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ほんとにここはヤバい。八ヶ岳の麓にあるジビエ料理の殿堂『仙人小屋』のことです。
野趣あふれるなんて表現では言い尽くせない、四季折々の山の恵に満ちた料理の数々は、食の原点と最新型のどちらも感じさせる凄みがあります。
予約不可なので開店時から行列ができる混雑ぶりですが、平均的な待ち時間の1時間ほどをやり過ごせば、誰もがかけがえのない絶品にありつけます。
平均予算:ランチ 3,000~5,000円
春は山菜、夏は川魚、秋はきのこ、冬はジビエと、四季折々の山料理を、八ヶ岳の麓で提供するレジェンド。
ジビエブームを機に、ふたたび脚光を浴びた感がありますが、もともとは自然に寄り添った料理を出す山小屋的なお店でした。
それが週末には1時間待ちの行列を生む、ヒップな店になっているところが興味深いです。
得意とするのは、春の山菜、夏にはイワナなどの川魚、秋にはきのこ、冬にはジビエというかマタギ料理。要は、四季折々、身の回りの山にある食材を使った料理を出しているお店です。
例えば、きのこであるの旬の秋に出ていた「色々茸の小鍋定食」。天然物もふんだんにつかった、このバリエーションの豊かさ。
定食で2,800円と安くはないと思うかもしれませんが、これが東京の高級店だったら一桁違うでしょう。
この豪快さが、何よりも『仙人小屋』の料理の魅力でしょう。
熊肉が出回り始めた11月ごろの「熊のスペアリブ」。
最近、状態のよいジビエも出回っているので、熊肉にしても、非常に透明感の高い肉を食べることもできますが、そんな“高級品”とは一線を隠す野趣あふれる味わいです。
そんな味を求めて、全国各地から客が集まるのですから、面白いものです。
きのこを中心におみやげものも豊富にあります。
『仙人小屋』のメニュー
その時期に採れるものだけを使ったと言っても、メニューは豊富。
これは2018年11月のメニューですが、熊、鹿、鴨、猪などのジビエ、そしてきのこ、ニジマス、イワナ、ドジョウ、新子などなど。
そんなにこった料理はなくとも、これだけ食材のバリエーションがあれば、どれを食べようか迷って迷って仕方がありません。
個人的には、メニューを全網羅したい店No.1と言ってもいいかもしれません。
『仙人小屋(せんにんごや)』店舗情報
営業時間:11:30~15:00 食材がなくなり次第終了。日曜営業
定休日:4~10月 毎週木曜日、11月・3月 毎週水・木曜日、12~2月、毎週火・水・木曜日
電話番号:090-8812-9958
住所:山梨県北杜市大泉町西井出6924-2
オフィシャルwebはこちら 食べログの情報を見る
予約に関して
予約は受け付けていないので、直接店へ。11時すぎの開店ですが、週末には約1時間前から混雑、既に並んでいる方がいます。その後も、どのタイミングに行ってもだいたい1時間待ち。
ウェイティングリストに名前を書いておく方法なので、順番になるまで車の中などで待つこともできます。ただし、周りには何もないので、待ち時間にちょっと観光などは期待できません。
アクセス
車の場合、中央道・小淵沢ICから八ヶ岳高原ライン(県道11号)を直進し、約15分。
甲斐大泉駅周辺からは約10分。県道28号を上り、八ヶ岳高原ライン(県道11号)を左折します。
ただし、通行止めが多いので、その場合は、甲斐小泉駅から県道609号を登り、八ヶ岳高原ラインを右折します。こちらだと駅から約15分。
公共交通機関はないので、甲斐大泉駅近くにあるタクシー会社で予約し、タクシーで行くのが一般的。
たまに歩いて来ている方も見かけますが、最寄りの甲斐大泉駅から、約1時間の上りです。
店の地図
『仙人小屋』出身の料理人の店
この『仙人小屋』で料理を、自然の恵みの活かし方の薫陶を受けた料理人が、続々と独立し、八ヶ岳周辺で新たなシーンを作り始めています。
それらの店も、ぜひ注目してみてください。
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