平均予算:ランチ 7,000~10,000円、ディナー 10,000~15,000円 / 「ミシュランガイド東京 2020」1つ星
手作り感と物語の幸福な融合。
「Craft(手技)」と「tale(物語)」で『Craftal』。
最初に店名を聞いた時、「あの、フラクタルみたいな中目の店」と全然覚えられなかったのですが、由来を聞いて、しっかり頭の中に刻み込まれました。
オープンは2015年9月11日。
味に対する地力の高さと、プレゼンテーションの美しさも含めた引き出しの豊富さ、とくに「パンペアリング」という新鮮なスタイルですぐに人気店に。
翌年の「ミシュラン東京 2017」では1つ星を獲得。
そもそも初台の『レストラン アニス』でスーシェフの大土橋さんが独立したという認識だったのですが、それ以前にも恵比寿『ガストロノミー ジョエル・ロブション』や、パリのオーガニック・ネオビストロの草分け『サチュルヌ』など、相当なセンスの店でキャリアを積んできたシェフだったということは後から知りました。
コンセプトは、店名の通り、「生産者のたくさんの愛情と情熱を私達の手で紡ぎ、伝える」こと。
一皿に、かなりの食材やアイデアが組み込まれているので、そのストーリーも複合的なものになります。
以前、メニュー考案の際のスケッチブックを見せてもらったことがあるのですが、非常に面白いデッサンでした。
ご本人いわく「絵は、苦手」だそうですが、まるでまるでエンジニアのノートのようにきれいにチャート化されたメニュー表になっていくのが大土橋流のよう。
美しいプレゼンテーション、その裏にある美味しさを導き出す技法や食材が、きちんとプランが練られていることがわかります。
最近は、ジオラマ化しているというか、短編のオムニバス映画が、3時間の大作になったような密度の濃さが真骨頂かもしれません。
シェフ曰く「もう少しストレートなフレンチもやってみたい気分で出てきました」とのことでしたが、イベントなどの限定的な部分では、そういった顔も見えてくるかもしれません。
そんなスタンスもできてしまう懐の深いレストランであることの証でしょう。
メニュー
「Dinner Course」¥10,000
アミューズ 2品/前菜 2品/魚料理/肉料理/デセール 2品
「Lunch Course」¥7,000
前菜 2品/魚料理/肉料理/デセール 1品
※土日限定(11:30-15:00 L.O.12:30)
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『CRAFTALE(クラフタル)』店舗情報
営業時間:ランチ <土・日曜> 11:30~15:00 (L.O12:30)、ディナー 18:00~23:00 (L.O 20:00)
定休日:火・水曜日
電話番号:050-5590-1398
住所:東京都目黒区青葉台1-16-11 2F
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