台湾・台北『MUME(ムメ)』ヨーロピアン&アジアン・フュージョン ☆

・最近では珍しいメニューはアラカルトのみ

この店のメニューの特徴は、基本的にアラカルトであることです。

おまかせコースに慣れきっていたので、予約時に問い合わせたら、「コースは、イベントなどの時にしかやらない」とのこと。

最近のハイエンドなレストランでは、かえって珍しく、新鮮に映ります。

英字のメニューを睨み、スタッフにオススメを聞きながら、決めていきます。

1品目は「レバーブリュレ」、次に「MUMEサラダ」、そして「ホワイトアスパラガス」。暑い日だったので、デザートはさっぱりと「キュウリ」。

このメニュー名を見れば、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、調理法ではなく食材を重要視するところに、店のスタンスが伺えます。


レバーをクリームブリュレ風に仕上げた『LIVERBRÛLÉE-ChickenLiverParfait,SeasonalHerbs』。

レバーパテも彼らの手にかかれば、コンテンポラリーでインターナショナルな仕上がりに。


20種以上の食材をカラフルにまとめたサラダ『MUMESALAD-20+TypesSeasonalVegetables,FermentedBlackBeans』。

「それもそのはず」と簡単に表現しまっていいのかは悩みどころなのですが、リッチー・リンさんは、デンマークの『noma』やオーストラリアの『Quay』、香港の『NUR』で研鑽を積んだシェフ。

自分の店を持つ際に、ルーツである香港でもカナダでもなく、台湾の食材に興味を持っていたので、台北に『MUME』をオープンさせたのです。

・ニュー ノルディック キュイジーヌを独自に進化させた華やかなプレゼンテーション

在籍していたどの店も、西欧料理の中では食材を生かす名店ですので、目の前に供された料理も、その流れを汲んでいることが伺えます。

『MEMU』のオフィシャルHPのビジュアルイメージや、梅のラテン語を店名に使っていることなどから、花のカラフルなイメージが印象的ですが、これも『noma』スタイルの系譜を感じさせます。

ただ、好感が持てるのは、その表面をなぞるだけはないところ。師たちが試みていたことの本質を捉え、今現在ある場所の強み(=台湾の食材)を、どう表現していくか?というスタンスを十分に感じられる料理が並びます。

実際、『MUME』で出される料理の90%以上は、台湾の食材で作られているとのこと。


旬のホワイトアスパラガスを使った「WHITEASPARAGUS-Uni,PineNuts,Citrus,BrownButter」。

旬の食材の滋味を活かしつつ、華やかに仕上げた逸品ですね。


ワインは、良質なサードワールドが中心。ポルトガルのグリーンワインなどがリストされているところにセンスを感じます。

存在感はありつつも、ワイン自体が立ちすぎて、料理を殺さないバランスが、セレクトのポイントかもしれません。


「CUCUMBER-YogurtMousse,CeleryGranita,LemonVerbena」。キュウリを使ったデザート。ヨーグルト、レモンを加え、爽やかに。

・ローカルな食材を使って、世界にも通用するガストロノミーを目指す

それらとともに、印象的だったのは、やはり料理や雰囲気に溢れるインターナショナルなセンスです。これは、志は同じだけれども、ルーツは違うシェフ3人体制が関わっているかもしれません。

例えてみるならば、オーケストラのように、指揮者、つまり料理で言えばシェフが見ている世界観を実現して行くためにメンバー全員が働くという旧来のシステムから自由になっているようにも感じます。

バンドやDJユニットのように、リーダーは存在しつつも、メンバーの個性を活かしながら、時にはこのメンバーがソロをとったりと、チームで達成する仕事が、料理の分野世界でもようやく芽が出始めたかな?と感じ、嬉しくなりました。

直接聞いたわけではないので、キーワードなどがどれだけ厳密に当たっているかはわかりませんが、私には「台湾の食材で、世界にも通じる新しいガストロノミーを築く」というのが、彼らの志だと感じました。

言い換えれば、あまりに有名なフラー博士によるフレーズ「Think Global, Act Local」ーーこの概念を料理の世界で地で行く、かけがえのないレストランのように思っています。

『MUME』のインスタ最新投稿をチェック 

 

 

『MUME(ムメ)』店舗情報

平均予算:2,500-3,500元(約9,500~13,500円)
営業時間:18:00~23:00
定休日:不定休
電話番号:+886 2 2700 0901
住所:No. 28, Siwei Road, Da’an District, Taipei City/台北市四維路28號
オフィシャルwebページはこちら

店の雰囲気など

ドレスコードは、「スマートカジュアル」で。食事の間も含めて、英語か中国語が話せる方なら、コミュニケーションは問題ないでしょう。日本人客も多いので、ある程度スタッフも慣れているようですが、日本語での対応は難しそうです。

予約の仕方

電話、オフィシャルweb(台湾語、英語)から。
日本語の予約サービスも使えます。
日本語可!『MUME(ムメ)』をグルヤクで予約する

店の地図

 

 

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