東京・広尾『Ode(オード)』コンテンポラリーフレンチ

Tokyo-Restaurant-Ode

 

フレンチをベースにしたガストロノミックな料理で、「ミシュランガイド東京」での1つ星、「ゴ・エ・ミヨ」での「明日のグランシェフ賞」獲得など抜群の評価を誇る広尾の『Ode(オード)』。
インテリアだけではなくシグネチャーディッシュからユニフォーム、カトラリーなどまでグレーに統一されるなどコンセプチュアルなスタイルでも好評を呼んでいますが、意外やクラシカルな一面も?
いやいや、かなり尖ってますよ。でも、ポップでしょ?と、聞く人によって刺さるポイントが違う万華鏡のような評判の、その実態は? ランチに伺い、探ってみました。

Tokyo-Restaurant-Ode

平均予算:ランチ 10,000~15,000円、ディナー 20,000~30,000円 /「ミシュランガイド東京」1つ星

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心・技・体をともなったコンテンポラリーなガストロノミー

東京、いや日本の食通の間では、もう知らない人はいないくらいの人気レストランでしょうが、ようやく来れたというのが、私の実感。

ここの生井シェフとは面識はなかったものの、台湾・屏東の『AKAME』に行けば「先月、生井シェフが来てましたよ」と言われ、台中の『JLスタジオ』に行けば「先月コラボしました」と彼が残していったレアな日本酒を振る舞われ、お盆にシンガポールの『META』に行っても、また然り。

9月も台北の『logy』に予約を入れたら、その後instaでコラボディナーの告知が出てました。

何たるシンクロニシティか因縁か……。

いやいや、アンテナの張り方が近いということだと、勝手に親近感を持つにいたり、そりゃ行かなくちゃだめだな、と。

そういった感覚的な部分もあるのは確かですが、実際に伺ってもっとも印象的だったのは、実は美味しさ。

私自身、このサイトでは、美味しいことは当たり前くらいのお店をセレクトしていますし、人それぞれでその感覚は違うことは承知していますので、あまり「美味しい」という言葉は使わないようにしているのですが、ここは率直に美味しかったことが一番印象に残りました。

店や料理のトータルな見せ方、カジュアルながら心地よいサービスなどを含めて、心技体が揃っていると言えばいいでしょうか。

・メニューはおまかせコースのみ

今回はお昼にうかがったので、LUNCHコース¥7,000+税サ)です。季節の食材をつかった9皿前後のお料理という説明。

ちなみに、13皿前後のDINNERコースは¥15,000(+税サ)です。

この日は、休日のランチでしたが、後に打ち合わせを控えていたので、ノンアルコールペアリングで。

すべてお茶だということ。

Tokyo-Restaurant-Ode

最初に出してもらったは、スパークリングのお茶。このパターンは初めてでしたが、かなり面白いですね。

・名物料理が目白押しの前半

最初に丸い器が出てきたところで、来たことのない私でさえ「あ、あれか」という料理から、ランチコースはスタートです。

「ドラ○ンボール」

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シグネチャーよりも有名になっていると言えるかもしれないアミューズ。

「一星球(イーシンチュウ)」ですね。

オマール海老のビスクに、コアントローの衣。カレーの風味も漂います。

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合わせるのは、ホットミルクに台湾の麻を入れたもの。

 

「きゅうり 梅干し トマト」

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岩牡蠣を使ったアイスクリーム。

きゅうり、トマト、梅干しなどが使われたソース。紫蘇も入ってるかな。

 

「フォアグラ 生姜」

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フォアグラをタルトに。新生姜の香りも漂います。

フォアグラですが、あっさりした美味しさなので、何個でもいきたいくらい。

 

「グレー 2019」

Tokyo-Restaurant-Ode

スペシャリテですね。

提供されたときは、この記事のトップの写真のようなスタイルですが、中を覗いてみるとこんな感じ。

青魚に尾崎牛のタルタルを合わせるのが定番ですが、この時期の魚は鰯でした。

メレンゲも、鰯の皮や骨からとった素材を使っているそう。

魚肉とも濃厚な旨味がありますが、それを受け止めるマヨネーズや玉ねぎの爽やかな酸味とのバランスも抜群。

 

「ムール貝 つるむらさき」

Tokyo-Restaurant-Ode

夏バージョンのリゾット。

ツルムラサキのフリットやモロヘイヤ、コーンなどの夏野菜の下に北海道産のムール貝が潜んでいます。

ただ、コンテンポラリーだけど、しっかりとしたフレンチという誰かの説明を信じ込んでいたので、こういったリゾットが出てくることが、ちょっと意外でした。

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その意外さがスルッと納得できたのが、中座したときに、ふと店にかかっている音楽が尋常じゃないことに気づいたときでした。

それは、一風堂の「すみれ September Love」。なんとなくレディオヘッドが流れているなぁくらいにBGMを意識していたのですが、なんと一風堂?!

40オーバーの世代ではかなり知っている方も多いだろうヒット曲ですが、ちょっと説明すると、この一風堂というアーティストは、評価が難しいアーティストでもあります。

一般的には、土屋昌巳の中性的な美貌と、「ザ・ベストテン」にも登場していたようなお茶の間での人気から、ロック歌謡的な扱いを受けることのほうが多いかもしれません。

けれども、アルバムなどをよくよく聴くと、レゲエなどのルーツ・ミュージックも世界同時進行のニューウェーブ的なフィルターを通して表現。かなり高度なことをやっていたバンドの一つでもあります。



いつもの悪いクセかもしれませんが、そこに気づいてしまうと、『Ode』がやろうとしている世界観と同期しているような気がしてなりません。

そのことはいったん置いておいて、コースは後半のメイン料理へと進んでいきます。

 

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