タイ・バンコク『THE HOUSE ON SATHORN(ザ・ハウス・オン・サトーン)』イノベーティブ・アジアン ☆

ユーラシア大陸を駆け抜けるような、多様なバッグボーンを持つ料理

アラカルトで選んだのは、2品。

最初に「マグロのタルタル」。ハーブの使い方がタイ風です。

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メインには「子羊のグリル」。

シェフの故郷トルコのテイストかと思いましたが、カレー・スパイスの使い方は、どちらかと言えばインド風です。

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デザートには、「パンナコッタ」。こちらはイタリアンですね。薄く二層になっているという変化球が少し入ったタイプ。

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カフェオレも、どことなく“東”のテイストが入っているような。

Thai-Bangkok-House-on-Sathorn具体的に表現できないのですが、ギリシアあたりで飲んだテイストに近いような気がします。

と、何料理の店なの?と訊かれると、簡単に答えられないところが、この店の面白さなのでしょう。

公式には「CUISINE: Modern Turkish Influenced(モダントルコ料理の影響が入った料理)とされていますが、人によっては「Innovative Asian with a Turkish twist(トルコ風のイノベーティブなアジア料理)」とか、単に「Asian Fusion(アジアのフュージョン料理)」と呼ばれている場合もあります。

けれども、私は「イノベーティブ・ユーラシア」とでも呼びたくなっています。

シェフ、ファティ・トゥタク氏によれば、この店のコンセプトは「旅」です。出身地であるトルコや、彼が世界を旅してきたなかで感じてきた味や香り、色彩といったインスピレーションが渾然となった料理。

それが時にターキッシュであったり、インドであったり、タイであったり。アジア大陸だけではなく、フレンチやイタリアンへのリスペクトも忘れてはいません。となると、これはもう「ユーラシア大陸」を横断しているような感覚になってきます。

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「旅」というテーマに託された、ホテル・レストランの一つのスタイル

冒頭に「ホテル・レストランというスタイルにも新たな風を吹き込んでいる」とも書きましたが、それも同じことです。

例えば、どこかの街を訪れて、ホテルに泊まる度に、こんなことを思います。ホテル・レストランを運営するのは、簡単じゃないな、と。

高級ブランドの大規模ホテルで、各ジャンルの一流店を集めることもできれば、まだいいかもしれません。「マンダリン・オリエンタル」や「ザ・ペニンシュラ」のレストランではたいてい感動した経験しかないですし、若干コンサバ寄りになりますが、「インターコンチネンタル」、「フォーシーズンズ」などレストランで外した経験はほとんどありません。

けれども、そこまでの規模がない場合、どうしてもある種の「ファミレス化」とのせめぎ合いになってしまうものかもしれません。客がコンビニエントに使える「食堂」としての機能が求められてしまうからです。

世界各国から客が訪れるなら、なおさら。現地の雰囲気を味わってもらうためにローカルフードは用意しつつ、欧米系にパスタや肉料理を、はてはハラル対応もしておかなくちゃと、とりとめがなくなっていきます。そんな中で、店の味、個性を出そうなんてことは、かなり難しい所業なのでは、となかば同情してしまうことが多いのです。

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一方で、『ザ・ハウス・オン・サトーン』では、その問題を軽々とクリアしているように思えました。

それは「旅」の中では、地域を移動していっても、一つのストーリーとしてちゃんとまとまるというような解決法です。料理の技術としては、さほど難しいことではないでしょう。つまり、「コロンブスの卵」的なアイデアの勝利。

そんな料理の説得力を感じたランチでした。

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天候の良い日には心地よいコートヤードでの食事もおすすめ。アフターヌーンティーも提供されています。1人1,350THB(約4,500円)〜。

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『The Dining Room at The House on Sathorn』店舗情報

営業時間:ダイニング・ルーム 18:00~L.O.21:30、コートヤード 12:00~L.O.22:30、バー 12:00~24:00
定休日:無休
電話番号:+66(0)2 344 4025
住所:106 North Sathorn Road, Silom, Bangrak, Bangkok
オフィシャルwebページはこちら

ドレスコードと店の雰囲気

ドレスコードは、「スマートカジュアル」で。ホテルレストランらしい開放感に溢れたお店ですが、ビジネスに使っているゲストも多いので、雰囲気を壊さないように。

食事の間も含めて、コミュニケーションは英語かタイ語が話せる方なら、まったく問題ないでしょう。日本人客も多いので、ある程度スタッフも慣れているようですが、日本語での細かな対応は難しそうです。

予約の仕方

予約は電話かオフィシャルHPの予約フォーム(英語)が便利。
外国語での予約が面倒な方は、代行予約も便利です。
日本語可!『ザ ハウス オン サトーン』をグルヤクで予約する

店の地図

 

 

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