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平均予算:ランチ 1,000円/「ミシュラン岡山 2021」グリーンスター
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店の特徴
「ミシュランガイド岡山 2021」のグリーンスターに掲載されたことで気になっていたうどん店。
何でも使用する小麦は、自家製も含め、ほぼ周辺で栽培。
自家製製粉で、全粒粉に近い仕上がりという触れ込みに、いつか寄りたいと考えていたのですが、ようやくその機会が来ました。
最寄駅は、赤穂線長船駅。
そこから、田園風景のなかを20分ほど、ひたすら歩きます。
『一文字うどん』がある備前福岡の集落に到着。
黒田官兵衛ゆかりの地で、九州の福岡という地名の元になったという説もある歴史的な場所だそうです。
店内に入ると、すぐ左に天ぷらが並びます。
そして右手には、茹で器が。
そう、ここはセルフの店として歴史を重ねてきたのですが、それがなぜグリーンスター?という話は後ほど書きます。
「ふくほのか」と「しらさぎ」と2種の小麦粉を使ったうどん
先に紹介したように、この店のうどんは、ほぼ周辺で栽培された小麦を使っています。
それは、もっちりした食感がでる「ふくほのか」と、昔ながらの風味豊かな「しらさぎ」
「ふくほのか」がデフォルトでセルフで味わうのですが、各メニューで150円ほど高い「しらさぎ」は、厨房で調理してくれます。
こちらが「ふくほのか」のざるうどん。
そして、下が「しらさぎ」。
どちらも石臼で製粉していて、ほぼ全粒粉に近い状態ですので、真っ白なものではありませんが、「しらさぎ」の方が、より黒みがある、蕎麦に近い色味です。
食べ比べてみても、「しらさぎ」のほうが小麦の味が強く出ています。
これは驚きのレベルと言っていいかもしれません。
この『一文字』のもう一つの名物は、五穀鴨。
もとは合鴨農法を始めたことで鴨の飼育を始め、現在は、五穀を餌にした鴨を育てていると言います。
赤身がしっかりした非常に素直な味の鴨で、「鴨南蛮うどん」や「鴨ネギぶっかけうどん」で楽しめます。
☆ ☆
2代目のご主人に訊くと、「自分がうどん店を継いだ時に、日本食の代表とも言えるうどんを作る際にも、輸入小麦を使っていることが疑問だった」と、自分で小麦の栽培を始めたそうです。
その話だけ聞くとエコ的な志向が先立つ店だと思ってしまいそうですが、それらが味のためにやっているのが食べたら判明したこと。
それが最大の収穫でした。
メニュー
【ふくほのか(セルフ)】
「かけうどん」450円、「ざるうどん」450円、「鴨南蛮うどん」1,200円、「鴨ネギぶっかけうどん」1,000円、「鴨味噌煮込みうどん」1,050円など
【しらさぎ】
「かけうどん」700円、「ざるうどん」700円、「鴨南蛮うどん」1,350円、「鴨ネギぶっかけうどん」1,150円、「鴨味噌煮込みうどん」1,200円など
【天ぷら】
「かきあげ」100円、「ちくわ」100円、「げそ」100円、「さつまいも」100円、「水菜」100円、「ルッコラ」100円、「とうふ天」180円など
*メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください。
店の地図・アクセス
赤穂線「長船駅」より徒歩15分
『備前福岡 一文字うどん』店舗情報
営業時間:<月火木>10:00~15:00 <金土日祝>10:00~19:00
定休日:水曜、第1・3火曜
電話番号:0869-26-2978
住所:岡山県瀬戸内市長船町福岡1588-1
オフィシャルHPはこちら
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