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上海の『Speak Low』『Sober Club』の成功で、一躍アジアを代表するバーテンダーとなった後閑信吾氏。
それらの成功をひっさげ、ようやく東京にオープンした自身のバーがこの『The SG Club』です。
平均予算:ランチ 1,000~2,000円、バー 5,000~7,000円/「アジアのベストバー50 2019」No.14
世界最先端のミクソロジーカクテル
やっぱ、すごいな、この人。
今世界で、もっとも注目すべきバーテンダーの一人であることは間違いない後閑信吾さん。
そのカクテルのオリジナリティや、店の演出の楽しさは、上海の『スピークロー』で体感済み。私がバンコクで大好きな『ク・バー』も門下生。
海外の店でご本人とお会いする機会はなかったのですが、ようやく日本にオープンさせたのが、この『SG Club』です。

「アジアのベストバー50」では3年連続Top3内にランクイン。 ニューヨークの人気バーで名を馳せた後閑信吾氏が手がけた、今もっとも注目すべき上海のバーが、この『スピーク・ロウ』です。 禁酒法時代のアメリカのバーを再現した隠れ家感に溢れたビルには、3フロアごとに違ったテイストのバーを展開。...

2017年2月にオープンし、翌年の「アジアのベストバー50」2018に早くもランクイン。 アジアの食材を使ったクリエイティブなカクテルで、廃墟のようなビルを豊穣な空間に変えてしまう、イノベーティブな感覚満載で要注目のカクテルバーです。 バンコク中華街のはずれ、わかりにくい場所ですが、ぜひ...
カジュアルな1階、高級感のある地下と2つのテイストが楽しめる店づくりになっています。
基本的に、ほぼすべてがオリジナルカクテルなのですが、その独創性、引き出しの多さに驚きます。
ディナー後に伺ったときに、「食後のお茶的なイメージで」と頼んだら出てきた抹茶のカクテル。
ラムベースのものですが、これでカクテル世界大会でNo.1になったシグネチャーです。
メニューには出ていないので、出したくないのかな?と勘ぐっていたのですが、そういったこだわりはないようです。
和牛マフィアとコラボしたカクテル。
牛肉とあわせるのではなく、牛肉を取り込むという離れ業までなんなくとこなします。
オリジナルのリカーも。
デイタイムには「カレー」を提供
バータイムになる前の日中には、カレー店として営業しています。
メニューは、ポークキーマをメインに四川山椒がピリリときいた「マーラ」と、チキンカレーにカカオを八丁味噌を隠し味にした「モーレ」の2種類。
写真のように、2つを合い掛けにすることもできます。
スパイスや食材のかけ合わせであるカレーと、同じようにハーブやリキュールをかけ合わせていくカクテル。
考え方の根本に共通点は多いんでしょうね。
これらのカレーも「後閑テイスト」に仕上がっていると言えるでしょう。
「エスプレッソプリン」も逸品。
夜のバーだけじゃなく、昼間も楽しめる店として、渋谷のフードカルチャーになくてはならない店になっていきそうです。
『The SG Club(ザ・エスジー・クラブ)』店舗情報
平均予算:4,000~6,000円
営業時間:<日~木>14:00~翌2:00 <金・土>14:00~翌3:00
定休日:不定休
電話番号:+81 (0)3 6427 0204
住所:東京都渋谷区神南1-7-8
予約に関して
予約不可なので、直接店舗へ。
店の地図
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