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今年はバーチャルで行われた「The Best Chef in the World 2020」。
ベストシェフは、デンマーク『ノーマ』のレネ・シェフが返り咲き。
そんな中で、ベスト100以内に選ばれたアジアに店を持つシェフ/レストランをまとめてみました。
2020年の「The Best Chef in the World」
世界の良質なシェフを紹介している「The Best Chef」は、Facebookなどで活発に活動しているメディア。
基本的には、「ミシュラン」よりはクリエイティヴ、「ワールド50ベストレストラン」よりは若干コンサバっていうくらいのバランスを取っているランキングだという認識です。
その2019年のランキングのトップは、昨年より若干入れ替わりがある結果になりました。
- デンマーク・コペンハーゲン『Noma 2.0』のRene Redzepi
- スウェーデン・ストックホルム『Frantzén』のBjörn Frantzén
- アメリカ・ニューヨーク『Blue Hill』のDan Barber
北欧のワンツーフィニッシュと言っておきます。
2019年度のBest 3は以下の通り。
- スウェーデン・ストックホルム『Frantzén』のBjörn Frantzén
- スペイン・ジローナ『Joan Roca i Fontané』のJoan ROCA
- スペイン・マドリッド『DiverXO』のDavid MUNOZ
ベスト1を獲得した『ノーマ』のレネ・シェフが昨年の8位から返り咲いています。
・世界の中でのアジアは?
それはともあれ、アジアに目を向けると、100以内にランクインしたシェフは10名。
昨年より1名増えていますが、全体的にはランクを落とした結果となります。
今一つレギュレーションがわかりづらいランキングなのですが、どちらかと言うとヨーロッパ勢が強い傾向があるので、コロナ禍においては、遠方のアジアが不利に働いたのではないかと想像しています。
そのうち、日本が5名、タイが3名、香港が2名、シンガポール・台湾が各1名という結果になっています(昨年は、日本が6店、上海、台北、香港が各1店)。
注目は、ガガン・アナンドとアンドレ・チャンの両巨頭が着実に上位に食い込んだこと、ニューカマーとしては、アジアのベストレストランでは2連覇を果たしたシンガポール『オデット』のジュリアン・シェフがようやく世界の舞台に上がってきたこと、香港『VEA』のジャッキー・シェフ、バンコク『ペースト』のビー・シェフが食い込んできたことでしょうか。
1-50位以内にランクインしたアジアのシェフ
#12:Julien Royer(ジュリアン・ロイヤー)
シンガポール『Odette(オデット)』コンテンポラリー・フレンチ
> 日本語可!『Odette』をグルヤクで予約する

平均予算:ランチ 15,000~20,000円、ディナー 30,000円~/「ミシュラン シンガポール 2019」2つ星、「アジアのベストレストラン50 2020」No.1、「La Liste 2020」No.145 > 日本語で予約する 名実ともにシンガポールの...
#25:GAGGAN ANAND(ガガン・アナンド)
タイ・バンコク『ウルトラバイオレット(ultraviolet)』イノベーティブ
> 日本語可!『Gaggan Anand』をグルヤクで予約する

店の特徴 平均予算:ランチ 7,000~10,000円、ディナー 15,000~20,000円/「アジアのベストレストラン50 2023」No.5 2015〜18年と4年連続で「アジアのベストレストラン50」のNo.1を獲得したバンコクの『ガガン』。 2019年にクローズする...
#41:ANDRE CHIANG(アンドレ・チャン)
台北『ロウ(RAW)』イノベーティブ
マカオ『川江月(Sichuan Moon)』四川料理
> 日本語可!『ロウ』をグルヤクで予約する
> 日本語可!『川江月』をグルヤクで予約する
#47:SEIJI YAMAMOTO(山本征治)
東京『日本料理 龍吟』日本料理
> 『龍吟』をぐるなびで予約する
#48:Vicky Cheng(ヴィッキー・チェン)
香港『VEA』イノベーティブ
> 日本語可!『VEA』をグルヤクで予約する

香港のガストロノミー・シーンで、もっともポテンシャルを感じる逸材と言っても過言ではない『VEA』。 広東料理とフレンチのフュージョンを超えて、この店でしか出せいない個性的な表現に昇華した料理は、まさに今が食べどき。 アジア全体での存在感も今後増していくこと間違いありません。 平...
51-100位以内にランクインしたアジアのシェフ
#52:ZAIYU HASEGAWA(長谷川在佑)
東京『傅(DEN)』日本料理
#53:YOSHINORI NARISAWA(成澤由浩)
東京『NARISAWA』イノベーティブ
> 『NARISAWA』をネット予約する
#57:HIROYASU KAWATE(川手寛康)
東京『フロリレージュ(Florilege)』コンテンポラリー・フレンチ
#66:Richard Ekkebus(リチャード・エッケバ)
香港『アンバー(Amber)』フランス料理
> 日本語可!『アンバー』をグルヤクで予約する

「アジアのベストレストラン50」では、毎年1桁台にランクインする、香港の、いやアジアを代表するフランス料理の名店『アンバー』。 比較的リーズナブルなランチコース「Weeknd Wine Lunch」でも、その地力の高さを十二分に堪能できました。 平均予算:ランチ 15,000~2...
#75:Yusuke Takada(高田裕介)
東京『La Cime(ラ シーム)』コンテンポラリー・フレンチ
> 『ラ シーム』をネット予約する

多くの同業の料理人をして「天才」と言わしめる高田裕介シェフが率いる大阪・本町のコンテンポラリー・フレンチ『La Cime(ラシーム)』。 ミシュラン2つ星、アジアのベストレストラン50でNo.8と名実ともに評価を高めている、大阪の奇才の現在地は? シェフの故郷・奄美大島を中心に、鹿児島や...
#78:Thomas & Mathias Suhring(トーマス&マティス・ズーリング)
タイ・バンコク『ロウ(RAW)』イノベーティブ
> 日本語可!『ズーリング』をグルヤクで予約する

「アジアのベストレストラン50」ではNo.13位内をキープ、「ミシュラン」では2019年度に2つ星に昇格、「ラ・リスト」では世界でNo.258と、オープン2年を前にして、バンコクで絶大なる評価を誇るのが、『Sühring(ズーリング)』です。 タイでなぜドイツ料理?っていう素朴な疑問が吹っ...
#82:Bee Satongun(ビー・サトンガン)
タイ・バンコク『Paste(ペースト)』モダンタイ料理
> 日本語可!『ペースト』をグルヤクで予約する

Jason & Bee の夫婦シェフによるモダン・タイ・キュイジーヌ。定番のタイ料理に現代のエッセンスを加え、味も見た目も洗練させた人気店。 平均予算:ランチ 5,000~7,000円、ディナー 10,000~15,000円/「ミシュランガイド バンコク 2021」1つ星、「アジア...
ちなみに、昨年からランク外になったのは、下記の3店。
とくに質が落ちたとは思いませんので、相対的なものでしょう。
ぜひ、行ってみてください。
#53:PAUL PAIRET(ポール・ペイレ)
上海『ウルトラバイオレット(ultraviolet)』イノベーティブ
> 日本語可!『ウルトラバイオレット バイ ポールパイレート』をグルヤクで予約する
#93:HAJIME YONEDA(米田肇)
大阪『ハジメ(HAJIME)』イノベーティブ