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数多くあるバンコクのインド料理店のなかで、今っぽさでは群を抜く『Charcoal Tandoor Grill & Mixology(チャコール・タンドールグリル&ミクソロジー)』。
ナナエリアの北側、高級ホテル「Fraser Suites Sukhumvit」内のメインダイニングで、伝統的な調理法で丁寧に作られたタンドリ&ケバブと、インド流のミクソロジー・カクテルの極上のマッチングが楽しめます。
平均予算:ブランチ 5,000~7,000円、ディナー 10,000~15,000円
素材を活かしたインド料理と、素材を活かしたミクソロジーカクテルのハーモニーを堪能できる新感覚インディアン
バンコクには、インドから中東系の居住者や滞在者が多くいます。なので、インドや中東料理のレストランが多く、とくにこれらの地域の大使館などが多いスクンビット通りの「ナナ駅」から「アソーク駅」の北部あたりはかなりの確率でそっち系。
「Radisson Suite」や「Ambassador Hotel」などの高級ホテルや、「ナナ スクエア」のような大手モールにも、当たり前のようにインド料理店が入っていることに、需要の大きさが伺えます。
そういった影響があるのか、TripAdvisorのバンコクのグルメランキングでも、インド料理店が上位を独占している時期もあったんです。
最近は少し落ち着きましたが、2015~17年くらいは、バンコクの1位を「Radisson Suite」のインド料理店『Punjab Grill』がキープし続けていました。
でもですね。この時期を中心に、ランキング上位店を何軒か試してみたのですが、あまりわざわざバンコクでいく必然性を感じる店は見つからず。
確かに悪くはないんです。ただ、東京にも美味しいインド料理はたくさんあるからなぁと、バンコクのインド料理店には足が遠のいていたのですが、ようやく1軒、好みの店を発見しました。
高級ホテル「Fraser Suites Sukhumvit」の5階にあるメインダイニング
お目当てのレストランにフラレ続けた、ある日曜の昼下がり。
宿泊していたホテルの近くに、評判のいいインド料理店があったので、久しぶりにインド料理でも食べようか?と思ったんです。
BK Magazineによる2018年度版の「Top Tables Bangkok」の18位に入っていて、ここのセレクトのセンスは信用していますので、この店なら楽しめるかな?と思ったこともきっかけ。
それに『Charcoal & Mixology』という店名がいいな、と。
ちゃんとしたタンドールなら“炭火”でつくっているのは当然と思ってしまいますが、さらに最近やけにハマっているミクソロジー・カクテルを推しているところにも惹かれます。
場所はナナ駅から北に10分ふほど歩いたところ。
「Fraser Suites Sukhumvit」という高級ホテルの5階にあります。
店はプールに面していて、エントラスを入ると、バースペースがあります。
夜は、ここにカクテルを飲みに来るだけでもいいかもしれません。
さすが、アーバンリゾート「Fraser Suites Sukhumvit」。高級感とナチュラルさのバランスが取れたダイニングルームです。
たまにはインドの宮殿のようなインテリアもいいですが、普通のランチなので、それでは気分的に疲れてしまう性質なので。
「サンデーブランチ」のビュッフェがお得
席につくと、メニューより先に、豆からつくられるおせんべい「パーパル」、玉ねぎのスライス、3種のソースが出てきました。
ちなみに、ランチタイムは日曜のみの営業。「サンデーブランチ」ということで、ビュッフェメニューのみ、999THB(約3,500円)+税サです。
ビュッフェとは言っても、作りたてのメニューが食べられるのが特徴。1,000THB足せばプロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)のフリーフローが付けられますが、カクテルを飲みたいので、私はパス。
基本は、このメニューから食べたいものを好きに頼んでね、というスタイル。
メニューを眺めている間に、「サモサ」が出てきます。
日曜の昼下がり、頭が回ってないときには、このオートマティックな感じは快適です。
ミクソロジーカクテルはマスト。飲めない方はモクテルで
ミクソロジー・カクテルは、まず飲みやすいもので、「MUFFETY MAI」というものから。
ジン・ライムなのですが、マサラなどのスパイスがアクセントに加えられているので、料理とのペアリングもバッチリ。
こんなインド風のメニューは、ほかではちょっと楽しめない面白さでしょう。
モクテルもあるので、アルコールがNGの方にもおすすめです。
外国語での予約が面倒な方は、予約代行サービスなどが便利です。
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おまかせで頼んだタンドール&ケバブの奥深さに新たな感覚が潜んでいます
カクテルの軽いアルコールとスパイスで、胃袋を目覚めさせたあとは、早くもメインの「タンドール盛り合わせ」。
全ページのメニューから食べたいものを選んでいくわけですが、面倒だっったので、「魚のタンドリと羊のケバブは入れてね。なんでも食べれるので、あとはオススメで」と適当に頼んだものです。
一番手前が白身魚のタンドリ、その奥にチキンのタンドリが2パターン、真ん中奥側がラムのケバブ。
どれも、いい火入れの具合。素材と焼きがいいのか、ほどよく脂身が抜けていて、くどくないところがランチの肉としては好みです。
味付けも比較的シンプルな方向ですが、素材の味がしっかりしているので、物足りない感じはしません。
この店のコンセプトは、「100% FLAMED, 100% ORIGINAL, 100% MIXOLOGY」とのことですが、その看板に偽りはまったくなさそうです。
豆腐や野菜も、タンドリで
肉類も良かったのですが、この日の発見は、奥にある野菜のタンドリでした。
豆腐のタンドリ。
じゃがいものタンドリ。ほっくほく。
カリフラワーのタンドリ。しっとり。
へえ、タンドリってこんな食べ方もあるんだと、軽い驚き。かつ、美味しいです。
頼み方が適当だったからということもありますが、天ぷら屋や串揚げ屋でおまかせを頼んでいる気分。
カレーやダール、ビリヤニを食べまくることもできます
前ページのメニューにあるように、ダール(豆の煮物、スープっぽいものやカレーっぽいものなど店によって様々)などを含めたカレーに行くのでしょうが、タンドリとカクテルでもう満足していたので、シンプルにビリヤニで。
もちろん両方頼むこともできますし、これまでの料理のクオリティから想像するに、カレーも美味しいんだと思います。
しっかりつぼ焼きの状態で出てきます。
味は、こちらもシンプル
ラム肉入のものを頼んだのですが、食べ続けると少し飽きてしまったので、タンドリなど何かおかずを残しておいたほうがいいかもしれません。
デザートは、牛乳のスイーツ「Ras Malai(ラス・マライ)」、インド風アイス「kulfi(クルフィ)」なども選べましたが、シンプルにフルーツの盛り合わせで。
あまり甘ったるいものを食べたい気分ではなかったのでフルーツにしましたが、インド料理を堪能した!という気分を味わいたいときは「ラス・マライ」や「クルフィ」でいいと思います。
まとめ
料理は、伝統的なレシピを忠実に継承しているものですが。素材のポテンシャルをきちんと活かしているところに好感を持ちました。
そして、ミクソロジー・カクテルです。
「ミクソロジー」はそもそも、イノベーティブやフュージョン料理の技術的なトレンドを取り入れ、フルーツや野菜、ハーブ、スパイス等の新鮮な素材をスピリッツなどと組み合わせたカクテルですが、インド風のものが飲めるところは、まだ限られています。
インド料理を食べたい気分でなくても、バーだけ行ってみるのもいいと思います。
『Charcoal Tandoor Grill & Mixology(チャコール・タンドールグリル&ミクソロジー)』店舗情報
予算:平均2,500THB(約9,000円)、ブランチ 1,500~2,000THB(約5,000~7,000円)
営業時間:18:00 – 23:45 <サンデーブランチ>12:00 – 14:45
定休日:無休
電話番号:+66 2 038 5112
住所:Fraser Suites Sukhumvit, 38/8 Sukhumvit Rd. Soi 11, Khlong Toey Nua, Wattana, Bangkok
オフィシャルwebページはこちら
予約に関して
予約は電話か、オフィシャルwebから(英語、タイ語)。
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