【閉店】大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

 

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

平均予算:ディナー 20,000~30,000円/「ミシュラン大阪 2022」1つ星グリーンスター 

一休で予約する

 

 

店の特徴

2018年11月のオープンでありながら、2020年度版のミシュラン大阪で早々に1つ星を獲得(2022年度版にはグリーンスターにも承認)と、気になっていたレストランではあったのですが。

東京から駆け付けるべきかどうかの確信が持てず、ダラダラと時間が経ってしまいましたが、「早く行っておくべきだった」と後悔したレストランの一つです。

メニューはおまかせのみで、一斉スタートというスタイル

店に付くとカウンターに通されます。

目の前のキッチンの奥に、所狭しと並んだ発酵中の瓶のラベルを見ているだけで楽しくなってきます。

メニューは毎月ガラリと変わる、おまかせコースのみの展開。

そのコンセプトに関して、HPから引用すると——。

私達は、オープン当初から野菜などの企画品に拘らずに使用したり、発酵、燻製、塩漬けや酢漬けなどの調理技術にて食材を無駄にすることなくFood Sustainabilityをテーマに「体に優しい料理」「環境に優しい料理」「初めての食体験」を掲げて取り組んで来ました。

この考えを体現しているということか、メニュー表も凝っています。

植物の食べが巻かれ、四季と共にその植物が育ち、実をつけ、さらに種に戻っていくという自然の循環のストーリーにインスパイアされたコースの仕立てになっています。

さて、一斉スタートの18時に。

乾杯はシャンパーニュで。

Amazake

アミューズの前に一品。

仙台産ササニシキの玄米から作った甘酒、松ぼっくりが添えてあります。

 

Hatsu Amuse~秋刀魚とパパイヤ/烏賊タルト/蕪とホタテ

左下は烏賊イカと和牛のタルト。希少なイカの口も乗っています。

右下のホタテにはバターの泡をかぶせて。

奥は秋刀魚とパパイヤの叩き。

 

Wood ear mushroom~木耳

キノコの一皿。鴨のだしに大根おろしを混ぜ込んだソース。

上には埼玉のキンモクセイの花を散らしています。

炭火で炙ったキクラゲを発酵バターのソースで。

冬トリュフを散らしています。

アミューズから数皿シャンパーニュでのぺリングでしたが、このキクラゲで千葉の日本酒に。

 

Hatsu snacks~いわしバター/鹿バーガー

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

シェフが修業したデンマークでは一般的な酢漬けのイワシ。

それをライ麦パンと発酵バターでサンドイッチに。

鹿肉のハンバーグを使ったバーガーはパテもバンズも自家製だとか。

 

Soup by Oh~秋刀魚

秋刀魚とカボチャのスープ。

合わせるのは、イタリアのオレンジワイン。

 

Hatsu salad~HATSU(初)さらだ

ロメインレタスを中心に、イチゴやブドウなどのフルーツ、アロエ、ズッキーニなど、その他野菜などの酢漬けなど、開店以来楽しまれてきた料理の総集編といえるサラダ。

 

Mormor Brod

モーモーとは、デンマーク語で「おばあちゃん」の意。

北欧の家庭で馴染まれたくるみ入りのパンを、『ル・シュクレ・クール』に特注しているそう。

 

Plate Clenser~Kuri/Ringo by Shinkura

口直しは、ドリンクという変化球。

秋らしく、栗とりんごを、お得意の発酵技術を使って仕上げています。

ブロッコリーのグリル。隠し味に韓国テイストが入っています。

合わせていたのはドイツの白。7つの品種をアッサンブラージュしたものだそうで、複雑さも魅力です。

やたら深い皿だと思っていたのですが、オブジェだと見過ごしていたテーブル上に置いてあった蓋をかぶせると、あらキノコの登場です。

秋ですね。

 

Quennelle~クネルと穴子

クネルはフランスの伝統料理。日本で言えばかまぼこ的な蒸し物を、かぼちゃのソースで。

イタリアの赤。シラーとカベルネ・ソーヴィニヨン。

 

Frikadeller

メニューを見たときに、メインらしきものが見当たらなかったので、変わった構成なのかな?と想像していたのですが、「Frikadeller(=デンマーク語ミートボール)」がそれにあたったようです。

鴨ムネのグリルをレモンのソースで。

鴨ハンバーグにはちりめんキャペツが乗せられています。

紫キャベツのザワークラフト、マッシュポテトなど付け合わせも凝っています。

 

Simeru

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

メニューでは「締め」とだけ書かれ、蓋を閉じて給されるシークレットのご飯ものは、カレー。

20種以上のスパイスを使った複雑な味で、フルーツから作られたチャツネの甘い香りも特徴です。

ノーマの元ソムリエがフランスで作り始めたワイナリー産というオレンジワイン。名前は、「レッツゴーディスコ」!

不思議な味で、昆布茶色強し。お米にも合います。

 

Better milk/ice

デザート1皿目は、ミルクアイスクリーム。

といっても、ここにもサプライズが込められていて、実はコーヒー味でした。ふしぎ。

 

Hatsu puddings

プリンも、一筋縄ではいきません。

卵ではなく、エッグフルーツの実からつくられているそう。

 

Cookie by chti-chyi1, Oh confectionary, Okome cooffe

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

小菓子は、左は紅茶を練り込んだクッキー、右はさつまいものクッキー。

食後のドリンクは、「お米コーヒー」。

と最後まで、意表を突かれる、小さな驚きに溢れたコースでした。

 

 

 

メニュー

【Dinner】
【おまかせ】コース 18,150円
【おまかせ】コース+ドリンクペアリングプラン 29,040円

メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください

 

予約・通信販売について

電話かwebから。 web即時予約は、一休で受け付けています。

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大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

 

店の地図・アクセス

JR東西線「北新地駅」から徒歩7分
地下鉄四つ橋線「西梅田駅」から徒歩7分
阪神本線「梅田駅」から徒歩10分

大阪・北新地『HATSU(ハツ)』イノベーティブ

 

『HATSU(ハツ)』店舗情報

営業時間:ディナー 17:45分、18:00一斉スタート
定休日:日・月曜、祝日
電話番号:06-6344-3831
住所:〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1丁目4−20 第2ロイヤルビルディング 1F
オフィシャルwebはこちら 食べログの情報を見る

オフィシャルinstagramページはこちら

 

 

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