シンガポール『Burnt Ends(バーント・エンズ)』バーベキュー ☆☆

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もっとも原始的な調理法・薪焼きでアジアのトップ10にランクイン!
同業のシェフからも圧倒的な支持を誇るシンガポールの『バーント・エンド』に、料理の可能性を探ってみました。

平均予算:ランチ 7,000~10,000円、ディナー 10,000~15,000円 /「ミシュランガイド シンガポール 2019」1つ星、「アジアのベストレストラン50 2020」No.5

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新しき「炎の魔術師」。熾き火焼きを新たな高みに昇華

ある土曜、不案内なシンガポールの夜を彷徨。シンガポールのレストランの多様さに、結局ディナーを食べる店を当日まで決められずにいました。

いや、あてはあったんです。あったがために、決められなかったんです。

お目当ての店は『バーント・エンズ』。

“焦げた端っこ”という名前のこの店の何がそんなに気になったかというと、そう、熾き火(おきび)焼きの店なのです。

 

 

 

世界中で再評価の機運が高まる熾き火焼き。そのシンガポールの旗手『バーント・エンズ』

フィレンツェのステーキハウスで、その流れを汲んだアメリカのバーベキュハウスなどで、その本能に訴えるような原始的な美味しさを体験してしまって以降、薪と肉という言葉が並ぶと、居ても立っても居られなくなるのです。

実際、恵比寿の『TACUBO』、鹿児島の『カイノヤ』など日本のファイン・ダイニング界でも薪火焼きの素晴らしさを見直す動きが活発で、そのシンガポールの旗手とも言えるのが、この『バーント・エンズ』のようなのです。

2013年にオープンし、アジア50ベスト・レストランでは2015年にNo.30で初ノミネート。’16年はNo.14、’17年はNo.10と着実に評価を上げている注目のレストランともあれば、行かないわけにはいきません。

とはいえ、かなりの人気らしく、旅を決めた一か月前に既に満席…。

望みがないわけではありません。この『バーント・エンズ』のディナーで予約を取れるのは、18:00~18:30にスタートする1回転目のみ。2回転目は、当日しか受け付けないというシステムなので、数時間、店の近くで待てば、入れる可能性がある…となれば、とりあえず行くしかありません。

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地下鉄「チャイナタウン」駅から歩いて、オシャレな飲食店が連なるテック・リン・ロードにある『バーント・エンズ』に着いたのは20:00ごろ。

中途半端な時間に来てしまったものです。いったい何時に食事にありつけるのだろうかと、恐る恐る店のドアを開けます。

受付も担当しているスタッフに「ディナーをしたいのですが」と声をかけると、「歩道の席なら、今すぐ大丈夫よ」と返ってきました。

一瞬、意味がわかりませんでした。歩道? 落ち着いて、店の外を見ると、グラスを傾けながら席が空くのを待つためのものでしょうか、バーテーブルがあります。

カウンター席を待つと?」と聞き返すと、「早くて2時間くらいかしら」とのこと。

旅の思い出には、歩道の席も悪くないかと、そちらを選ぶことにしました。多くアジアの旅をしていますので、道端に置かれたテーブルなどで食事をとったことは数多くありますが、ハイエンドなレストランでこんな経験は初めてです。

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よく冷えた白ワインで乾杯。目の前に、賑やかなストリートが広がります。

 

卓越した火入れ技術を生かした前菜系の料理

メニューには、コースもありますが、6~7皿とちょっと多すぎたので、アラカルトで選ぶことにします。

けれども、あまりに魅力的なメニューが並びすぎていて、どれを頼めばいいのかわからなくなって、「4皿くらいで、お任せでお願い」と考えるのを放棄。

ただ、メインには「鹿のモモ肉だけは入れてね」と。それを聞いて、スタッフもニコッと笑ったので、これは大丈夫そうだと確信が持てます。

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まずは、「シグネチャーです」と出されたアミューズ。

半熟のウズラ卵にキャビアを載せたものですが、これも窯で焼いているとか。確かに、スモークの香りをしっかりまとっています。

それでいて、卵は半熟がキープされています。こんな火入れを窯で行ってしまう卓越した技術に、のっけから驚きを隠せません。

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続いては、『ビーフ・トースト』。

トーストのレパートリーは多いようですが、メインに鹿肉を頼んだので、ビーフにしてくれたようです。ダイナミックでカジュアルなバーベキュー店に見えながら、細かな気遣いを結構してくれます。

濃厚なバーベキューソースをまとったビーフにピクルスと豪快な旨さを醸しますが、何より美味しいのが「焦げた端っこ」。

白米でもお焦げ好きは多いものですが、バーベキューでは、やはりこれですね。ガスで焼いたものなどとは違い、窯で焼いたものはお焦げでも香りをまとって旨みがあります。

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続く、『マッシュルームのグリル』もオリーブオイルとイタリアンパセリの香りが利いたシンプルな美味しさ。素材の旨みが活きています。このソースにバゲットを付けて食べるだけで、超美味の絶品になります。

 

外国語での予約が面倒な方は、代行予約が便利です。
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