中国・広州『広州酒家』広東料理・飲茶 ☆

中国・広州『広州酒家』広東料理・飲茶

 

1935年創業。広州のレストランとしては老舗中の老舗にして、『広州三大酒家』のなかでも抜群に知名度を誇る『広州酒家』。
古き良き中国の空間に浸りながら、美味しくてリーズナブルな飲茶・点心を堪能できます。

guangzhou-guangzhou-restaurant

平均予算:飲茶 1,000-2,000円、レストラン 3,000~5.000円 

googleマップで場所を見る

 

食は広州に在り、広州には『広州酒家』在り

「食は広州に在り」。

食いしん坊たちにとっては、あまりにも有名なこのフレーズを店頭に掲げる老舗が、この『広州酒家』です。

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広州にあるレストラン(酒家)だから『広州酒店』。

最初にオープンした店しか付けようのないこのストレートな名前からもうかがえるように、創立1935年の老舗です。

好みはあるでしょうが、味も雰囲気もよし。

ということで、広州の観光名所として真っ先に名前が挙がってくるレストランで、旅行ガイドブックなどには必ず紹介される店ですが、「ミシュラン」や「La Liste」などの国際的なレストラン・ランキングに挙がってくることはないですね。

このサイトは新しもの好きだと思われているので、「へえ、意外だね」と言われることもありますが、東南アジアへの移動の際など時間があるなら広州でトランジットにして、寄っておきたい店です。

・旧市街の真ん中にある『広州酒店』本店

広州有数の老舗レストランですので、実は市内に合わせて6つの支店があります。

が、やはり行くなら本店です。気分も違いますし。

旧市街の「上下九路」にあるのですが、週末ともなると全盛期の竹下通りのごとく、人、人、人で溢れる目抜き通りなのですが、その中心部に『広州酒店』があります。

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店内に入ると、雰囲気は一転。

そこには古き良き中国の高級感を醸し出す空間が広がります。

・注文の仕方(お茶→飲茶メニュー)

基本的に飲茶は朝から昼の食べ物ですので、朝7時にオープンし、午後3時にいったん営業が終わります。

夕方5時からは通常の食事メニューがメインになります。

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受付のスタッフに人数を伝えれば空いている席に案内してくれます。

席についたらお茶を注文することからスタート。鉄観音、ジャスミン茶、プーアル茶などから選べます。

各テーブルには湯沸かし用のポットと、お茶の葉を入れる急須が備え付けられていて、袋詰めで提供されるお茶の葉を急須に入れたら、まず一杯目は茶葉を洗って開かせます。

この一杯目は捨て、二杯目から飲むのが、中国茶を飲むときの基本。

旧式のスタイルでは、一杯目のお茶で、取皿やレンゲ、箸などを洗うのですが、衛生環境がよくなっているので省略されることが増えてきていますね。

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飲茶メニューのオーダについては、注文表を渡されますので、机に備えてある鉛筆で食べたいものにチェックしていきます。

価格は、15-30元(約260~520円)くらい。

私の場合は、漢字の雰囲気で適当に頼んでしまうことが多いのですが、なかなかイメージしていたものが出てくることって少ないですね。

お目当てがある場合は、きちんとガイドブックなどで予習していきましょう。

 

・飲茶メニュー

味の特徴としては、比較的力強い方向。点心の中に入っている肉や海老などのタネも、素材の味が力強く押し出されています。

野趣とまでは言いませんが、そちら寄りだとは思います。

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海老シュウマイ、これは鉄板ですね。これを食べると広東地方に来た気分が高まります。

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「包」と肉系の文字が入っていて、良さそうだなと頼んだ包(パオ)。

脂身の乗った腸詰めが入っていました。

美味しいのですが、ちょっと求めていたものとイメージが違う…ちゃんとメニュー名を調べましょう。

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正解は、こちら。普通に中華まんが食べたかったのです。

具は刻んだ角煮が詰まっています。

甘い味付けの具で、量の割にはパンチがあります。

個人的に、好きなタイプでクセになりそう。

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2年前に食べた大根餅。

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今回食べた大根餅。

そもそものメニューが違うのか、作り方が変わったのかは忘れました。

そして、『広州酒家』に来ると、必ず頼むのが、肉団子。

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こちらは豚肉。

ジューシーな豚に刻みパクチーが入っていて、結構ガツンとくる味です。

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こちらは、牛肉。

上の豚肉とほとんど見た目は変わりませんが、パクチー少なめ、少し高級感のあるテイストです。

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タロイモのコロッケ。

フレンチだとガタイフみたいなイメージです。

・まとめ

中国第3の都市にして、商業都市でもある広州ですので、年々グルメシーンも進化、洗練されています。

ヒップな飲茶レストランなども生まれ始めていて、そこからは取り残された感がないわけでもない老舗『広州酒家』ですが、美味しいし、高くないし、やはり定期的に通いたいお店だなと行きたびに実感します。

自分のなかでは飲茶の基準値みたいな店で、それを確かめに帰っていく場所のような役割がありますね。

 

 

『広州酒家/Guangzhou Restaurant』店舗情報

平均予算:飲茶 1,000~2,000円
営業時間:7:00-15:00、17:30-22:30
電話:+86 20 8138 0388
住所:広州文昌南路2号/2 Wenchang S Rd, ShangXiaJiu, Liwan Qu, Guangzhou Shi
オフィシャルHPはこちら

予約に関して

予約は基本的に受け付けていないはずです(稀に旅行会社主催などのツアーに入っていることはあります)。
いつの時間帯もかなり混んでいるので、多少並ぶのは覚悟の上で。
並びたくない場合は、午前中が狙い目。通常であれば、開店直後の朝7時台は並ばずに座れることが多いですが、8時になると通常であればそれなりに席が埋まってくることが多いでしょう。

店の地図

 

 



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