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アジアのビーチリゾートとしては真っ先に名前が挙がってくる国際的観光地、プーケット。
数多くのビジターに鍛えられたのか、ファインダイニングのレベルも安定しています。
イノベーティブ/フュージョン、西欧料理の実力店、モダンなタイ料理などトップレストランをエリア別に紹介します。
違いがわかるトラベラーにこそ訪ねて欲しい、おすすめグルメガイドです。
プーケットタウンのおすすめのレストラン
プーケット島の中心プーケットタウン。行政や商業の中心地ではあるものの、リゾート地ではなかったのですが、最近、コロニアル時代の街並みが残る独特な文化に再評価の兆しが現れています。
それにともない、クリエイティブなレストランもぽちぽち出始めているので、グルメに関しても押さえておきたいエリアです。
①:欧州コンテンポラリー料理『サーフ アンド ターフ バイ ソウルキッチン』
平均予算:ディナー 5,000~7,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ビブグルマン掲載
「ミシュラン プーケット」で唯一、西洋料理でビブグルマンに認定されているレストラン。
プーケットタウンの中心地にあります。
料理は、チリやハーブの使い方など、ところどころにタイ料理のアクセントは入りますが、ベースはヨーロピアン。
ネオビストロの流れを汲むようなカジュアルな雰囲気を醸しつつ、凝った料理を提供しています。
基本がしっかりしているのでしょう、どの料理を頼んでも外れないクオリティ。
東京にあっても行きつけにしたいお店です。
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『サーフ アンド ターフ(Surf & Turf by Soul Kitchen)』店舗情報
営業時間:ディナー 18:00-22:00
定休日:不定休
電話番号:+66 89 104 7432
住所:115 Phangnga Rd, Tambon Talat Yai, Amphoe Mueang Phuket, Chang Wat Phuket
予約の仕方
予約は電話か、Facebookから(英語・タイ語)。基本的に1か月前から予約を受け付けています。
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②:アジア・西欧フュージョン料理『スアイ レストラン』
平均予算:ディナー 7,000~10,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ミシュランプレート掲載
プーケットのなかではセレブシェフに入るTammasak Chootongのお店。
タイ料理をベースに、西洋料理のエッセンスを取り込むというスタイルなのですが、これがかなり独特。
イノベーティブでもフュージョンでも、異なった食文化を取り入れる際には、できる限り融合しようとするのが普通なのですが、このシェフの場合、レッドカレーのなかにポンっと鴨のコンフィが入っていたり、具をハーブで包んで食べる「ミヤンカム」の具がフォアグラだったり。
それでいて、口のなかに入れると、違和感はまったくなく、純粋に美味しさが伝わるという、不思議な体験。
プーケットタウンの中心地にありながら一軒家レストランで、季節によってはテラス席で心地よく過ごせます。
2名以上ならディナーのセットコースが楽しめますので、そちらがおすすめです。
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『スアイ レストラン(Suay Restaurant)』店舗情報
営業時間:17:00~23:00
定休日:不定休
電話番号:+66 (0)87 888 6990
住所:50/2 Takuapa Rd, ตำบ ตลาดเหนือ Mueang Phuket District, Phuket 83000
予約の仕方
予約がベター。電話あるいはオフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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③:タイ南部伝統料理『ザ チャーム ダイニング ギャラリー』
平均予算:ランチ 2,000~3,000円、ディナー 3,000~5,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ビブグルマン掲載
伝統的な建築物が並ぶ旧市街にあるレストラン。
店自体の雰囲気も、古き良き時代を彷彿とさせる良い雰囲気に包まれています。
「ダイニング・ギャラリー」という店の肩書が示す通り、プーケットに伝統的に伝わる家庭料理のレシピが中心。
フィッシュカレーをはじめ、海老を使った料理が特徴的です。
祖母などから受け継いだレシピを、イノベーティブまではいきませんが、現代的なプレゼンテーションで提供しているレストランとも言えます。
若いオーナーが経営していますが、だからこその伝統へのリスペクトが心地よく伝わってきます。
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『チャーム ダイニング ギャラリー(The Charm dining gallery)』店舗情報
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜
電話番号:+66 76 530 199
住所:93 Dibuk Rd, Tambon Talat Nuea, Mueang Phuket District, Phuket 83000
予約の仕方
予約がベター。電話あるいはオフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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チャーンタレー~カマラビーチのおすすめレストラン
現在のプーケットのグルメシーンで最も熱いエリアは、島の北西部にあるチャーンタレー周辺でしょう。
そもそもチャーンタレーとカラムビーチとの間にあるスリンビーチは、あのアマンがある場所で、プーケット島の中でも高級リゾートが集まっているエリア。
別荘も多く、「億万長者の入り江」と別名が付いているほどで。
その客層に引き寄せられるかのように、ホテルレストランだけではなく個店にも注目のレストランが揃います。
グルメトラベラーだったら、このエリアのレストランを押さえるだけでも、満足度の高い旅になるはず。
④:イノベーティブ『プル』
平均予算:ディナー 20,000~30,000円/「ミシュラン プーケット 2020」1つ星
ミシュランガイドのタイ版で現在、バンコク以外で唯一星を獲得しているレストラン。
6つ星リゾート「トリサラ」のメインダイニングにして、アジアの「地方ガストロノミー」の未来を担う逸材です。
この『PRU』を率いるシェフは、1990年にオランダで生まれたジム・オフォーストさん。
現代的なプレゼンテーションや革新的なアイデアに光るものがあり、『GAGGAN(ガガン)』で働いたいた26歳のときに、この店のシェフに抜擢されたそう。
メインの肉に関しては北部の食材も使っていましたが、南部の海鮮を使い、野菜はほぼ自家農園。
地産地消の新たなかたちでもある「ファーム・トゥ・テーブル」のコンセプトを、これだけ実践しているハイエンドなレストランは稀有だと思います。
リストンオンされたワインも秀逸ですが、カクテルに「ファーム トゥ テーブル」なコンセプトが貫かれています。
自家菜園でビオダイナミック農法をつかって採れる野菜や果物をメインにした「マルベリー」と「キュウリ」、「ニンジンとショウガ」などを使ったシグネチャーカクテルがラインナップされています。
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『プル(PRU)』店舗情報
営業時間:18:00 – 22:30
電話番号:+66 (0)76 310 100
住所:60/1 Moo 6, Srisoonthorn Road, Cherngtalay, Thalang, Phuket
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予約の仕方
上記のオフィシャルHPから予約できます。
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⑤:イノベーティブ『ニタン』
平均予算:ディナー 7,000~10,000円
イノベーティブなレストランでは、『PRU』とともにリストに入れておきたいレストラン。
メニューは、アラカルトもありますが、4皿、5皿、7皿のデギュスタシオンコースがメインです。
プーケットのなかでは、コンテンポラリーなコース料理を食べられる店は、意外や少ないので、貴重な存在でもあります。
海に囲まれたプーケットということもあるのか、多皿のコースということもあるのか、海鮮を一手間かけてクリエイティブに仕上げた料理が印象的です。
2019年春にオープンしたばかりですので、店のインテリアもまだまだ新店のフレッシュさを保っています。
サービスもよく、チャーンタレイのグルメシーンを引っ張っていってほしいと応援したくなる清々しいレストランです。
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『ニタン(Nitan)』店舗情報
コース料金:ディナー 1,700タイバーツ(約6,000円)
営業時間:ディナー 18:00~23:00
定休日:日曜
電話番号:+66 65 683 0432
住所:38 177 Si Sunthon, Thalang District, Phuket
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予約の仕方
予約は電話か、Facebookから(タイ語・英語)。
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⑥:欧州コンテンポラリー料理『バンポット キッチン&バー』
平均予算:ディナー 5,000~7,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ミシュランプレート掲載
分子ガストロノミーの金字塔の一つロンドンの『ファットダック』で研鑽を積んだスコットランド人シェフが手掛けたお店。
ここがアジアだということを忘れてしまうメニューが並びます。
とはいえ、そんなにぶっ飛んだ料理ではなく、素材を生かしながら、ひと手間かけて現代風にしたバランス感。
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『バンポット キッチン&バー(Bampot Kitchen & Bar)』店舗情報
営業時間:17:00~0:00
定休日:月曜
電話番号:+66 (0)93 586 9828
住所:19/1 Moo 1, Lagoon Road, Thalang, Cherngtalay, Phuket 83110
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予約の仕方
電話あるいはオフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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⑦:欧州料理『サイアム サパー クラブ』
平均予算:ディナー 7,000~10,000円
ホテルのラウンジ、あるいは高級会員制レストランのような雰囲気を持つお店。
スタッフのユニフォームはホテルスタイルで、料理もオーセンティックな欧州料理が食べられます。
南国プーケットで、たまには背筋を伸ばしたいときに行きたいレストラン。
バー利用もおすすめです。
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『サイアム サパー クラブ(Siam Supper Club)』店舗情報
営業時間:ディナー 18:00~1:00
定休日:無休
電話番号:+66 76 270 936
住所:36 – 40 Lagoon Rd, Tambon Cherngtalay, Amphoe Thalang, Chang Wat Phuket
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予約の仕方
予約は電話か、オフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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⑧:カフェ・ラウンジ『カフェ デル マー プーケット』
平均予算:ランチ 2,000~3,000円、ディナー 3,000~5,000円
スペイン・イビサ島の伝説のビーチカフェ『カフェ・デル・マー』のプーケット店。
アジアに展開しているのは、バリ島とこのプーケットのカマラビーチのみです。
本家スペインの店はチルアウト色が強いですが、こちらは熱い!
あくまでタイのビーチ仕様にモディファイされたホットな『カフェ デル マー』です。
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『カフェ デル マー プーケット(Café Del Mar Phuket)』店舗情報
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜
電話番号:+66 61 359 5500
住所:118/19 Moo3, Kamala, Kathu District, Phuket
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パトンビーチのおすすめレストラン
パトンは、プーケット島のメインビーチとも呼べる代表的なエリアですが、残念ながら、クリエイティブな料理にたどり着くのは難しい場所でもあります(普通においしいものはいくらでもあります。ちょっと物価が高いけど)。
とはいえ、ビーチのはずれまで足を伸ばせば、光っているレストランはあります。
その代表的な2つのレストランをご紹介。
⑨:イタリア料理『アクアレストラン』
平均予算:15,000~20,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ミシュランプレート掲載、「La Liste 2019」TOP 1000入り
ハイエンドなイタリアンとしては、プーケットの中ではもっとも評価の高いレストラン。
パトンビーチを北側に行ったところにあります。
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『アクア レストラン(Acqua Restaurant)』店舗情報
コース料金:ディナー 2,500、3,500タイバーツ(約9,000円、13,000円)
営業時間:ディナー 17:30~23:00
定休日:無休
電話番号:+66 076 618127
住所:324/15 Prabaramee Road – Patong Kalim Amphoe Kathu, Chang Wat Phuket
オフィシャルwebページはこちら
予約の仕方
予約は電話か、オフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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⑩:イタリア料理『レッド ソース』
平均予算:ランチ 5,000~7,000円、ディナー 7,000~10,000円/「ミシュラン プーケット 2020」ミシュランプレート掲載
上記の『アクア レストラン』とは逆サイド、パトンビーチを南側にはずれたところにある「ローズウッドホテル」内にあるイタリアン。
手堅く美味しいイタリア料理が、朝昼晩とどの時間帯でも楽しめるのがありがたいお店です。
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『レッド ソース(Red Sauce)』店舗情報
営業時間:7:00~11:00、12:00~14:30、18:00~22:00
定休日:無休
電話番号:+66 (0)76 356 888
住所:88/28 Muen-Ngern Road, Patong, Kathu, Phuket 83150
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予約の仕方
電話あるいはオフィシャルwebから(タイ語・英語)。
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