カンボジア・シェムリアップ『Cuisine Wat Damnak(キュイジーヌ ワット ダムナック)』フレンチ・アジアン・フュージョン ☆

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

 

カンボジアで唯一「アジアのベストレストラン50」(2015、16年)にランクインしていた実力店。
アジアにおいて、地元産の食材を積極的に活用し、ハイセンスな料理に仕上げていくスタイルにおいては、先駆者の一人でしょう。
今なお隠れた名店であり続けるシェムリアップの『キュイジーヌ ワット ダムナック』へ。

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

平均予算:ディナー 5,000~7,000円

googleマップで場所を見る 日本語可!『キュイジーヌ ワット ダムナック』をグルヤクで予約する

 

地産地消なスタイルをいち早く確立したカンボジアの異端児

フランス料理のテクニックを使い、地元食材の良さを最大限に引き出していくスタイルは、ある意味で時代を先駆けていたかもしれません。

この『キュイジーヌ ワット ダムナック』が、アジアのベストレストラン50にランクインしていた3~4年前と言えば、モラキュラー(分子料理)のエンターテインメント性のほうが高く評価されていた時代。

そこから若干ナチュラルな方に移ってきているトレンドを考えると、むしろ現在のほうが、すんなり胃と頭に入ってくるというのが結論です。

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

バリ島の『Locavore』、プーケットの『PRU』、チェンライの『Locus Native Food Lab』などを体験した後だと、この『 ワット ダムナック』も、地産地消をいかにクリエイティブに表現するかというレストランの系譜で味わうべき店だとわかってきました。

 

 

 

・メニューと料金

営業はディナーのみで、メニューは2種類のコースのみ。

「Tasting Menu」の基本は、5 coursesで29 USドル(約3,200円)。

それぞれもう1品追加でき、その場合は34 USドル(約3,800円)になります。

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

 

デザートを含めて6皿のコース「Tasting Menu 2」を紹介

コースの内容は、かなり頻繁に入れ替わるようです。

2019年6月に訪れた際、メニューを見ると「Tasting Menu 1」のほうが若干クメール寄りな内容でしたが、ミクスチャー色の強そうな「Tasting Menu 2」をセレクト。

その内容をご紹介していきましょう。

 

「Amuse-bouche

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

今のグルメシーンでは、凝った小品が主流のアミューズですが、気持ちいい肩透かしを食らったような品。

ワカサギのフリットです。

良い食材が入ったので、そのままシンプルに出しましたというような、むしろ寿司屋にも近いスタンスがうかがえます。

 

「Lemongrass marinated prawn salad

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

前菜の1皿目は「海老のサラダ」。

サントルフルーツ、レモンバジルなどを、海老のジュとヤシ糖をキャラメライズしたソースでまとめています。

 

「Crispy Duck Confit in “pong tia kone” style

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

6コースにした場合に、オプションで追加される「鴨のコンフィ」。

このあたりの手堅さは、フレンチ出身だけあります。

下に敷かれたスクランブルエッグも鴨の卵なので、親子ですね。

 

「Sanday fish sour soup with tamarind shoots and water lily, rice field crab broth

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

田んぼで育ったサワガニのブロースで仕上げた、魚のタマリンド・スープ。

ライスが添えられています。

魚介の出汁が効いたタマリンド風味のスープで、カレーとは違いますが、ライスとの相性は抜群。

 

「Pan fried beef toungue

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

メインの肉料理は「牛タンのグリル」。

フレッシュなクレソンとフライド・ガーリックとともに、発酵トマトとオイスターのソースで。

 

「Malabar plum and dark chocolate light ganache

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

日本では「蒲桃(ふともも)」と呼ばれるMalabar plumのソルベ。

チョコレートのガナッシュにも、この果汁が使われています。

 

「petits fours

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

小菓子は、サントル、パイナップルなどフルーツ中心で。

 

「Espresso, Long Black

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

食後のお茶は、コースに入っていなかったので、エスプレッソを追加。

カンボジア式の焼物でできた器で飲むアジアンスタイルに、ホッとします。

 

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

 

 

 

『Cuisine Wat Damnak』のインスタ最新投稿をチェックする

 

 

『Cuisine Wat Damnak(キュイジーヌ ワット ダムナック)』店舗情報

コース料金:6 courses for 34USD(約4,000円)
営業時間:ディナー 18:30~23:00 定休日:日・月曜
電話番号:+855 77 347 762
住所:Street 7 Makara, Wat Damnak Village Krong Siem Reap Siem Reap City, Krong Siem Reap
オフィシャルwebページはこちら

カンボジア・シェムリアップ『キュイジーヌ ワット ダムナック(Cuisine Wat Damnak)』フレンチ・アジアン・フュージョン

予約に関して

予約は電話か、オフィシャルwebから(英語・カンボジア語)。
日本語で予約したい場合は、代行予約が便利です。
日本語可!『キュイジーヌ ワット ダムナック』をグルヤクで予約する

店の地図

 

 

 

 

シャムリアップのトップレストランを探すなら▽

 

 

 

 

 



よく読まれている関連記事

  1. 台湾・台北『Toh-A'桌藏』フレンチ&台湾フュージョン

    台湾・台北『Toh-A’桌藏』フレンチ&台湾フュージョン ☆

  2. カンボジア・シェムリアップ『ザ・レッドピアノ(The RED PIANO)』カフェ・バー

    カンボジア・シェムリアップ『The RED PIANO(ザ・レッドピアノ)』カフェ・バー

  3. カンボジア・シェムリアップ『プー レストラン&バー(Pou Restaurant and Bar)』カンボジア料理

    カンボジア・シェムリアップ『Pou Restaurant and Bar(プー レストラン&バー)』カンボジア料理

  4. マレーシア・クアラルンプール『Sitka Studio(シトカ スタジオ)』欧州フュージョン料理

    マレーシア・クアラルンプール『Sitka Studio(シトカ スタジオ)』欧州フュージョン料理 ☆

  5. カンボジア・シェムリアップ『マリス レストラン(Malis Restaurant)』カンボジア料理

    カンボジア・シェムリアップ『Malis Restaurant(マリス レストラン)』カンボジア料理

  6. タイ・プーケット『スアイ レストラン(Suay Restaurant)』タイ・西欧フュージョン料理

    タイ・プーケット『Suay Restaurant(スアイ レストラン)』タイ・西欧フュージョン料理

※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

エリアからお店を探す