース
＜ディナー＞
コース
肉５皿のコースメニュー ¥10,000（税サ別）
アラカルトもあります。
＜ランチ＞
コース
Course Anis ¥3,800
*ランチのコースは野菜のみの構成 *要予約
平日ランチ
PLAT、MENU 1,500～2,000円（税別、ドリンク付き）
*+¥500 で本日のデザートを追加可能
休日ランチ
PLAT、MENU 1,800～2,300円（税別）
*+¥450 で食後の飲み物、+¥500 で本日のデザートを追加可能
*２日前までのご予約で夜のコースメニューもオーダー可能 ¥10,000
『Restaurant Anis（レストラン アニス』店舗情報
営業時間：ランチ 11:30～14:30(L.O) 、ディナー 18:00～23:30(L.O.)
定休日：水・第2日曜日
電話番号：03-6276-0026
住所：東京都渋谷区初台1-9-7 1F
オフィシャルwebはこちら
予約に関して
予約は電話か、webから。
店の地図
