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定額動画配信サービスが、ほぼ出揃ったと思いますので、このストリーミングサービスを使って料理映画を見まくろうと思ったんです。
ただ、サービスによって提供しているコンテンツに微妙な違いがあるので、どのサービスを使うのがいいのかちょっと悩みますよね。
各社2週間から1ヶ月の無料お試し期間があるので、その期間をうまく使いながら、できるだけ効率的にたくさんの映画を観る方法を整理してみました。ほとんど備忘録ですが、お役に立つ方がいればご参考までに。
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料理が美味しそうな映画75本をピックアップ
まずはどの映画を観たいかを先に決めてしまいます。リストアップした映画は75本。
見落としているのも多少あるでしょうが、内訳は「レストランや生産者を舞台にしたドラマ映画」が37本、「レストランや生産者をドキュメンタリー映画」が16本、「料理が美味しそうなドラマ映画」が23本です。
頑張っても、月に10~15本を観るのがやっとでしょうから、半年くらいかけて観終わればいいっていう計算です。6月にはサッカーW杯もあるますので…。
まずは、各社のサービスを比較してみます。
動画配信サービス各社の比較表
月額料金(税別) | コンテンツ数 | 画質 | 無料お試し期間 | ダウンロード機能 | |
dTV | 500円 | 12万以上 | SD/HD/4K | 31日間 | ○ |
Hulu | 933円 | 4万以上 | HD | 14日間 | × |
U-NEXT | 1990円 | 12万以上 | フルHD/4K | 31日間 | ○ |
Amazonプライムビデオ | 370円(年会員だと月額実質300円) | 3万2000以上 | SD/HD/4K | 30日間 | ○ |
Netflix | 650円/950円/1450円 | 非公開 | SD/HD/4K | 1カ月間 | ○ |
月額料金とダウンロードできるかどうかをまずチェック。移動時に観ることも多いので、ダウンロードしてオフラインで見れるかは私にとっては重要です。
総コンテンツ数は参考程度に。あくまで観たい作品があるかどうかのほうが重要ですので。
基本はAmazonの「Prime Video」
月会費400円(年間なら3,900円)のAmazon Primeに加入すれば、自動で付いてきます。
Amazonには見放題の動画コンテンツ(=「Prime Video」)と、レンタル料(199~500円程度)を払って観る動画コンテンツがあります。
Amazon Primeの会費で「Amazon Music」の聴き放題、電子書籍を無料で読める「Kindle Unlimited」、ストレージサービスなどが利用できますので、映画を観る目的でなくても入っている方も多くいると思います。
よく旅行に行かれる方などなら、ガイドブックも「Kindle Unlimited」でダウンロードできますので、かなり便利。
ピックアップした料理関連映画の75本中、この「Prime Video」で見放題なのは、『幸せのレシピ』などのアメリカ映画、『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』『大統領の料理人』などのフランス映画、『リトル・フォレスト』『しあわせのパン』などの邦画を含め16本でした。
これらは、「Prime Video」で観ればOKなので、残り59作品をほかのサービスで観たいと考えています。
コンテンツの豊富さでは随一の「U-NEXT」
次にコンテンツが豊富だったのが「U-NEXT」です。
観たい料理映画が見放題の中では21作品、追加料金が必要なのは15作品で、計36作品。動画ダウンロードも可能です。
月額2,149円(税込)とやや高めですが、毎月1,200円分をポイントでチャージされます。追加料金が必要な作品を、このポイントで視聴可能なので、定期的に利用する方であれば、実質的に月額1,000円程度だと言えます。その月で使い切れなかったポイントは繰り越せます。
料金コミコミの場合、旧作が多いのですが、この「U-NEXT」は、比較的新作が多いのも特徴。料金は高めですが、キャッシュバックして調整するというようなスタイルですね。
ただ、付随するサービスは充実しています。まずは雑誌約70誌が読み放題のサービス付。『東京カレンダー』やハイエンドなライフスタイル誌などで新店チェックをするだけでも、元が取れますね。
料理映画でも、『マーサの幸せレシピ』『ディナーラッシュ』のようなエンタメ作品から、『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』『未来の食卓』というようなドキュメンタリー作品など、このU-NEXTでしか配信されていない作品もあります。
というように、コンテンツの量やサービスの質に安定感があるので、むしろ後回し候補に。ほかのサービスの無料期間が終わった後に申し込んで、当分、このU-NEXTは継続していこうかと考えています。
バランス型の「dTV」
上記のようにあれこれ考え、まず加入したのが、「dTV」です。
「hulu」でも良かったのですが、国外にGWに観るなら、ダウンロード機能は必須です。
月額料金も500円と安く、音楽配信も利用可。コンテンツ総数では12万作とスペック的にはかなり充実していますが、マニアックなものは苦手なよう。他サービスでは有料で「dTV」のみ見放題に入っている料理映画は、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』『ジュリー&ジュリア』の2作品だけでした。
ただ、時間があれば、『二ツ星の料理人』『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』などの洋画、『リトル・フォレスト』『しあわせのパン』『極道めし』『南極料理人』などの邦画も、「dTV」で先に観てしまってもいいかなと思っています。
このあたりは、「Prime Video」でも「U-NEXT」でも見放題なので、いつ観てもいい作品ではありますので。
ダウンロードがでれきば……「hulu」は次のサービスアップ以降でも
定額動画配信の中で、日本では老舗に入る「hulu」ですが、料理分野の充実度は今ひとつですね。そして、先にも書いたようにダウンロードができないのが致命的。
見放題が、14作品。そのうちほとんどがamazon「Prime Video」の作品とカブるので、2週間の無料期間のうちに、ここで観たほうがお得になる作品を見終えてしまう使い方でしょう。
「HULU」でのみ、追加料金無しで視聴できるのは、『かもめ食堂』『めがね』『流れ板七人』の3作品。
荻上直子監督で、小林聡美&もたいまさこコンビのヒット作 『かもめ食堂』『めがね』が入っているのがウリですね。
『流れ板七人』は、松方弘樹主演のヒューマンドラマ。隠れた名作なのかどうか怖いもの見たさで確認してみたいんです。
オリジナル番組が魅力な「NETFLIX」
現在、知名度ではもっとも高い動画配信サービスかもしれません。が、意外なことに、「NETFLIX」のみ見放題に入っている料理映画はマニアックな作品が多かったです。
私が観たい料理映画のなかでは、『食べて、祈って、恋をして』『めぐり逢わせのお弁当』『赤い薔薇ソースの伝説』『奇跡のリンゴ』『おいしいコーヒーの真実』の5作です。
とくに、『赤い薔薇ソースの伝説』は探していたので、こんなところで観られるなんて!と嬉しい限り。
「Netflix」はオリジナル番組に力を入れていることはよく知られています。映画を観るより、それらを含めたTV番組を観るイメージです。食の分野でも、スターシェフ、デイビッド・チャンが食と文化を掘り下げていく『アグリー・デリシャス: 極上の”食”物語』などは、かなりソソられます。
https://www.netflix.com/jp/title/80170368
常時加入し続けるほどの魅力は感じないのですが、数ヶ月に一度、食系の番組などを一気にまとめ観するなど、断続的な利用が私には現実的ですね。
配信対応していない作品は『TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TV』 の宅配レンタルで
最後に、クセものが「TSUTAYA DISCAS」です。
動画配信とDVD宅配レンタルが セットになったものです。月額2,610円(税込)と、他社と比べると割高ですが、これはむしろ宅配レンタルのほうの価格ですね。
動画配信の方は、見放題と都度料金が数百円かかるものがありますが、見放題のラインナップはそんなに良くない印象です。ここだけなら、他社サービスでじゅうぶんです。
ただし、世の中には、まだ動画配信用にデータ化されていない作品も多いものです。お試し期間の1ヶ月に8作品を借りられますので、配信サービスでは見つからない作品を借りてしまう手もあります。
DVDでしかリリースされていない作品のなかでは、『料理長殿、ご用心』『バベットの晩餐会』『タッチ・オブ・スパイス』『オリンダのリストランテ』『恋人たちの食卓』『金玉満堂~決戦!炎の料理人』は観てみたいと思っていました。
とくに『恋人たちの食卓』。アン・リー監督の初期作品で、主人公たちの父親が広東料理の料理人。どんな料理が出てくるのか楽しみです。
もし、もう少し観る時間が取れるようでしたら、配信では有料になっている作品を借りてしまうのも手です。
さてさて、どのくらいのペースで観ることができるのか?
面白い料理映画があったら、このサイトでもレビューしていこうと思いますので、お楽しみに。