Foodies Asia食にこだわる“フーディー”に

 

各地域のテーマごとにはずさない鉄板店と新鋭や穴場などを紹介する、[my best+αシリーズ]。

チェンマイを代表するローカルフード「カオソーイ」。
カレースープの辛さにココナツの甘みが加わった独特のおいしさに、やみつきになるトラベラーも続出している名物ヌードルです。
名店は人の数ほどありますが、ここではビブグルマン、ミシュランプレートに掲載された店に絞って、おすすめ店をご紹介します。

 

ミシュランに掲載された「カオソーイ」のおすすめ店

平打ちの卵麺を、カレーの辛さにココナツの甘みが加わったスープで食べるのが特徴ですが、各店それぞれニュアンスが違い、その店なりの味を出しています。

一方で。付け合わせは、だいたいどの店も同じで、
・パッカードーン：高菜に似た野菜の漬け物
・ホームデーン：赤わけぎ
・マナウ：ライム
のセット。

ついスープのなかに入れたくなってしまうのですが、別々に食べるのが本来の流儀だとは、「カオソーイ メーマニー」の女将の弁です。

 

 

 

①：『カオソーイ メーマニー／Khao Soi Mae Manee（ข้าวซอยแม่มณี）』

ビブグルマン掲載／カオソーイ1杯の料金：40THB（約150円）～

チェンマイの中心部から約8km北上したところにある麺料理の老舗。

1984年にオープンし、さまざまな麺料理を販売していましたが、時間が経つにつれて、「カオソーイ」がとくに名物とされる店になっています。

いろいろ食べ比べた結果、やはりここが最もミシュラン好きするだろうなと実感しました。

強いて言うなら、最もパスタっぽい美味しさがあるんです。

卵と小麦の生麺は素材の力強さを伝えていますし、カレーも比較的ソースに近いニュアンス。

ココナツミルクもそこに混ぜ切っているわけではなく、生クリームを添えるかのようなスタイルです。

付け合わせもたっぷり。

郊外ながら、足しげく通うファンがいるのが頷ける名店です。

 

 

 

 

②：『カノムジーン サンパコーイ／Sanpakoi Kanomjeen（ขนมจีนสันป่าข่อย）』

ビブグルマン掲載／カオソーイ1杯の料金：40THB（約150円）

地元の市場内にあるお店。午後から深夜までの営業で、どの時間帯も人であふれている人気店です。

新鮮な春雨「カノムチン」をはじめとした5種類の麺料理を提供している小さな店ですが、「カオソーイ」も逸品。

小さめの器で、40THB（150円）とスナック感覚で食べられる小品ですが、鳥のもも肉は他店と比べても立派。

付け合わせは、ライム、赤わけぎ、漬け物、唐辛子と注文したカウンターで自由にトッピングできるスタイル。

唐辛子がトッピングで入っていることからもわかるように、デフォルトでは辛さ控えめ。

ココナツの香りがしっかり感じられます。

 

 

 

 

③：『カオソーイ ニマン／KAO SOY NIMMAN』

ミシュランプレート掲載／カオソーイ1杯の料金：85THB（約315円）～

旧市街の北西に隣接したニマン・エリアにある人気店。

ローカル食堂はちょっと…という方には、他店と比べれば多少値は張るものの、清潔な雰囲気を保つこの店一択でもいいかもしれません。

ガーデン席と、エアコンの効いた室内席があります。

名物の「カオソーイ」は、オーソドックスな鶏肉だけではなく、様々なバリエーションが楽しめるのが特徴。

牛や豚、北部スタイルのソーセージ（写真）を始めとした肉類、海老や沢蟹などの魚介、さらには豆腐などのベジタリアン対応など、ほかでは味わえない具がそろうので、食べ比べに通ってみるのもいいでしょう。

また、「カオソーイ」だけではなく、タイ北部の地元料理や季節の料理を取り揃えているのも特徴。

プラスアルファで楽しみたいときにも重宝するお店です。

 

 

 

 

④：『カオソーイ サムージャイ ファーハーム／Khao Soi Samoe Chai（ข้าวซอยเสมอใจ）』

ミシュランプレート掲載／カオソーイ1杯の料金：50THB（約185円）～

ビン川を3km強、北上したところにある名店。

ドライブインのようなスタイルのお店で、ローカルフードが一通りそろうブースが並んでいますが、やはり名物は「カオソーイ」。

ちょっと辛めでクリーミーなスープと、柔らかな卵麺、カリカリ麺のトッピングのバランスが秀逸。受賞歴も多数です。

この200円弱の名物を食べに、多くの地元の方が車やバイクで駆けつけてきます。

とくに昼食時は混みあっていますが、たくさんのテーブルが用意されているので、入りやすい店です。

 

 

 

 

⑤：『カオソーイ ラムドゥアン ファーハーム／Khao Soi Lam Duan – Fa Ham』

ミシュランプレート掲載／カオソーイ1杯の料金：50THB（約185円）～

こちらもビン川を北上、「カオソーイ サムージャイ ファーハーム」 のちょっと手前、「X２リゾート」の真向かいです。

第二次世界大戦の時代から続く老舗で、その「カオソーイ」はもっともバランスの取れていて、庶民に磨かれてきた味を感じます。

手ごろな価格で提供される「カオソーイ」は、地元の人々の長年のお気に入りであるという評判を得ています。

さまざまな肉が使われたバリエーションの中で、柔らかくてジューシーな鶏肉のドラムスティックが一番人気。

 

 

 

 

 

⑥：『カーオソーイ ルン ブラキット （Khao Soi Lung Prakit Kad Kom）』

ミシュランビブグルマン掲載／カオソーイ1杯の料金：50THB（約185円）～

 

動画投稿サイトで有名になったことから「カオ ソイ ネットフリックス」と呼ばれる店。

実は、40 年以上にわたってタイ北部スタイルのカレー ヌードル スープを提供している老舗でもあります。

名物はビーフ カオ ソイで、クリーミーなスープ、柔らかいビーフ、アルデンテの麺、歯ごたえと心地よい酸味のトッピングが特徴です。

 

 

 

 

 

 

その他の「カオソーイ」のおすすめ店

ミシュラン掲載は逃したものの、評価が高く、行っておくべき「カオソーイ」店を追加でご紹介しておきます。

『カオソーイメーサイ』 や『カオソーイ クンヤーイ』は有名店。地元ばかりではなく、ガイドブックには必ず載るようなお店ですので、チェックしておいて損はないと思います。

⑦：『オントーン／Ongtong（ก๋วยเตี๋ยวเรือ อองตอง）』

カオソーイ1杯の料金：70THB（約260円）～

『カオソーイ メーマニー』のところで「カオソーイを突き詰めていくと、パスタの美味しさと一緒」と書きましたが、ありました、もっと近いのが。

チェンマイでも珍しい汁なしの「ドライカオソーイ」が食べられる店がここです。

これはほとんど、カレーココナツソースの卵麺パスタです。

結構美味しいと思うのですが、まだ他に食べられる店が少ないのはなぜでしょうか、これから流行ることを期待しています。

 

 

 

 

⑧：『カオソーイメーサイ／Khao Soy Maesai（ร้านข้าวซอยแม่สาย）』

カオソーイ1杯の料金：50THB（約185円）～

 

 

 

 

⑨：『カオソーイ クンヤーイ／Khao Soi Khun Yai（ร้านข้าวซอยคุณยาย）』

カオソーイ1杯の料金：50THB（約185円）～

 

 

 

 

 

 

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