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各地域のテーマごとに鉄板店と新鋭や穴場などを紹介する、[my best+αシリーズ]。
「紅茶のシャンパン」とも呼ばれるダージリン・ティー。
セイロンのウバ、中国のキーマンと並び、世界三大銘茶にも上げられる紅茶のハイ・ブランドですが、その産地はインド北東部のダージリン。
現地で直産のダージリン・ティーを味わい尽くす、おすすめの店をピックアップしました。
インド価格で楽しむ世界三大銘茶のダージリンティー
オススメ店①:『Windamere Hotel(ウインダミア・ホテル)』
本場のダージリン・ティーを味わうのに、真っ先に訪れたいのは、イギリス統治時代から続く名門ホテル「ウインダミア・ホテル」。
ここのティールームでは、午後の数時間のみ、宿泊していないビジターでも、アフターヌーン・ティーを味わうことができます。
レセプションで受付を済ませて、建物の奥に案内されると、そこは暖炉のある広間。ここがティールームです。
19世紀後半のイギリス統治時代に、領主の屋敷として建てられた建造物のなかには、当時の面影を残す、書簡などが展示されています。
クラシカルなインテリアにも風情があり、シンガポールの「ラッフルズ」と同じ時期から営業している老舗であることを実感します。
アフターヌーン・ティーなので、食べ物のメインはやはりスコーン。
そしてサンドイッチ、クッキーなどが続々と運ばれてきます。
今っぽいスムースなテイストではなく、小麦粉の食感を残したクラシカルなテイストです。
出される紅茶は、もちろんダージリン・ティー。
最近ではダージリンのなかでも、オーガニックもありますし、尖ったテイストのものからまろやかなものまで様々ですが、やはりこちらで出されるのは、これぞダージリン!と膝を叩いてしまうようなバランスのよいものでした。
料金は、800ルピー。インドでは高価かもしれませんが、2,000円もかからずに、紅茶の聖地を堪能できるなら、贅沢なことだと思いました。
『Windamere Hotel(ウインダミア ホテル)』店舗情報
営業時間:15:30-18:00(ティータイム)
定休日:無休
平均予算:1,500~2,000円
電話:+91 354 225 4041
住所:Observatory Hill, Darjeeling, West Bengal
オフィシャルHP(英文)はこちら
店の地図
オススメ店2:『Nathmulls Sunset Lounge(ナスムルズ・サンセット・ラウンジ)』
街場のティールームで、評価が高いのが、『ナスムルズ・サンセット・ラウンジ』。
「ウインダミア・ホテル」からすぐ近くなので、ハシゴしてみるのもいいかもしれません。
『ナスムルズ』は、ダージリン内にいくつかの店を持ち、茶葉の販売もしていますが、ティールームとして使うなら、この「サンセット・ラウンジ」おすすめ。
店名の通り、夕日が眺められるので、そのタイミングを狙って訪れるのがいいでしょう。
この店の特徴は、茶葉のタイプの豊富さでしょう。
通常の紅茶(ブラック・ティー)だけでなく、イエロー・ティーや希少なホワイト・ティーまで揃っています。
「紅茶のシャンパン」という別名を持つダージリンティーですが、ホワイト・ティーはシャンパングラスに注がれるのが流儀。
透き通った芳醇な香りが高貴さを漂わせています。
また、ダージリンのティールームの中でも、この『ナスムルズ』はスイーツの美味しさに定評があります。
写真の「レモンタルト」をはじめ、ショートケーキやクッキーなど、甘さ抑え目のスイーツとお茶とのペアリングが楽しめました。
『Nathmulls Sunset Lounge(ナスムルズ・サンセット・ラウンジ)』店舗情報
営業時間:8:00-20:00
定休日:無休
平均予算:~1,000円
電話:+91 354 225 6437
住所:Darjeeling,, Manbari Basti, Darjeeling, West Bengal
オフィシャルHP(英文)はこちら
店の地図
オススメ店3:『Glenary’s Bakery Resturant & Pub(グレナリーズ・ベーカリー・レストラン&パブ)』
街の目抜き通りの真ん中にある「ネルー・ストリート」にある『グレナリーズ』。
ベーカリー・カフェとして人気で、旅行者なら自ずと一度は食べに行くお店でしょう。
ダージリン・ティー・セットがメニューにあり、専門店ではないので、それほどこだわりのものではないのでしょうが、食後に飲む紅茶としては十分。
ダージリンのスタンダードな美味しさはこんなものかということが実感できます。
セットの価格は、105ルピー。約185円で、高いほうです。
『Glenary’s Bakery Resturant & Pub(グレナリーズ・ベーカリー・レストラン&パブ)』店舗情報
営業時間:6:00-21:30
定休日:無休
平均予算:~500円
電話:+91 354 225 8408
住所:Nehru Road, Chauk Bazaar, Darjeeling, West Bengal
店の地図
+α 隠れた名店:『House Of Tea(ハウス・オブ・ティー)』
「ネルー・ストリート」に入ってすぐのところにある『ハウス・オブ・ティー』。
茶葉販売店なのですが、小さいながらティースペースが併設されています。
かなりこだわりが強いセレクトで、ダージリンエリア全域から選りすぐった茶園の茶葉が入手できます。
オーガニック率が高いのも、この店の特徴だと言えるでしょう。
ティー・ルームでは、そのストックのなかからいくつかを提供。
「オレンジ・ペコー」を頼んだのですが、その美味しさに、この紅茶に対する概念がちょっと変わりました。こんなに芳醇なんですね。
「色も楽しみのうち」とはオーナーの弁。ですので、透明なガラスカップで供されます。1杯の価格は、40~80ルピー(約75~150円)。
『House Of Tea(ハウス・オブ・ティー)』店舗情報
営業時間:11:00-21:00
定休日:不定休
平均予算:~500円
電話:+91 354 225 4182
住所:11, Nehru Rd, Chauk Bazaar, Darjeeling, West Bengal
店の地図
ダージリンのティーハウスのまとめ
以上、「紅茶の名産地ダージリンでおすすめのティーハウス4選」でした。
本場のダージリンでのむ世界三大銘茶の1つダージリンティーは、気分も含めて格別!
現地に行かれる方は、ぜひ参考にしてください。
日本で楽しむなら、「マカイバリ」の通販がおすすめ
日本でもダージリン本場から輸入される品質の高い紅茶は入手しやすくなっています。
そのなかでもおすすめしたいのが、マカイバリ茶園の茶葉です。
ダージリンでもいち早く有機・無農薬での茶葉栽培を実現し、世界中の高級レストランなどでも使われているブランドです。