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蕎麦が美味しい長野のなかでも伊那市は、そば好きには外せないエリアです!
伊那谷に広がる伊那市では、東の「高遠そば」、西の「行者そば」と、ここでしか食べられない独自の蕎麦も盛りだくさん。
ここでは、とくにオススメの蕎麦店を5店ピックアップ。
南信州に行く際は、ぜひ試してください。
高遠そばのおすすめ店
高遠発祥の辛み大根のおろし汁と焼き味噌で食べる蕎麦。
実は江戸時代の高遠では、この「高遠蕎麦」は忘れられていて、福島県で親しまれていたというから面白いです。
現在は“逆輸入”され、高遠の名物になっていますが、大根おろしからとった絞り汁を味噌で味付けしたものが使われるスタイルが主流です。
①:『高遠そば ますや』 高遠町
平均予算:1,000~2,000円
「天ぷら」も「かけそば」もなく、「ざるそば」だけで勝負しているストイックな蕎麦店。
「高遠そば」「江戸風つゆ」「岩魚だしざる」の3タイプが基本で、季節限定で「入野谷在来ざる」も出ています。
各タイプ「玄(写真)」「抜き」「田舎」と三種の蕎麦が食べ比べられる「三昧」が人気。
店の場所/予約方法
「高遠駅」バス停から徒歩約20分
予約不可。
『高遠そば ますや』店舗情報
営業時間:11:00~L.O.15:00(12~3月はL.O.14:30)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
電話番号:0265-94-5123
住所:〒396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠1071
オフィシャルHPはこちら 食べログの情報を見る
②:『壱刻』 高遠町
平均予算:1,000~2,000円
高遠町を代表する蕎麦店と言ってもいいでしょう。
従来の「高遠そば」も堪能できますが、変わり種の蕎麦も人気があります。
その一つが、まるでフェットチーネのような平打ち蕎麦。好みによっては、オリーブオイルと絡めて食べることもできます。
喉ごしよりも香り。そういった傾向の蕎麦好きにはたまらない逸品です。
店の場所/予約方法
「高遠駅」バス停から徒歩1分
予約不可。
『壱刻』店舗情報
営業時間:11:00~15:30(L.O.15:00) ※売り切れ次第終了
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)※12月初旬~3月は冬季休業
電話番号:0265-94-2221
住所:日本、〒396-0211 長野県伊那市高遠町西高遠1696
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③:『紅さくら』 高遠町
平均予算:1,000~2,000円
高遠の中心部から北へ、杖突街道を5分ほど車で走らせたところにある蕎麦店。
女性オーナーが手掛ける、軽やかな蕎麦が特徴です。
高遠蕎麦もいいのですが、おすすめは「御膳」。
季節に合わせた郷土料理を盛った小鉢がずらりと並んで、1,600円。
そこらの料理旅館に行くより、お値打ちに伊那谷伝統の食文化も味わえます。
店の場所/予約方法
「高遠スケッチ街道/国道152号線」沿い。
伊北インターチェンジより車で約30分/諏訪インターチェンジより車で約35分
予約可。
『紅さくら』店舗情報
営業時間:11:00~15:00 ※売り切れ次第終了
定休日:金曜
電話番号:0265-94-5580
住所:〒396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠1656−1
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行者そばのおすすめ店
信州そばのルーツと言われる「行者そば」は、伊那市中心部から駒ケ岳方面に向かったが発祥とされています。
その歴史は奈良時代に遡り、「内の萱」の里人たちにもてなしを受けた修験者がお礼にそばの種を渡し、蕎麦を楽しむ文化が生まれたと言われています。
④:『行者そば梅庵』 伊那市荒井内の萱
平均予算:1,000~2,000円
「行者そば」発祥の「内の萱」にある蕎麦店が、この『梅庵』です。
味の特徴は、そばつゆにもあります。
焼き味噌を溶いて入れた辛つゆに辛子大根おろしと葱を薬味に添えて食べるところは、高遠蕎麦と共通しています。
かなり薬味が効いていますので、太切りの蕎麦との相性は抜群。
農機具の鋤を使った焼いたと言われる「すき焼き」の風情を残した「鴨の鋤焼き」などもおすすめです。
店の場所/予約方法
伊那インターチェンジ/伊那市駅より車で約20分
*公共交通機関はありません。歩くと伊那市駅より約1時間45分(約7km)
予約不可。
『行者そば梅庵』店舗情報
営業時間:11:00~15:00
定休日:火~木曜日(祝日と重なった場合は営業)
電話番号:0265-76-5534
住所:長野県伊那市荒井内の萱7088-2
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その他のそばのおすすめ店
⑤:『日々茶寮 連』高遠町藤沢
高遠の中心部から茅野方面に伸びる「高遠スケッチ街道(旧・杖突街道、152号線)にある藤沢の集落の裏手にひっそりと佇む和食店がこの『日日茶寮 連』です。
鎌倉の人気割烹だったのですが、ご主人が体調を崩されたとのことで移住し、ひっそりと営業してきました。
が、根強いファンは多く、結局は、遠方からの客足も絶えない隠れた名店になっています。
ピリッとメリハリのある蕎麦が堪能できます。
蕎麦以外の料理はさすがの一言。
気軽な蕎麦懐石としても楽しめます。
店の場所/予約方法
「高遠スケッチ街道/国道152号線」沿い。
諏訪インターチェンジより車で約25分/伊北インターチェンジより車で約30分
完全予約制と紹介されていることも多いですが、ウォークインでも食べられることがあります。
予約は電話で。
『日々茶寮 連(にちにちさりょう れん)』店舗情報
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00(夜は予約制)
定休日:月曜
電話番号:0265-98-6671
住所:長野県伊那市高遠町藤澤3905
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高遠以遠の店へのアクセスについて
静岡・浜松と長野・上田という険しい南アルプスを貫く国道152号線。
当ページでも紹介した『紅さくら』や『日々茶寮 連』は、その152号線沿いにあります。
このエリアでは、「高遠スケッチ街道」と呼ばれていますが、伊那市・高遠側からのアクセスに難所はないので、車で行くには冬季の凍結に気をつければいいとも思います。
ただ、その北側にある杖突峠は、曲がりくねった山道で、とくに観光名所もなく、乗降客は少ないので、一部シーズンを除いて公共バスは走っていません。
距離的には、茅野駅から『日々茶寮 連』まで約16kmと、むしろ伊那市駅からよりも近いので、車で関東方面から向かう場合は、このルートにチャレンジしてもいいかもしれません。
公共交通機関での行き方
伊那市駅から高遠まで
平日は往復13便、土曜・休日は往復8便と比較的頻繁にバスが出ていますので、周辺での観光などと合わせて、スケジュールを組むことができると思います。
伊那市駅から高遠以遠
<平日>
・行きは、「伊那市」バス停11:38発のバスに乗り、「高遠駅」で12:05発の小屋敷行きのバスに乗り継ぎ可。『紅さくら』最寄りの「栗巾」バス停には12:13着、『日々茶寮 連』最寄りの「小田井口」バス停には12:27着。
・帰りは、「小田井口」バス停14:02発、「栗巾」バス停14:17発のバスに乗れば、高遠で乗り換えて「伊那通町」バス停に15:27着。
<休日>
一日2往復しか出ていないので、公共交通機関で行くのは不便です。
・行きは、「伊那市」バス停7:49発のバスが「高遠駅」8:45発に乗り継げますが、「栗巾」バス停には8:53着、「小田井口」バス停には9:07着と、ランチタイムまで相当時間があるのが悩ましいところ。
次の便は14時頃になってしまうので、ランチタイムは終わっています…
・帰りは、「小田井口」バス停14:58発、「栗巾」バス停15:12発のバスが出ているので、15:58に「伊那通町」バス停着。
参考:ジェイアールバス関東HP
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