長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

 

長野県北部の黒姫の地に夫婦で移り住み、珈琲と甘味で織りなす、茶会のようなの独自のコース【珈琲 ノ 席】を開催している『珈琲 占野』。

珈琲の分野では、これまであまり経験したことない総合的な表現に、時代が動いている感がひしひし。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

平均予算:5,000~7,000円  

 

▽限定ブレンドの焙煎豆を、ふるさと納税寄付の返礼品としてお取り寄せ▽

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「ノーウェーブ」時代に突入したコーヒー界の注目株

日本でも「サードウェーブ」ブームを経てスペシャリティ・コーヒーは市民権を獲得、現在は「ノーウェーブ」の時代と言われているコーヒーの世界。

言い換えれば、ブームやトレンドではなく、それぞれの作り手が、それぞれの個性や世界観で勝負する時代が来ているようです。

そんな中で、注目されている店の一つが、長野の信濃町・黒姫で2023年春から【珈琲 ノ 席】を定期的に開いている『珈琲 占野』。

珈琲のための部屋「珈室(こしつ)」をつくり、珈琲と甘味を紡ぎもてなすという趣向で、独自の珈琲の世界を繰り広げているという触れ込みです。

 

「珈室」にうかがう

予約後、送られてきた地図に従って伺うと、そこは信濃町のある集落のはずれ、里山に隣接した一軒家でした。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

離れの個室に通され、中に入ってみると、まるで茶室。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

ただ、茶ではなく珈琲での席なので、「珈室(こしつ)」と呼んでいるわけです。

空間だけでなく、セッティングされていた器などにもセンスの良さがにじみ出ています。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

ちなみに、フォーク置きは、花筏の葉。

希少な高級山菜ですが、近くに自生しているそうです。

 

【珈琲 ノ 席】を体験する

まずは、一杯目。

エチオピア産の珈琲豆を浅煎りしたものとのこと。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

挽く前の豆から見せてくれます。

これを自ら手挽きして、ドリップしていきます。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

音が鳴る電動機器は「珈室」には置かないそうで、お湯もアルコールランプで、温度調整しています。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

この夏、一杯目はアイスで提供しているとのことで、中国茶で使われる蓋碗に移し粗熱を取り、それぞれのグラスに。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

お茶を飲んでいるくらい軽やかな濃度なのですが、味と香りはしっかりと珈琲です。

へえ、珈琲にはこんな美味しさもあるのか?と初心者としては、まずは驚きです。

二杯目も同じエチオピア産の豆。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

こちらは、極限まで深煎りにした火入れ。

あと少し火を入れると、ただの灰になってしまうくらいギリギリのところを狙っているとのこと。

挽いた後はネルを入れ、お湯を少量ずつ落としていきます。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

特注したというカップ。

シャンパングラスのように香りがストレートに縦に抜けてきます。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

エスプレッソにも近い濃度感ですが、ドリップならではのまったり感もある、これまで経験したことのないような不思議な美味しさです。

これに合わせる甘味は、鹿児島スタイルの黒糖蒸しパン。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

七夕が近かった時期にあわせて、笹でくるんで笹餅のような作り方をしていました。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

ニューサマーオレンジの皮粉を散らしたバターのミルククリームがきいています。

ほっこりした懐かしい味なのですが、よくよく考えてみたらあまり味わったことのない未知の部分も併せ持っている絶妙なバランスが印象的です。

 

三杯目はブラジル産。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

やや深めに焙煎したものを、こちらもネルドリップで。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

極浅と極深の後ということもあり、ここが真ん中という気がします。

甘味は、チョコレートケーキ。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

最初の組み合わせは、蒸しパンの淡い甘さと濃い珈琲と補完しあうペアリングだとしたら、こちらは同じ方向で高め合うイメージ。

フランス料理で言えば、シャラン鴨にピノノワールを合わせるような王道のペアリングですね。

そんなペアリングの抑揚も、意識的にやっていることがうかがえます。

 

まとめ

サクッと紹介してきましたが、時間にして約1時間半。

カフェだと思って来てみたら、これまで体験のしたことのなかった時間に斬新さが最も印象に残っている方、店主と奥さんと過ごす温かな交流に和んだ方、緩急付けた珈琲の味わいに感銘を受ける方と、いろいろいるのが自然だと思います。

で、クリエイティブな食とは何だろう?というテーマを追ってきた身としては、こう思います。

00年代のガストロノミーから始まり、カクテルやスイーツまで、そういった多面体というか総合的な提供表現が誕生してきましたが、ついに珈琲でもこの感覚を楽しめる時代が来たとは!

その驚きが真っ先に来たんです。

長野・信濃町『珈琲 占野』喫茶

同席していた長野市在住のコーヒー好きの方が「今面白いのは、信濃町や飯綱町などに個性的なお店が生まれていること」とおっしゃっていたのが印象的でした。

そこで、なるほどーと膝を打ったのです。

数年前、独自のスタイルを持ったシェフたちが、全国、いや世界各地に散らばっていき「ローカル・ガストロノミー」が盛り上がっていったときのような高揚感が、コーヒーの世界でも生まれ始めているのか、と。

そんな新しい世界への、新しい時代へのワクワクを感じさせてくれる一席でした。

 

メニュー

【珈琲 ノ 席】
5,500円

 

メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください

 

予約方法・通販

予約はメールにて。

詳細は下記instagramページに記載されています。

オフィシャルinstagramページから予約する

 

珈琲豆をお取り寄せできます

オフィシャルwebサイト「豆売」へ

 

限定ブレンドの焙煎豆を、ふるさと納税寄付の返礼品としてお取り寄せできます

「楽天ふるさと納税」で寄付する  「ふるなび」で寄付する

 

 

店の地図・アクセス

車 : 信濃町ICから10分 )
電車+タクシー : しなの鉄道「古間駅」下車後5分
徒歩 : 「古間駅」から約30分
(※詳しいアクセスは席確保時に連絡されます)

 

 

『珈琲 占野』店舗情報

営業時間:予約のみ・第一席 10:30-12:00、第二席 13:00-14:30、第三席 15:30-17:00
※不定期開催のため、開催日を確認の上、要予約。
定休日:不定休
電話番号:—
住所:長野県上水内郡信濃町(詳細の地図は予約時に連絡があります)
オフィシャルwebはこちら

オフィシャルinstagramページはこちら

 

 

 

 



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