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地域のテーマごとに鉄板のお店と新鋭、穴場などを紹介する、[my best+αシリーズ]。
タイの国民食ともいえる麺料理「パッタイ」。
タマリンドソースの甘めの味付けに、オムレツのように玉子でくるむスタイルの店も多く、老若男女問わず楽しめるソウルフードの一つです。
バンコクのレストランで出ているパッタイに、たいていハズレはないのですが、とくに美味しいと思えるお店をピックアップしました。
バンコクにあるパッタイのおすすめ店
直訳すると「タイ炒め」という国名の付いた料理が「パッタイ」。
あまり知られていないかもしれませんが、歴史はそれほど古くなく、生まれたのは第二次世界大戦中。
国名を「シャム」から「タイ王国」へと変更し、タイ国内のナショナリズムを強化しようと努めていたプレーク・ピブーンソンクラームという当時の首相が目を付けたのが、その頃誕生した米麺「センチャン(เส้นจันท์)」でした。
要は、中国の影響を受けていないタイ・オリジナルの料理は、ナショナリズム強化を目指す機運と合致したのです。
20世紀のナショナリズムにおいて、民族と言語を中心とした文化がクローズアップされることが多いのですが、料理もその文化の一つだったというのが、歴史のお勉強です。
味付けの基本は、タマリンドソースやナンプラーです。
香草やスパイシーな調味料は控えられているため、日本人にも欧米人にも食べやすいテイスト。
旅行者が多いタイ料理店には、かなりの確率でパッタイがメニューに並んでいますが、ここでは「パッタイで勝負」している店を中心に、足で探した美味しい店をご紹介します。
』@サパーンタクシン
平均予算:1,000~2,000円/「ミシュラン バンコク 2020」ビブグルマン掲載
基本はパッタイ専門店。
タイの国民食のヌードル「パッタイ」なのですが、どことなく漂う店の高級感にただ者ではないと思っていたら、あの『イッサヤ・サイアミーズ・クラブ』のプロデュース店でした。
屋台などでパッタイは50バーツ(約170円)くらいから食べられる料理なのですが、ここではプレーンなパッタイでも250バーツから。
麺や具の食材が厳選されていることがうかがえますし、味付けも、辛さや甘さでごまかさず旨さを出す、大人なテイストに仕上げています。
甘さ控えめでやや辛めの仕上がりなので甘いパッタイが苦手な方にはおすすめです。
前菜が各種揃っていますので、ディナーでは数皿タイ料理を食べて、〆にパッタイというような使い方もできます。
オープンは2016年。
古民家をおしゃれに使ったレストランをバンコクでは多く見かけますが、その先駆けの一つだったことも注目に値するお店です。
『Baan Phadthai』店舗情報
営業時間:11:00-22:00 定休日:無休
電話番号:+66 2 060 5553
住所:21-23 ถนน เจริญกรุง 44 แขวง สาทรเหนือ Bang Rak, Bangkok 10500
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店の地図
②:『パッタイ ティップサマイ』@旧市街
平均予算:1,000~2,000円/「ミシュラン バンコク 2020」ビブグルマン掲載
老舗中の老舗でバンコクのパッタイ屋でダントツの有名店なので、悔しいけど、入れておきます。
パッタイはティップサマイ抜きには語れませんという人もいるくらいで、食べないよりは、もちろん食べたほうがいいにい決まっていますので。
ベーシックなパッタイのほかに、エビのペーストを練りこんだメニューがあります。
値段は120バーツと、屋台などと比べるとやや高めですが、きちんとしたレストランなので、納得感はあるでしょう。
『Phadthai Thipsamai(パッタイ ティップサマイ)』店舗情報
営業時間:17:00〜1:00 定休日:なし
電話番号:+66 2 226 6666
住所:313 315 Maha Chai Rd, Samran Rat, Phra Nakhon, Bangkok
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店の地図
③:『パッタイ サラデーン』@サラデーン
平均予算:200円
サラディーン駅から徒歩5分程度で行ける好立地にもかかわらず、どのメニューでも一律50バーツという料金設定のパッタイ店。
看板は出さず、細い路地で営業している同店ですが、煙突からは黙々と吐き出る煙に一目で飲食店だとわかるでしょう。
特徴は、とにかくボリューム満点なこと。
小洒落たレストランで出てくるパッタイなら、2~3皿分は盛られているのがデフォルトで、女性などは完食できない方も多くいます。
が多いだけではなく、エビ入りパッタイにはエビが6匹トッピング。添えられる野菜もてんこ盛り。
で、一皿50バーツ。
朝9時からオープンしていますが、14時までと営業時間は短め。
オフィス街のシーロムだけに、ランチタイムは混み合いますので、早めの時間か閉店前が狙い目です。
『Phadthai Saladang(パッタイサラデーン)』店舗情報
営業時間:9:00〜14:00 定休日:土・日曜
電話番号:+66 (0)84 899 5301
住所:47 Soi Sathon 2, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500
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④:『ホイトート チャウレー』@トンロー
店名の通り、本来は「ホイトート(貝類のお好み焼き)」がメインのお店だったのですが、「パッタイ」の美味しさも評判を呼び、そちらで紹介されることが多くなった店。
BTSトンロー駅を降りて2~3分のところにあり、日本人の間でも名の知れたお店です。
当店の「パッタイ」は、タマリンドソースをほとんど使用していないことが特徴。甘い味付けが苦手な方には、「バンコクでもっとも美味しいパッタイ」と言う方も多いはずです。
ランチタイムは持ち帰りオーダーが激増するため、店内の客がそれほどいなくても待ち時間が長くなることもあります。
『Hoi Tod Chaw-Lae(ホイトート チャウレー)』店舗情報
営業時間:8:00〜22:00 定休日:無休
電話番号:+66 (0)85 128 3996
住所:25 ถนน สุขุมวิท 55 Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
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店の地図
⑤:『369パッタイ グンソッド』
平均予算:200~350円
普通のパッタイもモチモチの麺で美味しい店ですが、なんと言っても、揚げパッタイです(90B)。
正式には「ミーグローブパッタイ」というメニュー名で、「かた焼きそば」のような感覚で楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。
『369 Phadthai G(369パッタイ グンソッド)』店舗情報
営業時間:11:00〜20:00(土曜は15:00まで) 定休日:日曜
電話番号:+66 (0)82 462 6145
住所:เลขที่ 429 ถนน ศรีเวียง Silom, Bang Rak, Bangkok 10500
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