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東長崎の伝説的なレストラン『 セビアン』の清水シェフが、満を持して南青山でオープンした『L’EAU(ロー)』。
次に東京のトップフレンチに入ってくること間違いなしの期待のレストランです。
平均予算:ランチ 7,000~10,000円、ディナー 15,000~20,000円
水と人のように寄り添い、創りあげる旬の料理。
東長崎の伝説的な洋食店『レストラン セビアン』の清水シェフが、南青山にオープンしたコンテンポラリーなフレンチレストラン。
何が伝説的だったかというと、基本は洋食店なのに、ディナーコースになると、クリエイティブかつ現代的なフレンチが出てくるという、ちょっとしたギャップが一つの店で同居していたことです。
要は、父がやっていた洋食店に、清水シェフのカラーが少しずつ織り込まれていったということなのですが、親子関係の親密な空気のせいか、伝統的な日本の洋食とハイブロウなフレンチが、違和感なく同じ空間で繰り広げられるふしぎなレストランでした。
物件の関係とのことで『セビアン』が閉じ、この『L’EAU(ロー)』が南青山にオープンしたのが2018年11月。
黒を基調にしたインテリアにも、かなり力が入っています。
同世代のシェフたちが、続々と国際的な舞台に上がっていく中、忸怩たる想いもあったのかもしれません。
スタートから、フルスロットルな印象を受けます。
コスパの高いランチコース
今日は、ランチメニューから。
「水 葉 石」
シグネチャーのアミューズ。
ランチコースでも、のっけからフルスロットル。
このメニューだけ、特別にイラスト入りの解説が添えられます。
「水」は「アサリ イクラ あおさのり」。
「葉」が「花 ハーブ ジャガイモ」。
「石」が「フォアグラ ポートワイン カカオ」。
もはや、「枯山水」にも近い世界観ですね。
なかなか濃厚ですので、樽の利いた白から始めます。
「秋刀魚 大根」
かなり重層的な味の組み立て方。
「鰻 菊芋」
菊芋をムース的に使って、鰻を散らしています。
個人的には、これが最初でもいいかな。
ランチのショートコースでしたので、ワインはグラス2杯くらいでじゅうぶんかとソムリエの方に相談したら、魚にもこれなら合いますよ、と軽めの赤で。
「鰆 松茸 烏龍茶」
実は、秋冬が旬の「鰆」が魚のメイン。
付け合わせのスタイルが凝っています。
「経産牛 根セロリ 実山椒」
この辺りは王道のビーフと、きちんとしたソース。
「栗 アマゾンカカオ」
「プティフール」
プティフールにも、ちょっとしたトリックが潜んでます。
来年あたりから、ミシュランなどでも顔を出してきそうなクオリティだ、このランチからもうかがえました。
メニュー
<ディナー>
「季節の食材を用いた10皿前後のお料理」 ¥12,000
<ランチ>
「季節の食材を用いた6皿前後のお料理」 ¥4,500
「季節の食材を用いた7皿前後のお料理」 ¥6,500
「季節の厳選食材を用いた10皿前後のお料理」 ¥12,000
『L’EAU(ロー)』店舗情報
コース料金:ランチ 4,500~12,000円、ディナー 12,000円
営業時間:ランチ 12:00~15:00(13:00L.O)、ディナー 18:00~23:00(20:00L.O)
定休日:月曜日(月曜祭日の場合は翌営業日)
電話番号:03-5843-0140
住所:東京都港区南青山2-14-14 南青山KFKビル B1F
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