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ウブドの人気レストラン『ロカヴォール』の2号店。
バーガー、スープ、エッグベネディクトと、何を食べても美味しくて、小洒落た心地いい空間。
近くにあったら通いつめたくなるような理想のカフェが、ウブドの中心部にありました。
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バリを代表する実力店『ロカヴォール』のカジュアルライン
名実ともにバリ島ウブドを代表する店『ロカヴォール(Locavore)』が、2015年にオープンした2号店。
そもそもは人気が出すぎて、予約が取りづらくなった『ロカヴォール』に対して、自分たちの料理をもう少し気軽に楽しんで欲しいという気持ちがきっかけだったと聞きます。
とはいえ、提供する料理の内容は、伝統と革新を共存させるような本店とは違い、ストレートにカフェとして優れているという印象。バーガーやサンドイッチ、カジュアルなフレンチが楽しめます。
「to Go」というのは、持ち帰りという意味。ですので、ほとんどのメニューがテイクアウトできますが、オシャレで居心地のいい店内ですので、旅行で訪れる場合などは、ぜひお店でゆっくり味わいたいものです。
場所はデウィシタ通り、『ロカヴォール』本店からハノマン通り方面へ向かって、2-3分のところにあります。
ちなみにウブドには、オーガニックカフェは選り取り見取り、種類や価格帯のバリエーションも豊富なのですが、しっかりした料理が楽しめるカフェは、ホテルレストラン以外では意外と少ないのです。その意味では、希少なお店とも言えるでしょう。
スープに宿る基礎力の高さに感激
伺ったのは、まずバリ島への到着日。エアとバスの時間の関係で、ランチを食べ逃していた16:00頃。
普通ならバーガーなどの単品でいいと思いますが、スープとサンドイッチの二本立てにしてみました。
本日のスープは何?とスタッフに訊ねると、「きのこのクリームスープ」があるということだったので、迷わずオーダー。
バリ島と言えばキノコです。ビーチのイメージが強いかもしれませんが、島の大部分を覆っているのは森林です。この環境であれば、良質なキノコが採れて当然だと思います。
テーブルに届けられると、見た目にもきれいで、にんやりしていまします。
キノコのスープが染み込んだベージュに、茸とクルトンのブラン、そこに添えられる香草のグリーンが、バリ島で見ると一段としっくりきます。
で、一口スプーンを運び、さらにこのクオリティに驚きました。ほぼ完璧なバランス。
クリームスープのとろみと、しんなりとしたキノコ、そしてクルトンのサクサク感という食感のバランス。キノコのほのかな甘みが染み渡ったスープに、キノコそのものから滲み出す滋味、それらを消すのではなく高め合う香草の清涼感という味のバランス。
ベースにはしっかりとしたフレンチの技術が宿っているスープでした。
パンが添えられているので、軽めの食事でいいかたは、このメニューだけでじゅうぶんでしょう。バーガー・サンドイッチのほかに、サラダメニューなどがありますが、一皿でバランスよく食事が採れるように組まれているようです。
そして、「プルド・ポークのサンドイッチ」。塊肉のBBQを割いたものですね。
こちらのルーツは、そもそもアメリカ南部の料理です。一般的にはかなり甘めのソースが付けられることが多いのですが、この店では甘さ控えめ。 付け合せの野菜に添えられたフレンチドレッシングの酸味と合わさって、大人の味な印象です。
テイクアウトできるブーランジェリ(肉屋)も併設しているので、肉の扱いは確かですね。
ドリンクは各種コーヒー、ティー、ハーブティー、ジュースなどが揃っていますが、食事を活かしたかったのでジャスミンティーで。地元産だそうです。
ちなみに、この時間は、いつも比較的空いているとのこと、ランチタイムはほぼ満席で、18:00までの営業ですが、クローズ直前は少し早めに軽いディナーを食べる方で多少席は埋まるそうです。
英語、インドネシア語での予約が面倒な方は、予約代行サービスなどが便利です。
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