タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理 ☆

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

 

感度の高いバンコクっ子やオシャレなファランの間では、外せないモダンガストロノミーの一つがこの『Bunker(ブンカー)』。
フィリピン生まれ・ニューヨーク育ちというシェフのバックボーンを反映した独特のミクスチャー・キュイジーヌが評判を呼んでいます。
昨今のオシャレなショップの出店ラッシュで密かに注目を浴びるサトーン・ソイ10~12のランドマーク的な存在になっています。

平均予算:ディナー 7,000~10,000円

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アジアの味をアメリカの最新ガストロノミースタイルで提供

エリアは、サトーン・ソイ10~12。BTSのチョーンノンシー駅から裏手、Wホテルなどがあるノース・サトーン通りの支道で、観光などでは訪れることが少ないエリアでしょうが、実は最近、アートギャラリーやアパレルショップ、カフェやレストランなどオシャレな店が急増。

一気にアカ抜けた隠れた注目エリアだったりもします。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

店自体は、打ちっぱなしのコンクリート壁が印象的な廃墟感さえ漂う建物ですが、一歩店内に入ると、その古さを活かしたオシャレな空間が広がります。

レストランだと思いこんでいたのですが、バーエリアなども充実していて、シチュエーションや気分に合わせて楽しめるところが人気の理由の1つなのでしょう。

ディナー終わりに、軽く飲みに来る客など、自由な雰囲気もこの店の特徴でしょう。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

くしくも訪れたのは、ワールドカップ ロシア大会が開催されていた6月下旬。

それに合わせた観戦セットメニューなども出ていました。

 

アラカルトでわいわい楽しむもよし、お得なセットメニューをじっくり味わうのもよし

私は食べる気満々でしたので、席につくなりメニューを凝視。アラカルトが充実していますが、セットメニューもあって、5 COURSEで1,500THB(約5,000円)。

そこそこリーズナブルな料金設定だと思います。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

アミューズはスイカ。シャーベット状に凍らせた状態。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

パンはイタリアンでフォカッチャでした。ハーブ入のオーソドックなもの。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

1皿目の冷前菜の魚。「SPOTTED GROUPER, Coconut Lime Ceviche」。

ハタ系の南洋魚のマリネ。プルプルの身が、タイバジルやココナッツのソースでトロピカルな雰囲気に。まろやかにもなりますね。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

2皿目はサラダ。「LOCALLY GROWN SEASONABLE VEGITABLES, from Around Thailand」。

美しい盛り付けに目を見張りますが、それ以上に美味しさに驚き。いろんな店のシェフから聞いていますが、タイにも研究熱心な生産者が増えてきて、どんどん野菜の味が進化しているようです。

そう言えば、オフィシャルwebのトップページにはこんなマニフェストが掲載されています。

“WE DEDICATE AND PRIDE OURSELVES ON SOURCING INGREDIENTS OF THE HIGHEST QUALITY AND SUSTAINABILITY.”
(私達は、最高品質かつ持続可能な食材を調達するために献身的に努力し、そのことに誇りを持っています)

こういった意思を持っているレストランがバンコクにも増えてきたのなら、ガストロノミーのレベルが上っていくのは、当然だなと思う次第です。

 

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最新系のアメリカン・キュイジーヌのなかに潜むアジアのテイスト

暑かったので、シンハー・ビールをちびちびやっていたのですが、これはワインだと思い直し、チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンを。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

3皿目は、貝のリゾット。「SEA URCHIN CONGEE, Squid, Clams, Velmouth」。

これが出色。ウニ、アサリ、イカなどの出汁が凝縮されていて、濃厚な旨味に。このあたりはタイというより、フィリピンの味に近いでしょうか。

リゾットではなく「Congee(粥)」と名付けられているところに意味がありそう。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

メインは肉か魚からチョイス。肉のメインは鴨の胸肉でした。「SEARED DUCK BREAST, Chocolate Mole, Spinatch」。

興味深いソース。カレーをメインにいくつかのスパイスが複合され、かなりエキゾチックなテイスト。

「面白くて、美味しいですね」とサービスマンに声を掛けると、「やろうと思えばNYスタイルのフレンチはできるシェフですが、バンコクでやっている以上、あくまでアジアの味であることは意識しています」とのこと。

シェフのARNOLD MARCELLA氏は、フィリピン生まれで、幼い頃にニューヨーク移住。「the Culinary Institute of America」を卒業後、ニューヨークの「Jean-Georges」を「Marea」など錚々たる名店で研鑽を積んでします。

そして、バカンスで来ていたタイに惚れ込み、『Eat Me restaurant』のシェフ、ティム・バトラー氏などの後押しもあり、バンコクで仕事をすることになったと聞きます。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

5皿目はデザート。「IT’S IT, Multi-Grain Cookie, Vanilla Ice Cream 」。

チョコアイスパイですね。中はバニアのアイスクリーム。エンゼルパイをアイスクリームにして、手作りで美味しくつくるとこんな感じになるんだ?という味です。

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

先程の食材の話に限らず、食べながら、バンコクのグルメシーンの進化を実感していました。

フィリピン生まれ、ニューヨーク育ちという、タイとは直接関係なかったシェフが自らの意思で移住。そして、高いパフォーマンスを実現できている環境は、アジアを探してもそうは多くないでしょうから。

 

 

 

 

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『Bunker(バンカー)』店舗情報

平均予算:2,000-3,000 タイバーツ(約7,000~10,000円)
営業時間:17:30-23:00 定休日:無休
電話番号:+66 99 118 2200
住所:118/2 Soi Suksa (Sathorn 12), Bangkok
オフィシャルHP(英文)はこちら

タイ・バンコク『Bunker(ブンカー)』ニューアメリカ料理

予約に関して

電話あるいはオフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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店の地図

 

 

 



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