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「アジアのベストバー50」では3年連続Top3内にランクイン。
ニューヨークの人気バーで名を馳せた後閑信吾氏が手がけた、今もっとも注目すべき上海のバーが、この『スピーク・ロウ』です。
禁酒法時代のアメリカのバーを再現した隠れ家感に溢れたビルには、3フロアごとに違ったテイストのバーを展開。オリジナルのカクテルの独創性に加えて、雰囲気などの仕掛けも満載です。
平均予算:5,000~7,000円/「アジアのベストバー50 2019」No.7
アジアのバーランキングTop3をキープし続ける上海の名バー
私自身がバーでお酒を呑む習慣がこれまであまりなかったので、気づいていなかったのですが、カクテルが今すざましい進化を果たしているようです。
料理で言えば、イノベーティブにも似た独創的なオリジナルカクテルが続々と世界の各地で誕生。
そんな状況を知ったのが、上海にあるこの『スピーク・ロー』でした。
そんな状況が門外漢にまで伝わってきたことには、「アジアのベストバー50」が果たした役割が大きかったかもしれません。
2018年で3年目に入り、少しずつ確立してきたということでしょう。
このランキングに関しては、「アジアのベストレストラン50」と同じイギリスのウィリアム リード ビジネス メディアが運営。傾向もベストレストランと同じく、その年に活躍したバーに贈られるので、新しい何かを提供した店が高評価を得ることが多いと思います。
その「アジアのベストバー50」で3年連続中国でトップなのが、この『スピーク・ロウ』。
2016&17年度はNo.2、18年度はNo.3にランクイン、少なくともアジアでも3本の指に入るバーということになります。
・禁酒法時代のアメリカのバーを再現した店つくり
場所は、メトロの駅で言えば「新天地」と「陕西南路」のちょうど中間あたり。バーの看板は出ていません。
目印はカクテルツールショップ「Ocho(オチョ)」です。
店の中に入っていき、「バーに行きたいんです」という仕草をすれば、店員が秘密のドアを開けてくれます。
写真右奥の本棚が可動式のドアになって、その入口。そこを入っていくと――。
地下道のような秘密感あふれる通路に。禁酒法時代のバーをイメージしてつくられたという、隠れ家感満載のつくりです。
・2階はアップテンポなBGMが流れるカジュアルなバー
ちなみに1階には個室もあります。
・3階、4階にはまた違ったテイストのバーが
3階は、ブリティッシュテイストな落ち着いた雰囲気。このフロアでは、より複雑で高価なカクテルを、ゆったりと座って堪能できます。
日本の茶道にインスパイアされたラムやシェリー、抹茶をミックスしたシグネチャー「Speak Low ‘tail(スピーク・ロウ テール)」はこちらで。
さらに4階にも秘密の部屋が限定で楽しめる3つ目のバーがあります。
このあたりの詳細は、またいつか。
『Speak Low 彼楼(スピーク ロー)』店舗情報
平均予算:約3,000円~
営業時間:17:15- 2:00 定休日:無休
電話番号:+86 21 6416 0133
住所:579 Fuxing Middle Rd, Huangpu Qu, Shanghai Shi
予約に関して
オフィシャルwebから予約可能です。
店の地図
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