台湾・台中『JL Studio(ジェーエルスタジオ)』現代シンガポール料理 ☆☆

Taichun-JL-STUDIO

台湾・台中にありながら、コンテンポラリーなシンガポール料理の騎手となりうる『現代新加坡料理 JL STUDIO(JL スタジオ)』。
シンガポールの伝統料理、家庭料理をニューノルディックキュイジーヌを経由した手法で、コースを通して美しい食体験に昇華するセンスに脱帽です。
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台湾・台中で現代シンガポール料理を進化させる注目の新鋭

このサイトで紹介しているお店をいくつか見てくれている方なら、地域のルーツをリスペクトしつつ、イノベーティブでもある料理がメインになっているのはおわかりかもしれません。

『ノーマ』以降、トップレストランの間では大きなトレンドの一つとも言える手法なので、アジア各地でこの手の新感覚の料理が生まれているのは嬉しい状況ですが、アジア3大美食エリアの一つ、シンガポールではなかなか見つからないなぁと苦虫を噛み潰すような気持ちでいました。

シンガポールにある『ワイルドロケット』は近い線をいっていますが、やはりイタリアンがベースになっている印象ですし、プラナカン料理の『キャンドルナッツ』もモダンなプレゼンテーションではあるものの、斬新さは抑えめ。

そんなありそうでなかったコンテンポラリーなシンガポール料理を、なぜか台湾の台中で発見してしまいました!

・プライベートダイニングの雰囲気も漂う、隠れ家的な店のつくり

場所は、台中駅から7kmほど西に行ったエリア。

市の中心部からも外れていますし、観光エリアでもないので、まったくイメージがつかなかったのですが、無料で乗れる台中の市バスを降り、公益路二段を歩いていると、結構おしゃれなレストランが連なっています。

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目的の『JLスタジオ』の看板は見つけたものの、入り口が見つかりません。

仕方ないので、1階のカジュアルダイニングのスタッフに声を掛けると、ここが入り口だとか。

そのままテーブルの間を通り、奥のエレベーターへ。へえ、こういうつくりなんですね。

プライベートダイニングのような感覚もあって、悪くありません。

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・ディナーのみの営業で、通常は2種のコースを提供

通常、10皿で2,800台湾ドル(約10,000円)の「Menu Discovery」と、12皿で3,800台湾ドル(約13,500円)の「Menu Experience」の2つのコースのみ。

この日は大晦日でしたので、「Menu Experience」のみの提供でした。

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このメニューがしっかりつくってあって、シェフの想いが序文に書かれています。

シンガポール出身で、北欧でも研鑽を積んだジミー・リン・シェフが、生まれ育ったシンガポールや東南アジアの食文化にインスピレーションを受けてつくられている料理の数々だということが記されています。

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ちなみにこれ、オーナメントに見えますが、ドリンクリスト入れでした。

ドリンクは単品からワインのペアリングコースまで揃っています。

ペアリングは、3~5杯のデギュスタシオンだったので、あまり飲まない方には、ありがたいラインナップでしょう。

台湾自体、あんまりアルコールを飲まなかったりしますので、その食文化が影響しているのかもしれません。

詳細は後ほど書きますが、スタッフの方と「ナチュラルワイン」の話をしていたら、ビオ寄りで3杯選んでくれました。

・アイデアに溢れた美しい小品が続くスナック~前菜

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「Rose Shirimp, Cuttle Fish, Chinese Badish」

プラナカン料理(シンガポールなどに中国から移住してきた人びとの食文化)で前菜、タルトの器なかに具が盛られる「クエ・パイティー」も、美しいスタイル。

おいしいとは、美しい味と書くのです。

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続いて「Natstrtium, Cabbage, Spring Onion」と美的なスナックが並んだと思ったら、ここでモードチェンジ――。

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新発売(?!)の「ポーキー」です。正式なメニュー名は「HuaLian Magao, Bar Kwah」。

日本人より日本のスナックを愛する台湾ならではのセンスとも言えますが、日本人に出すのはさすがに照れるのか、少しはにかんでいるスタッフが可愛かったです。

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ここでメニューには載っていなかった「Betal Leaf」。東南アジア、オセアニアなどで用いられる、噛む嗜好品と知られたキンマという葉。

石とじゃがいもで「一つだけ食べられる石があります」というプレゼンテーションは、いくつかのレストランで経験してきましたが、葉っぱは初めて。

中に具が入ったものが正解なのですが、葉ごと食べられるので、全部食べられるので、一つだけではないんですけどね。

 

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