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各地域のテーマごとに鉄板店と新鋭や穴場などを紹介する、[my best+αシリーズ]。
”食は広東に在り”と謳われる広州で、真っ先にやるべきは飲茶の名店巡りでしょう。とくに”三大酒家”と称される100年以上続く、老舗の酒家食べる点心の数々は、旅の思い出にぴったりです。
一方で、現代的な味を追求したいフーディーたちにオススメなのは、『炳甠公館』。
飲茶を提供している広東料理店で、「La Liste」のOutstanding Cuisine(注目店)にリストアップされている実力店です。
食の都・広州で飲茶尽くし!
オススメ店①:『広州酒家/Guangzhou Restaurant』
広州にあるレストラン(酒家)だから『広州酒店』。
このストレートな名前からもうかがえるように創立1935年の老舗です。
観光名所としても、真っ先に訪れるべきお店として挙げられていますが、確かにおいしいので、グウの音も出ません。
味の特徴としては、比較的力強い方向。点心の中に入っている肉や海老などのタネも、素材の味が力強く押し出されています。
野趣とまでは言いませんが、そちら寄りだとは思います。
『広州酒家/Guangzhou Restaurant』店舗情報
営業時間:7:00-15:00、17:30-22:30
平均予算:1,000~3,000円(飲茶に限る)
電話:+86 20 8138 0388
住所:広州文昌南路2号/2 Wenchang S Rd, ShangXiaJiu, Liwan Qu, Guangzhou Shi
予約は受け付けていません。いつの時間帯もかなり混んでいるので、並ぶのは覚悟の上で。
開店直後の朝7時台は並ばずに座れることが多いですが、8時になると通常であれば満席になっているでしょう。
オススメ店②:『泮溪酒家/PanXi Restaurant』
荔湾湖公園のほとりにあり、何よりもシチュエーションの良さが魅力です。
いい席が取れれば、蓮池を眺めながら飲茶ができます。また、設えなどにもこだわりがあり、インテリアを見ているだけでも楽しめます。
味は、あっさりめの正統派。比較的、どなたでも受け入れやすい美味しさだと思います。
『泮溪酒家/PanXi Restaurant』店舗情報
営業時間:7:00~20:00
平均予算:1,500~3,000円(飲茶に限る)
電話:+86 20 8172 1328
住所:広州市荔湾区龍津西路151号/151 Longjin W Rd, ZhongShan QiBa Lu, Liwan Qu, Guangzhou Shi
オススメ店③:『北園酒家/North Garden Restaurant』
メトロ「小北」駅から徒歩10分。観光客としては、少し行きづらい場所にありますが、歴史的建物物が使われた名店です。
味などは、三店の中ではもっともオーソドックスな傾向だと思います。嫌味がない程度ですが、少しこってりめだったり、日本人が想像する中華料理に一番近いかもしれません。
また、インテリアも、いかにも中国!と嬉しくなるものが揃い、上流階級が好んだ贅というのは、こんな感じだったのかな?と想像が膨らみます。
『北園酒家/North Garden Restaurant』店舗情報
営業時間:11時00分~14時30分, 17時00分~22時00分
平均予算:1,500~3,000円(飲茶に限る)
電話:+86 20 8356 3365
住所:広州市越秀区小北路202号/202 Xiaobei Rd, Yuexiu Qu, Guangzhou Shi
注目店:『炳甠公館/Bing Sheng Gong Guan』
歴史ある酒家が多くある広州においては新興系に入る店ですが、実は個人的なオススメはここ。
洗練された点心を味わうなら、上記の三大酒家にはない魅力があります。
伝統の味にこだわる人には若干物足りなさも感じるメニューもあるかもしれませんが、今現在の舌に合うように調整されていると思います。
とくに印象的だったのは、「玉子タルト」。これほど透き通ったテイストで、スムースな食感のものは他では滅多に味わったことはありません。
そのほか、通常の点心や各種肉料理も気持ちあっさりめで今風な仕上げになっています。
店は2ブロックに分かれていて、川側の『炳甠』がレストランのみの営業。駅に近い側の『炳甠公館』が朝からランチタイムまで飲茶メインです。
『炳甠公館/Bing Sheng Gong Guan』店舗情報
営業時間:7:00~23:30
平均予算:1,000~2,000円(飲茶に限る)
住所:2 Xiancun Rd, Tianhe Qu, Guangzhou Shi
『炳甠公館』の飲茶タイムには予約を受け付けていませんので、直接店に赴きます。10組待ちくらいになることが多そうですが、ウェイティングルームがあるので、そこで順番を呼ばれるのを待ちます。広東語でアナウンスされるので、受付時に広東語を話せないことを伝えておけば、スタッフが呼びに来てくれます。
ディナータイムは予約可。英語での対応もおぼつかないので、広東語を話せない方は、予約代行サービスなどを利用するのが便利でしょう。
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