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「雪室熟成豚フィレ肉低温カツレツ」のみのメニューで展開。
名古屋屈指のフレンチシェフの一人が、フレンチでありながらとんかつと向き合った専門店。
平均予算:ランチ 2,000~3,000円、ディナー2,000~3,000円/「食べログ100名店」
ヒトサラで予約する ※リンク先から「蒼囲」で検索してください
店の特徴
大名古屋ビルヂングがリニューアルオープンした2016年。
名古屋では屈指のフレンチレストランだった八事の『ルパン・ミュラ』が、大名古屋ビルディング3階に移転、『メゾン・ルパン・ミュラ』となった時、えらいチャレンジングな選択をしたなぁと思っていました。
どういう経緯があったのかは知りませんが、ミシュランの星も獲得し、個店として着実な人気も得ていたからです。
名古屋という比較的保守的な傾向のある都市では、本格派のフレンチは、メインストリームを狙うより、ニッチに知る人ぞ知るところで関係性を高めていったほうが得策だという考え方も根強くありました。
それから4年ほど、名古屋に行く機会をなかなか持てなかったのですが、大好きな店の一つではあったので、久々に行ってみるかと検索してみると、あれ、ないじゃん?
嫌な予感が一瞬頭をよぎったのですが、ったのですが、よくよく調べてみると、フレンチは別に移転し、大名古屋ビルヂングでは、とんかつ専門店になったとのこと。
なおかつ、そのとんかつが一筋縄ではいかない逸品だというじゃないですか。
「雪室熟成フィレカツ定食」1メニューのみのとんかつ専門店
メニューは昼も夜も「雪室熟成フィレカツ定食」1つのみ。
100gと150gのサイズが選べます。
ワインは、フレンチの系譜ならではのセレクト。
泡から始めます。
アミューズ
アミューズとワインで、ご本尊の登場を待ちます。
ご飯 赤だし
ご飯は、土鍋で客ごとに炊いてくれます。
みそ汁は、赤だし。
名古屋なら当然です。
具は、浜名湖産あおさ。
漬け物の味にも、どことなく品があります。
とんかつ
名古屋ならでは趣向として、ひつまぶしの如く、とんかつ茶漬けとして楽しめます。
デザート
食後には、 ヨーグルトのソルベ。
さっぱりします。
カツレツというフレンチ
まとめとして、もう一つ、昔話をします。
とんかつにおいては、現在は南阿佐ヶ谷にある『成蔵』が高田馬場にあった頃。
その「シャ豚ブリアン」をはじめて食べたときの衝撃は今でも忘れられません。
「白いとんかつ」と呼ばれるその衣も斬新でしたが、それ以上に、肉の旨さに驚きました。
これが、とんかつか⁈
例えば、四谷にあるフレンチの名店『北島亭』 のスペシャリテ「仔羊の岩塩包焼き」を引き合いに出してもいいくらい、ハイレベルのフレンチの肉料理にも通じる肉の火入れだと思ったのです。
そっか、とんかつも肉汁をキープする包み焼きには変わりないものなと、納得しました。
この『カツレツMATUMURA』で再び似たような体験をしたわけです。
HPから引用しておきます。
金色に揺らぐ自家製ラードから取り出したカツレツは、断面をロゼ色に染めながら、
全ての旨味を閉じ込め、至高の柔らかさにつつまれています。メゾンルパンミュラの系譜を継いだ、フレンチの繊細な火加減を駆使し、
低温で、やさしく、ゆっくりと、温めるように。
そうですよね、日本では独自に洋食文化が発達してきたので、忘れかけていましたが、カツレツはそもそもフランス料理がルーツだったと思い出しました。
メニュー
【ランチコース】
「雪室熟成豚フィレ肉低温カツレツ(100g)」2,640円
「雪室熟成豚フィレ肉低温カツレツ(150g)」3,080円
【ディナーコース】
「雪室熟成豚フィレ肉低温カツレツ(100g)」2,640円
「雪室熟成豚フィレ肉低温カツレツ(150g)」3,080円
【ドリンク】
「ビール」600円
「シャンパーニュ」800円
「グラスワイン」800円
「ミネラルウォーター」500円
「ノンアルコールビール」500円
「三ケ日ミカンジュース」500円
「あかねリンゴジュース」500円
*メニュー・料金はあくまで参考になります。季節や食材の入荷状況によって変わることを前提にご覧ください。
予約方法
電話かwebから。 web即時予約は、ヒトサラ/食べログで受け付けています。
ヒトサラで予約する ※リンク先から「蒼囲」で検索してください
店の地図・アクセス
各線「名古屋駅」より徒歩約2分
『カツレツMATUMURA(マツムラ)』店舗情報
営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O14:00)、ディナー 17:00~22:00(L.O21:00)
定休日:大名古屋ビルヂングに準ずる
電話番号:03-3468-4280
住所:〒450-6403 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番地12 大名古屋ビルヂング3階
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