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落ち着いた雰囲気の店内で楽しめるのは、オリジナリティあふれるスペイン料理。
季節にあった食材を厳選し、いつ訪れても旬の味を堪能できるのが真骨頂。
平均予算:ランチ 5,000~7,000円、ディナー 15,000~20,000円/「ミシュランガイド大阪 2021」1つ星
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※リンク先から「エニェ」で検索してください
すべてがハイクオリティな、スペイン料理の名店
大阪にあるモダンスパニッシュの人気店。
『エニェ』とはÑ(エニェ)のことで、スペイン語のみに使われる15番目のアルファベット。
それにちなんで、コースでは15品が提供されます。
というのが、一般的なこの店の紹介なのですが、訪れたのは、くしくも20時までの時短要請期間中。
18時スタートの2時間で、9品ほどの”ショートコース”として展開していました。
ふつうに考えれば全然”ショート”じゃないボリュームなのですが、それもまたよし、です。
土日のランチと、通常のディナーの中間くらいということかもしれません。
1人ディナーだったので、カウンター席に。
インテリアは北欧テイスト。
この椅子、好きなんです。
アペリティフ
「市田柿 カラスミ チーズ」
からすみのサクッとした食感と塩味が、トロっとした食感と甘味の干し柿を引き立てています。逆か。
「ハマグリと春菊」
桑名産のハマグリに、フリットした春菊を載せて。
カリッ&トロッとコントラストが楽しいですね。
「〆鯖と葉玉ねぎ」
〆鯖はかなり高いクオリティでしたが、チェリービネガーを煮詰めたソースが強すぎたか。
この皿だけ、個人的には「?」でした。
ピンチョス
「真鯛 キャビア トシノ」「新玉ねぎのパイと塩ダラのリエット」「大和ポーク肩ロースとビキージョピーマンのバーガー」
左の生ハムの脂身の旨さは抜群。キャヴィアがなくても十分美味しいと思います。
バーガーの大和豚は、ピンチョスサイズでも存在感が出ています。
気分が乗ってきたので、ワインを赤に。
絶品のオリーブオイルが添えられたパンを挟んで、本編へ突入です。
主菜
「毛ガニと塩トマトのガスパッチョ」
泡は塩だとか。
「タチウオ 生ウニ 青のりのソース」
「和牛クリ 芽キャベツ アンチョビのサバイヨン」
米料理
スペイン料理は、〆に米が出てくるところがホッとしています。
「姫イカと菜の花のアロス」
柄かと思ったらイカスミでした。安定した完成度。
デザート
「クルミのティラミス」
まとめ
全体的に満足度の高い料理だったことは間違いなのですが、いや、高かったからこそ、モダンってなんだろ?と頭の中をよぎっていたことも告白しておきます。
あまりにイノベーティブ系の店に行き過ぎたせいか、コロナでいろんなことがリセットされたせいか、新しいとか古いとかよくわかんなくなっているのかもしれません。
例えばロブションみたいなモダンフレンチなんて、もはやクラシックでしょ?という感覚ですし、じゃあ、クラシックフレンチは?と言えば、やはりクラシックなわけで。
ショパンとショスタコーヴィチの違いみたいなもので(珍しく譬えがクラシック!)。
そんな背景もあるのか、モダンスパニッシュの斬新さというより、スペイン料理のひとつのかたちとしての完成度の高さのほうが印象に残りました。
コースメニュー
ディナー 12,000円
ランチ 6,500円
『エニェ』店舗情報
営業時間:ランチ <土日のみ>12:00~14:00(LO)、ディナー 18:00~20:30(LO)
定休日:月曜
電話番号:06-6265-1420
住所:大阪府大阪市中央区安土町1-6-3 エステムプラザ本町クロス 1F
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