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揚げ物好きとしては、揚げたカツのサクッとした食感をわざわざ煮て無くしてしまう「かつ丼」や「天丼」に抵抗がある方も多いと思います。
そんなこだわりを持つ、かつフリークたちに絶大な支持を集めているのが、奥渋谷『瑞兆』の「かつ丼」です。
平均予算:1,000円
メニュー「かつどん」、以上!
煮ないかつ丼というと、真っ先に「ソースかつ丼」を思い浮かべるかもしれませんが、ここの「かつ丼」のネタはあくまでタレと卵。
名古屋風「鉄板ナポリタン」のごとく、まず卵焼きを作り、そこにタレと揚げたてのとんかつを絡めるスタイルが、斬新です。
そして、この『瑞兆』の特徴は、メニューに「かつどん」とビールしかないこと。
ちなみに、ご飯は「少なめ」「並盛り」「大盛り」と同料金で選べます。
一時期、玉子ダブルのサービスも行っていましたが、現在ではやっていないようです。念のため。
「かつどん」(1,000円)
出来上がりは、こんな感じで出されます。
付け合わせは、たくあんとにゅうめん入りのお吸い物。
どんぶりの蓋をあけると、黄金に輝く「かつ丼」が登場します!
コロンブスの卵のごとく、ありそうでなかった新感覚もさすがですが、脂身少なめで肉の旨さが詰まったとんかつ、甘辛のバランスが絶妙なタレ、濃厚な卵と、そもそもポテンシャルが高いからこそ、この美味しさが生まれるのだなと思います。
この店のもう一つの特徴は、メニューが「かつ丼」1,000円(税込)と「ビール(中)」500円(税込)の2品しかないこと。
2013年暮れのオープン直後、偶然発見し、すぐさまこの味・この食感の虜になってしまったのですが、あまりに思い切ったコンセプトに「長く続いて欲しいな…」というのが率直な感想でした。
そんな心配の裏腹、いまや昼夕には行列が絶えない人気店になっているので、ホッとしています。
『瑞兆』店舗情報
店の地図
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