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マレー料理と中華料理のハイブリッド「プラナカン料理」の伝統を楽しみたいなら真っ先に訪れたい『ブルー ジンジャー』。
ミシュランガイドではビブグルマンを獲得し続けている安定の美味しさに舌鼓を打つこと必須です。
平均予算:ランチ 2,000~3,000円、ディナー 3,000~5,000円/「ミシュランガイド シンガポール 2019」ビブグルマン掲載
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日本語可!『ブルージンジャー』をグルヤクで予約する
プラナカン(ニョニャ)料理の名店。
昨今あらためて料理においてフュージョンという言葉に注目が集まっている感がありますが、プラナカン料理は、19世紀には既に親しまれていた歴史的なフュージョン料理。
現地では、「ニョニャ」という言い方もよく使われています。
もともとは料理の名前だけではなく、大航海時代に、海外からやってきた男性とマレーの女性が結婚して生まれたその子孫たちのことで、19世紀にこの呼名が確立されたそう。
本来は、中国系移民とのハイブリッドと区別するために付けられた呼称だというのが通説ですが、料理になると、一般的にはマレー料理と中国料理(とくに福建あたり)の料理のミクスチャーになります。
日本人からすると、若干インド料理からの影響も感じますが、もともとのマレー料理に若干インドテイストがあるからかもしれません。
プラナカン料理は、マレーシアのクアラルンプールやペナン島などでも味わえますが、シンガポールにあるレストランのなかで、高級感とモダンさを楽しみたいなら、1つ星を獲得している『キャンドルナッツ』がおすすめ。
もう少し伝統的な味を楽しみたい場合は、『トゥルー ブルー キュイジーヌ』もいいのですが、カジュアルで入りやすのはこの『ブルー ジンジャー』の方でしょうか。
どちらもビブグルマンを獲得しています。
・プラナカン料理伝統の真髄を堪能できます
席につくと、テーブルセッティングとともに出てきたのピクルスとチリペースト。
ちょっと辛めです。
また、お茶も飲茶感覚で数種類から選べます。
このあたりは中国文化の影響でしょうが、ジャスミンティーをセレクト。
まずは「クエ・パイティー (Kue Pie Tee)」。好物なので、私は、プラナカン料理店に行ったら必ず注文します。
カップのサクッと感、海老のプリッ感、具の野菜のしっとり感のコントラストが見事だと、いつも思います。
魚のすり身とエビペーストをチリなどのスパイスで混ぜた蒸し物「オタオタ (Otak Otak)」もオススメですが、マレーシアでずっと食べていた後だったので、この日はスルー。
さっそくメイン料理に。
メインの一つ目は、ブルージンジャーのシグネチャーである「アヤムパンガン(Ayam Panggang)」。
柔らかくなるまで火を入れたジューシーな鶏肉に、タマリンドとココナツの甘みのきいたコクのあるソースが特徴で、プラナカン料理といえば「アヤムパンガン」を思い浮かべる人も多いはず。
ブルー ジンジャー』をおすすめするのも、この「アヤムパンガン」の美味しさゆえです。
もう一つは、サイドメニュー的に「ニョーヒャン」。
肉や海老、野菜を混ぜたネタを湯葉で巻いて揚げた肉団子風のローカルフード。
ごく稀にですが、おかずは美味しいのだけど、ご飯がちょっと…というレストランに東南アジアでは出会っているのですが、そんな心配は杞憂でした。
・ビジネスにも観光にも使えるおしゃれなプラナカン風インテリア
場所はチャイナタウンの南端、オフィス街にも近いので、昼間はビジネスランチで混み合っていました。
家族連れなど大人数で行かれるなら、プラナカン風インテリアが美しい2階のテーブル席が広くておすすめです。
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『The Blue Ginger(ブルージンジャー)』店舗情報
平均予算:18 SGD~
営業時間:12:00-14:15 (14:15) / Dinner: 18:30-22:30 定休日:無休
電話番号:+65 6222 3928
住所:97 Tanjong Pagar Road, Singapore
オフィシャルwebページはこちら
予約に関して
予約は電話か、オフィシャルwebから(英語)。
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