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平均予算:モーニング 2,000~3,000円、ランチ 3,000~5,000円
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店の特徴
2022年6月17日にオープンしたばかりのアペロ&パティスリー。
「パティスリー」はともかく、軽食をつまみながら軽くお酒を飲む「アペリティフ」の略である「アペロ」というマニアックなスタイルを店名に入れているところに、「なかなかチャレンジングなお店だなぁ」と思ったのですが、福井を代表する日本酒の蔵元の一つである「黒龍酒造」が手掛けるお店のこと。
酒の楽しみ方を広げたいという意思の表れなのでしょう。
福井にある1つ星フレンチ『カードル』と東京・銀座の姉妹店『エール』のチームが料理を手掛けているそう。
長野・白馬と新潟・三条のSnow Peakの『雪峰』や、富山の『ヘルシアン・ウッド』など、企業と実力店がタッグを組んだレストランがかなり良かったので、2度あることは3度あると思って、伺ってみました。
黒龍酒造初の旗艦店に併設されたレストラン&カフェ
場所は永平寺口駅の少し先。
道路一本挟んで、九頭竜川に面した広大な敷地のなかにたつモダンな建物が目を引きます。
河から見て右手(写真奥)の建物が、黒龍酒造を擁する石田屋二左衛門が創造したブランドである「ESHIKOTO」。
左手(写真手前)が、飲食スペース。
中は二つに分かれていて、入り口の手前が、『パティスリー アコヤ』。
黒龍酒造のお酒をテーマにした特製のケーキを中心に焼き菓子やビスキュイが提供されています。
で、奥側が本題の『アペロ アコヤ』です。
モーニングとランチの展開
コンセプトは、フランス料理と永平寺のフィルターを通して表現すること。
一つは、地元産の食材を使うことで、テロワールを。
そして、永平寺の精進料理にちなんで“膳”で提供しています。
現在のところ、朝膳(モーニング)と昼膳(ランチ)がありますが、今回はランチで。
入店すると、先にお会計を(昼膳に関しては、主菜を魚か肉かを選ぶプリフィクスのみなので、料金は一定)。
ドリンクは、フリー。
コーヒー、ハーブウォーター、豆茶、フルーツジュースなどを自由に楽しめます。
豆茶を飲みながら、田園風景を楽しんでいるうちに、料理の到着です。
実は魚料理を選ぼうと思っていたのですが、もう品切れとのことで肉料理に。
どちらか確実に食べたいメニューがあるなら、ランチの最初の回である11:30スタートで予約したほうがいいかもしれません。
主食
副菜
地域を代表する生産者から届くベビーリーフやエディフルフラワーなどのサラダ。
醤油かすのパウダーと昆布を甘酢で炊いたソースが独特です。
椀
福井県産のカリフラワーを使ったポタージュ。
主菜
ジャージー牛を2種の調理法で。
手前が煮込み、奥はジャガイモと合わせてパルマンティエに。
デザート
膳を食べ終わったので、帰ろうとしたら、デザートもあるとのこと。
酒麹をうまく使ったパウンドケーキでした。
この環境で、これだけ質の高い料理が出れば、じゅうぶん満足できる内容と言えますが……。
料金の制約などがあることは理解しつつ、福井市の『カードル』や東京・銀座の『エール』の素晴らしさを知っている身からすると、まだまだ始まったばかりだと捉えるのが妥当かな、と。
酒のように熟成が終わった頃を見計らって、また食べに来たいと期待を膨らませる新店です。
メニュー
【モーニング】
2500円〜
※フリードリンク付
【ランチ】
3500円〜
※フリードリンク付
*メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください。
予約方法
電話かwebから。 web即時予約は、Toretaで受け付けています。
店の地図・アクセス
えちぜん鉄道勝山永平寺線「永平寺口駅」「光明寺駅」から車で約6分。
『アペロ アコヤ(Apero acoya)』店舗情報
営業時間:モーニング 8:00 – L.O.10:00、ランチ 11:30 – L.O.14:00、テイクアウト 11:00 – 17:00
定休日:水曜
電話番号:0776-97-9396
住所:〒910-1202 福井県吉田郡永平寺町下浄法寺12−17 酒樂棟 2F
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