Foodies Asia食にこだわる“フーディー”に

 

食を愛するものなら、一度は行きたい憧れのオーベルジュをクローズアップ。
かけがえのない郷土料理を楽しめる宿、日本ワインの新たな注目醸造地であるワインコースト、オーセンティックなフレンチを堪能できる山岳リゾート、佐渡島の海の幸を提供する民宿と、食材の宝庫・新潟ならではの食にこだわる宿をご紹介します。

 

魚沼・越後湯沢で雪国A級グルメを堪能できるオーベルジュ

雑誌『自遊人』が、〝永久〟に守りたい地域の味を「A級グルメ」と名付けたのが2010年のこと。

それ以降、郷土の根差した食文化への関心は、成熟の一途をたどってきたと言えるかもしれません。

発祥の地となった新潟・南魚沼には、この理念を体現するオーベルジュ・旅館が点在しています。

この貴重かつ親しみ深い味を堪能するなら、都会の時間に追われることなく、ゆっくり噛みしめたいものです。

 

南魚沼『里山十帖』

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「雪国A級グルメ」の発起人となった雑誌『自遊人』がプロデュースした宿。

その理念が詰まったクオリティの高い空間と料理は、唯一無二のものだと言えるでしょう。

 

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南魚沼『欅苑』

苑内にある樹齢 約1,500年の大欅より名づけられた「けやき苑」。

建物も、明治3年に建てられた茅葺き屋根の伝統的な田舎屋造り。

割烹としてのほうが、有名ですが、宿泊もできます。

「春夏秋冬の自然相手にくつろいで、田舎料理をごゆっくり」というのが女将の弁だけれども、お米も野菜もほぼ自家製というのは、「ファーム・トゥ・テーブル」な貴重さが秘められているとも言えます。

丁寧にだしを引き、調味料も上質な品を使っていることからもうかがえるように、野菜の扱いは一級。

ふだん食べ慣れているはずの野菜も、味のイメージが変わるという定評があります。

 

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十日町『酒の宿 玉城屋』

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「ミシュラン新潟 2020」で1つ星を獲得した旅館。

『レストラン・リューズ』で研鑽を積んだ栗山昭シェフが手掛ける里山の恵み×フレンチに、旅館に引き継がれる酒への造詣を組み合わせるという唯一無二の「ローカル・ガストロノミー」が築き上げられています。

 

 

 

越後湯澤『HATAGO井仙』

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越後湯沢駅西口の真ん前、旅の中継点である「HATAGO」と名付けているように、カジュアルで気ままに楽しめる宿です。

好きなように過ごせるように、８タイプの部屋を用意し、古民家風の設えは趣を感じるのに十分。

「旅館とは、地域を疑似体験してもらうためのショールームである」という４代目の言葉の通り、ここでしか買えない魚沼のおいしい逸品も揃う土産処「んまや」など、こだわりも楽しい宿です。

 

メインダイニングの『むらんごっつぉ』

「雪国ガストロノミー」を標榜する、魚沼キュイジーヌ。

土の恵みである野菜類を、乾燥させ、あるいは塩漬けにして保存する知恵や、雪の中で醸した酒、味噌、醤油などの発酵食品を低温で貯蔵して味わいを深める工夫など

雪国ならでは暮らしや知恵が詰まった料理が味わえます。

 

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新潟ワインコーストでワイナリー・ステイ

このエリアで最初のワイナリーである「カーブドッチ」をはじめ、高級レストランに置かれるシェアが高まっている「フェルミエ」、夫婦二人で丁寧なワインづくりを手掛ける「ドメーヌ・ショオ」と、注目のワイナリーが集まる角田山麓の越前浜。

今では「新潟ワインコースト」と呼ばれるほど、注目の醸造地となったこの角田浜エリアには、「カーブドッチ」が手掛けるアコモデーションが2軒あります。

広大なワイン畑を前に、この地で獲れるワインを傾ける至福の時間は、ワイン好きでなくともかけがえのないものになるでしょう。

 

新潟市・角田浜『ワイナリーステイ トラヴィーニュ』

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「ワインの生まれる場所を尋ね、そこで過ごす贅沢」を提供するアコモデーション。

目の前は一面のぶどう畑。

誰もいない朝の畑を歩き、ワイナリーを巡り、造り手と話をする。そしてディナーでは、新潟で育まれた食とワインが出会う瞬間を体験する。

そんな醍醐味を凝縮した日本でも数少ないワイナリーステイです。

 

メインダイニングのフレンチ『レストラン トラヴィーニュ』

目の前にワイン畑が広がる環境のなかで、河合農園の野菜、笹祝酒造の原酒を使用したクープなど滋味あふれる地元食材、旬の幸をふんだんに使用したフレンチを提供。

ヴィンテージワインをはじめとするワイナリーならではのワインとともに嗜む、ディナーのフルコースが秀逸です。

 

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新潟市・角田浜『カーブドッチ ヴィネスパ』

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『ワイナリーステイ トラヴィーニュ』の奥に位置する『カーブドッチ ヴィネスパ』は、その名の通り、温泉が付いた宿泊施設です。

温泉宿でありながら、部屋は洋室であることろが特徴。

ゆったりとした贅沢な空間で、インテリアの趣を変えた部屋を用意しています。

 

ディナーは、ワイナリーステイと同じく『レストラントラヴィーニュ』のフレンチフルコースのほか、館内の『和食処湯楽』を選択することもできます。

あくまでワインと寄り添った和食であることに、膝を打つ料理を楽しめます。

 

 

 

妙高高原のクラシックホテルでオーセンティックなフレンチを

妙高高原『赤倉観光ホテル』 

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創業は1937年(昭和12年)。

上高地帝国ホテルを築いた当時の大倉財閥が、川奈ホテルに続けて建てた日本の高原リゾートの草分けの一つです。

標高1000ｍに位置し、ホテルの真ん前がゲレンデという立地。

また、源泉掛け流し天然温泉のリゾートホテルでもあります。

 

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メインダイニングルーム「ソルビエ」

格調あるインテリアに目が奪われる雰囲気のなかで、数々の内外の賓客をもてなしてきたという、ダイニングルーム。

料理は、こういうクラシックなホテルじゃないと、かえって楽しめなくなってきた正統フレンチです。

その意味で貴重なので、わざわざ行きたくなるレストランと言えるでしょう。

 

 

 

 

佐渡島で海の幸を堪能

日本海の海の幸に恵まれた佐渡島。

海鮮を活かした家庭料理を楽しめる民宿は点在していますが、強いて宿泊してまで食べたいと思えるのは、『Ryokan浦島』のフレンチ『La Plage』のコースです。

2,000～3,000円で食べられる寿司も美味しい店がたくさんある中で、必食なのは、ミシュラン1つ星を獲得している『りきすし さわた』です。

 

佐渡市『Ryokan浦島』

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旅館という名がついているものの、建築家の北山恒氏がデザインした建物は、かなりのモダンテイスト。

 

メインダイニングのフレンチレストラン『La Plage』

島きってのフレンチであることはもちろん、県内でも有数のレストランの一つ。

佐渡島の豊富な海鮮を使いながら、コンテンポラリーのテイストも入れた料理は、ここでしか味わえない味でしょう。

 

 

 

 

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