韓国・ソウル『正食堂/Jungsik(ジョンシクタン)』ニュー・コリアン ☆

Korea-Seoul_Jungsik

韓国のガストロノミック・シーンの先陣を切り拓いていった『チョンシク』。NYにも店舗をもち、グローバルな評価を徐々に上げていっています。その礎となった「ニュー・コリアン(新たな韓国料理)」とはいかに?
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祭壇とタコ。ファインダイニングとしての韓国料理を洗練させるニュー・コリアン

韓国と言えば、日本人からすれば、美味しい国という印象が強いかもしれませんが、世界から見れば、そうでもないようです。

2015年にCNNが調べた「グルメ旅の世界ランキング」では、台湾や日本、香港など東アジア勢、タイやフィリピン、マレーシア、ベトナムなどの東南アジア勢が欧州勢を押さえてトップ10に入るなか、韓国はランク外。

知人の韓国人からは、「まあ、肉を焼いたり煮たりするだけの料理だから」と自虐的な意見も聞かれるほど。でも、その焼いたり煮たりした肉が美味しいんだけどなぁ、この週末にでも行きたいくらいだと思ったりもしますが。

 

現在進行形で躍進著しいソウルのガストロノミー・シーンの先陣

そういった韓国グルメをめぐる状況のなかで、最近ではガストロノミックなレストランも現れてきています。

ソウルでこのシーンを牽引してきた、「ニュー・コリアン」を標榜する『ジョンシク』から紹介していきます(現地語では「チョンシク」の方が近いような気もするのですが、一般的な「ジョンシク」で通します)。

「アジアのベストレストラン50」では、2014年にNo.20でランクイン、’15年はNo.10、’16年はNo.22、’17年はNO.25。また、フレンチ勢が強い「The Best Chef Award 2017」でも着実に#141にランクイン。

「Trip Advisor」でも最近は常に3位以内をキープし、現地の評論家などによるkoreatのランキングでは’16年はNo.2。安定した評価を誇るレストランのようです。

この『ジョンシク』が位置するのは、ハイセンスで高級感溢れるエリア・清潭洞(チョンダムドン)。飲食店・アパレル・カーディーラーなど、ハイエンドなお店が並び、一昔前の六本木も彷彿とさせます。

宣陵(ソンルン)通りから少し東に入ったところにいくと、シックでゴージャスなビルが見えてきて、そこが目的地。1階はバー、2階がレストランです。

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ディナータイムの店内は、写真よりもう少し暗めでムーディーな印象。テーブルやチェアーなども低めに設定され、落ち着いた雰囲気に一流店の矜持が感じられます。

アミューズ、『九節板』と掴みは絶妙

この時は、韓国滞在初日ということもあって、奮発して選んだコースは、8皿の「TASTING MENU』(180,000KRW)。ワインのお任せコース「WINE PARING」(105,000KRW)も付けてみます。

アラカルトで頼むこともできたのですが、どういう料理が出てくるかわからない場合、バランスよくオーダーすることが難しいので、コースを頼むのは定石ですね。

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まずは、メニューでは「SIGNATURE」と表記されていたアミューズ。

看板メニューと自ら名乗っているだけあって、のっけからユニークです。勝手に「祭壇」と名付けました。

なんだか壮大なセッティングを始めたなと思いながら待つと、「椎茸のサバイヨン」など4つのフィンガーフード、ちいさなスープなどが立体的に組みあがっていきます。祭壇のように仕立てられたそれらの中央に鎮座するのは、「プルコギ」です。

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続く、「九節板」。

和食の「八寸」のように、様々な食材を使った韓国伝統の前菜で、通常は薄焼きにした小麦粉の煎餅で食べるのですが、ここでは堅焼きにした海苔を使っていました。

マグロの大トロにワサビ、付け合わせのカイワレ大根や山芋など日本人の舌にも合う素材が多く出てきます。

 

 

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