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ウブド郊外の隠れ家ワルン(食堂)でありながら、バリ郷土料理では人気ナンバーワンの『Balinese Home Cocking(バリニーズ・ホーム・クッキング)』。
できることなら、通いつめて、全メニュー制覇したくなるくらいの料理の数々に、優しく安心な家庭料理の原点を感じました。
平均予算:ランチ ~1,000円、ディナー 1,000~2,000円
実力と人気を兼ね備えたバリ家庭料理の名店
イタリア料理の「マンマの味」という例を出さずとも、ハイエンドなレストランの一流シェフでも、母や祖母などによる家庭料理の味を原点に挙げる方は結構多いものです。
最近では、バンコクで名実ともにトップレストランの仲間入りをしたモダンジャーマン料理『ズーリング』の双子シェフが、「コンセプトはおばあちゃんの味」と言っていることにも驚きました。
バリ島ウブド周辺でも、家庭料理を提供する食堂「ワルン(Warung)」は多くあります。
基本的に日本人の口には合うので、適当に入っても大きくハズすことはほぼ無いでしょう。
ただ、冒頭で挙げたような「母の味」を感じさせる優しさをもったバリ料理の店を選ぶなら、この『Balinese Home Cocking(バリニーズ・ホーム・クッキング)』が群を抜いていると思います。
・ウブド郊外の隠れ家レストラン
場所は、ウブドの中心部からは少し離れた長閑なエリア。
王宮から約4.0km、歩くと1時間、バイクでも10分強はかかる距離、「ネカ美術館」をさらに先に進んだところに、ひっそり位置しています。
看板を目印に、門から中に入っていきます。
バリによくあるように、区画内に小さな寺院があったり、民家があったりで、どこからどこまでが店かわかりにくいですが、そのまま進みます。
石門があるところを左に進むと、食堂があります。ちなみに、右はキッチン兼住居。
バリではよく見られる一般的な東屋で、どこにでもあるようなワルンの雰囲気。
11:00の開店直後に到着したので、まだ客は少なかったのですが、ランチ・ディナータイムは、席がいっぱいに埋まっているようです。
・家庭料理の基本を感じさせる優しい味付け
バイクでの移動とはいえ、暑かったので、まずはドリンクから。
「ザクロのジュース」。凝ったものではないですが、素材をそのまま使った純朴な味。好印象です。
オーダーは手堅く「ナシチャンプル(nasi campur)」。まあ、盛り合わせ定食ですね。盛り付けは、ホテル仕様なオシャレなスタイル。
ただ、口に入れて、びっくり。
味に派手さはありませんが、調味料の味だけでなく、しっかりと素材の味を引き出しています。化学調味料が入っていても最小限なんじゃないでしょうか。
そんな優しい味に、「これがバリ家庭料理の基本なんだば」と実感します。
インドネシア料理の専門家ではないので、本当にそうかはわかりませんが、そう思えることが重要です。
日本語での予約は、代行サービスなどが便利です。
・毎日でも食べたくなる料理の数々
あまりに美味しかったので、翌日再訪してしまいました。
さらに暑い日だったので、「スイカ・ジュース」でクールダウン。
今日は前菜として「揚げ春巻き」。油切りもしっかりしているので、結構あっさりしています。
そして、驚いたのが、3つとも中の具が違いました。どれも野菜主体のヘルシーなタネなのですが、見えないところで手間をかけているところに嬉しくなります。
日本人としては、インドネシア料理のド定番「ナシゴレン」。こちらも安定の美味しさですね。
・口コミランキングで一躍人気店に
この『バリニーズ・ホーム・クッキング』が有名になったのは、「TripAdvisor」の口コミランキングのおかげ。
2018年5月現在で、ウブドだけではなくバリ島全体のカジュアルレストラン部門で1位、総合でも2位に付けています。
ハイエンドなレストランでは、結構「?」なランキングであることが多いので、店探しに「TripAdvisor」をあまり使うことはないのですが、カジュアル部門のランキングはかなり信頼できます。
よくぞ、こんな良心的な隠れ家を見つけ出し、高い評価を付け続けてくれたものだ、と。先人たちに感謝です。
『Balinese Home Cocking(バリニーズ・ホーム・クッキング)』店舗情報
平均予算:50,000~100,000ルピア(約400~800円)
営業時間:11:00~21:00
定休日:無休
電話番号:+62 813 3941 4629
住所:Jl.Rsi Markandya II. No:20 Br.Payogan, Kedewatan, Ubud, Kedewatan, Ubud, Bali
予約の仕方
HPはないので電話で(英語、インドネシア語)。
日本語での予約は、代行サービスなどが便利です。
店の地図