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1970年オープン。長野県美麻地区で栽培される、豊潤な香りと甘さを誇る新行蕎麦の美味しさを半世紀以上伝え続けている地元の名そば店です。
平均予算:ランチ 1,000~2,000円
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店の特徴
大町~白馬に至る中信の北部で、蕎麦の現在を感じたいなら小谷の『そばや 蛍(ほたる)』、洗練を味わいたいなら白馬の『利根川蕎麦店(とねがわそばてん)』、そして、伝統に浸りたいならこの『山品(やましな)』。
そんな使い分をしているお店です。
「蕎麦が欲しけりゃ、新行に買いに行け」
店のある場所は、信濃大町駅から車で約20分くらいかかる美麻地区。
最寄りのJR大糸線「稲尾駅」から歩こうとすると約1時間くらいでしょうか。
途中に菜の花畑の美しさで知られる中山高原もあるので、トレッキングがてらに絶品の蕎麦を楽しむというのも悪くないと思います。
店がある辺りは、美麻の中でも新行(しんぎょう)と呼ばれる地区で、かねてからの蕎麦の産地。
香りと甘みが特徴で、「蕎麦が欲しけりゃ、新行に買いに行け」と言われるくらい周辺では、有名だったようです。
1970年12月にオープンしたこの『山品』も、新行蕎麦の地粉を使った手打そばで人気を博しています。
人気メニューは「もりそば」と「そばうすやき」
と書いては見たものの、蕎麦と蕎麦がかぶるので、今回は「もりそば」のみを頼んでみました。
サイドメニューは、「薄焼き」とともに人気の「きのこ皿」。
フレッシュな状態で、野趣あふれるキノコを楽しめるのは、貴重です。
そば粉の産地なので、その特徴を押し出した田舎系でもよかったのですが、細打ちののど越しの良いタイプです。
おいしい山水のせいか、非常に素直。
その奥から、じわりじわりと蕎麦の香りを甘みが湧き上がってくるようなイメージです。
そのせいか、そば湯も透き通ったさらりとしたタイプが味わえます。
そばつゆは、、熟成させた「かえし」と厳選の昆布とかつお節で仕上げてます。
山間の蕎麦店ですので、野趣あふれる味わいを想像していたのですが、非常に透明感のある洗練されたテイストだったのが印象的です。
サイドメニューも美味しかったので、次は、小皿をたくさん頼みながら「薄焼きそば」で〆るといったセットでも楽しんでみたいなと思います。
メニュー
【地粉の冷たいお蕎麦】
「もりそば」800円
「大もりそば」1,000円
【地粉の温かいお蕎麦】
「かけそば」800円
「山菜そば」900円
「月見そば」900円
「きのこそば」1,100円
「にしんそば」1,000円
「月見山菜そば」1,000円
「月見きのこそば」1,150円
【限定メニュー】
「鴨のつけそば」1,400円
「十割そば」900円
【一品】
「蕎麦の薄焼き」800円(小:600円)
「きのこ皿」700円(小:400円)
「冷奴 特製そばつゆがけ」300円
「身欠けにしん煮」400円
「いなごとはちのこ盛」700円
*メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください。
予約方法
予約不可。
店の地図・アクセス
JR大糸線「信濃大町駅」から車(タクシー)で約20分。
『山品(やましな)』店舗情報
営業時間:ランチ 11:00~売り切れ次第終了
定休日:金曜
電話番号:0261-23-1230
住所:〒399-9101 長野県大町市美麻新行14658
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