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年末から、各地域のランキング発表のラッシュが続いていますが、バンコク・エリアでは本命とも言える、英字タウン誌『BK Magazine』による「Top Tables 2019: Bangkok’s 100 best restaurants」がリリース。
TOP30店のランキング、100店のリストが公開されています。
フーディーにとって、バンコク・グルメランキングの決定版
「アジアのベストレストラン50」や各地のミシュランをはじめ、3月には、レストランランキングが出揃う時期ですが、ひそかに一番待っているのは、この「Top Tables 2019: Bangkok’s 100 best restaurants」。
バンコクのみのもので、好みにもよりますが、そのセレクトはどのメディアより確か。
タイに行ったときには、ここでまだ未体験のものは潰していくという、その年のタイ渡航の指針とするのにじゅうぶんな信頼度を誇ります。
3月27日に2019年度版がリリースされたので、TOP30に入ったレストランを、ご紹介します。
TOP1-10にランキングされたレストラン
No.1:『ズーリング/Suhring』モダンジャーマン
昨年に続き、No.1。イノベーティブ好きやオーセンティック好きのどちらからもリスペクトを受ける稀有なレストランでしょう。
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「アジアのベストレストラン50」ではNo.13位内をキープ、「ミシュラン」では2019年度に2つ星に昇格、「ラ・リスト」では世界でNo.258と、オープン2年を前にして、バンコクで絶大なる評価を誇るのが、『Sühring(ズーリング)』です。 タイでなぜドイツ料理?っていう素朴な疑問が吹っ...
No.2:『ガー/Gaa』 イノベーティブ
先日の「アジアのベストレストラン50」でも初登場でNo.16にランクイン。オープン時からクオリティは高かったので、ようやく世の中のほうが追いついたっていう感じでしょうか。
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バンコクのイノベーティブシーンに新風を吹き込む『Gaa(ガア)』は、あの『ガガン』の姉妹店。 デンマークの『noma(ノマ)』で研鑽を積み、『Gaggan(ガガン)』でスーシェフを務めたインド人シェフ、ガリマ・アローラ女史が革新するガガンのDNAを探ってきました。 平均予算:ディ...
No.3:『ガガン/Gaggan』プログレッシブ・インディアン【閉店】
『GAA』の本店である『GAGGAN』、もうそろそろ閉店が近づいてきているので、どんな花火が上がるのか、最後まで目を離せない名店です。
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初回にして、真打ち登場! そう、2015〜18年と4年連続でアジアNo.1にノミネートされているバンコクの『ガガン』(2013年はNo.10、2014年はNo.3)。 この後が続くのかと書いている本人が心配になるのですが、何とかなるでしょう。出し惜しみをしても仕方がありません。 *『...
*2019年11月よりフルネームを課した『ガガン アナンド』がオープンしています。

店の特徴 平均予算:ランチ 7,000~10,000円、ディナー 15,000~20,000円/「アジアのベストレストラン50 2023」No.5 2015〜18年と4年連続で「アジアのベストレストラン50」のNo.1を獲得したバンコクの『ガガン』。 2019年にクローズする...
No.4:『ル・ノルマンディー/Le Normandie』フレンチ
アジア屈指の安定したフレンチ。あまりメディアでの話題にはならないですが、こういう店をきちんとピックアップしているところは、この「TOP TABLE」の信頼のおける理由かと思います。
No.5:『ボラン/Bo.lan』 オーセンティック・タイ料理
昨年のNo.10から着実にランクアップ。もう中堅に入ってもいい店のキャリアですが、新鮮さを失わないところに凄さを感じます。
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バンコク屈指のタイ料理レストランという評価をほしいままにしてきた『ボラン』。 アジアベスト女性シェフも獲得したドゥアンポーン・ソンヴィサヴァ氏とオーストラリア人男性シェフ、ディラン・ジョーンズ氏。 彼らが二人三脚で追求する、懐くて新しいタイ料理の形とは? 平均予算:ランチ 7,...
No.6:『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション/L’Atelier de Joel Robuchon』フレンチ【閉店】
ロブションの味が好きな方ならバンコク店でも満足できるでしょう。他都市と決して変わらないクオリティです。
No.7:『ペースト/Paste』 コンテポラリー・タイ
2018年度のアジア最優秀女性シェフを獲得し、ミシュランも1つ星を獲得。もしかしたら一発屋かという不安もよぎったのですが(失礼!)、着実に実力を上げてきています。本物ですね。
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Jason & Bee の夫婦シェフによるモダン・タイ・キュイジーヌ。定番のタイ料理に現代のエッセンスを加え、味も見た目も洗練させた人気店。 平均予算:ランチ 5,000~7,000円、ディナー 10,000~15,000円/「ミシュランガイド バンコク 2021」1つ星、「アジア...
No.8:『イート・ミー/EAT ME』モダン・インターナショナル
バンコクのガストロノミックシーンの先駆者。まだ色褪せません。
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『GAGGAN』と『NAHM』と並び、バンコクのレストランとして「アジアのベストレストラン50」開始からすべての年でBest 50以内に入っている、この『EAT ME(イート・ミー)』。 10年以上も前からニュー・オーストラリア・キュイジーヌを提供している隠れたトレンドセッターだったのです...
No.9:『ルドゥー/Le Du』 コンテンポラリー・タイ
今やバンコクの若手シェフの顔。
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「アジアのベストレストラン50 2017」へのノミネートをはじめ各ランキング上位を総ナメにする最注目レストラン『ル・ドゥ』。 バンコクの新世代を代表する30代前半の若きシェフ、トン氏が繰り出すタイ料理のイノベーションとは? その真相を探ってみました。 平均予算:ディナー 7,0...
No.10:『ソーン/Sorn』タイ南部料理
この1年で、バンコクの中ではもっと躍進したレストランでしょう。昨年末にさっそうとミシュランの1つ星を獲得し、先の「アジアのベストレストラン50」でもNo.48にランクイン。
モダンな盛り付けではありますが、伝統的な地域料理を出す店としては快挙としか言いようがありません。
TOP11-20にランキングされたレストラン
No.11:『80/20』コンテンポラリー・タイ料理
『ノーマ』以降のイノベーティブをタイ料理で表現するスタンスの先駆者。もう少しランクが高くてもいいと思いますが、2018年は改装で数ヶ月休業していた影響でしょうか。
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タイの伝統料理や家庭料理を、ニュー・ノルディック・キュイジーヌを経たイノベーティブなセンスで表現する店としては、バンコクでは唯一無二。 80%のタイ食材と20%の輸入食材という意味で名付けられた『80/20(エイティー・トゥエンティー)』は、可能性の塊でした。 平均予算:ディナー...
No.12:『ナーム/Nahm』 タイ料理
一時期は「アジアのベストレストラン50」のNo.1まで獲得した名店。その立役者デビット・トンプソンが店を離れても、今なお輝きは失っていないようです。
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世界で初めてタイ料理でミシュランの星を獲得したロンドンの『nahm(ナーム)』。 この店を手がけたのは、なんとタイ古典料理を学んだオーストラリア人シェフでした。 そのトンプソン・シェフがバンコクで開いた同名の『ナーム』は、「アジアのベストレストラン50」でNo.10以内にランクインし続け...
No.13:『ハオマ/Haoma』コンテンポラリー・インディアン
単なるオーガニックなおしゃれレストランと侮るなかれ。ディナーのデギュスタシオンコースはクリエイティブ。
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インド料理をベースとしたイノベーティブな料理で、注目が集まっているバンコクの『Haoma(ハオマ)』。 「Farm to Table」をコンセプトに自家菜園で採れた野菜や魚を多用。 オーガニック食材を使った、新しいタイプの自然派&未来派インディアン・レストランに要注目です! 平...
No.14:『サーワーン/Saawaan』コンテンポラリータイ料理
オープン後、1年ほどでミシュランの1つ星を獲得。『Bo.Lan』『Paste』に続き、伝統的タイ料理にリスペクトを払いながら、推し進める新鋭。
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オープンして1年足らずでミシュラン1つ星を獲得。 バンコクの中心地、サトーン通りの外れにありながら、隠れ家的な雰囲気も漂うコンテンポラリーなタイ・レストラン『Saawaan(サーワーン)』。 タイ産の食材にこだわり、あくまでタイ料理のレシピを踏まえながらも、現代的な表現に落とし込むセンス...
No.15:『鮨雅人』寿司
バンコクで今最も人気の高級寿司店。
日本と遜色のないクオリティの寿司を堪能できることでバンコクの富裕層、フーディーたちからの信頼は篤い。
No.16:『キャンバス/Canvas』コンテンポラリー・インターナショナル
『Saawaan』と同じく最新版のミシュランで1つ星を獲得した新鋭。タイ食材に意識的でありながら、インターナショナルな料理を志向する現代的なレストラン。
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No.17:『シートラート/Sri Trat Restaurant & Bar』タイ東部料理
まったくノーマークだったレストラン。東部の海側トラート地方の料理をベースに、おしゃれに提供しています。アジアのエッセンスが入ったカクテルも美味。
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タイ東部、トラート地方の料理をおしゃれに提供する『Sri Trat Restaurant & Bar(シー トラート レストラン&バー)』。 バンコクで流行っているタイ郷土料理をスタイリッシュに提供するお店のなかで、注目度No.1のお店。 唐辛子控えめ、まろやかな味が特徴なので、...
No.18:『アップステアーズ・アット・ミッケラー/Upstairs at Mikkeller』コンテンポラリー・アメリカ料理
クラフトビールの人気ブランドをバンコクで楽しめるビアバーの階上にあるイノベーティブなレストラン。
No.19:『バーン/Baan』タイ料理
『Le.Du』のトンシェフが手がけるタイ家庭料理。でも、おしゃれです。
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各地域のテーマごとに鉄板店と新鋭や穴場などを紹介する、[my best+αシリーズ]。 トップレベルのレストランのみならず、予算3,000~5,000円程度の中級レストランが、どんどん洗練されてきているバンコクのグルメシーン。 屋台よりはちゃんとした店でオシャレに楽しみたい、...
No.20:『ジュア/Jua』居酒屋
おしゃれな日本風居酒屋。日本人にとってはしっくりくるのでしょうが、こういうランキングに入る居酒屋ってどんな感じなんでしょうか?
TOP21-30にランキングされたレストラン
No.21:『バンカー/Bunker』アジア・フュージョン
フィリピン人シェフが手がける、ニューアメリカンとアジアンのミックス。
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感度の高いバンコクっ子やオシャレなファランの間では、外せないモダンガストロノミーの一つがこの『Bunker(ブンカー)』。 フィリピン生まれ・ニューヨーク育ちというシェフのバックボーンを反映した独特のミクスチャー・キュイジーヌが評判を呼んでいます。 昨今のオシャレなショップの出店ラッシュ...
No.22:『三原豆腐店/Mihara Tofuten』日本料理
『ガガン』のアナンド氏がプロデュース。博多に本店を持つ豆腐料理店。
No.23:『アピア/Appia』イタリア料理
バンコクのイタリアンとしては定評のあるローマ料理専門店。トップシェフたちからの信頼も篤い確かなパスタやピッツァならこちらで。
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No.24:『銀座鮨一/Ginza Sushi Ichi』寿司
銀座に本店を持つ、名寿司店のバンコク支店。ミシュランでは1つ星を獲得しています。
No.25:『エル・メルカード/El Mercado』地中海料理
地中海料理のデリ。確かなクオリティのチーズがおしゃれなテイクアウトメニューが楽しめます。テラスでのイートインも可。
No.26:『スモーキン・パグ/Smokin’ Pug』バーベキュー
アメリカンスタイルのバーベキューの店。人気店ですが、こういったランキングには縁がなかったのが、再評価の機運に乗ったということでしょうか。
No.27:『ハウス オン サトーン/The Dining Room』アジア・フュージョン
「Wホテル」のメインダイニング。歴史的建造物を使った驕奢な店内のなか、ユーラシア大陸を横断するようなインターナショナルキュイジーヌが堪能できます。
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感度の高い大人たちからの絶大な信頼を誇る「W HOTEL」。 そのバンコク店に併設するレストランが「ハウス・オン・サトーン」です。 トルコ出身のシェフ、ファティ・トゥタク氏のマルチ・カルチャーな料理が真骨頂。旅をコンセプトとすることで、ホテル・レストランというスタイルにも新たな風を吹き込...
No.28:『バアヌアル/Baannual』タイ料理
ここ面白そう。古民家と呼ぶのも躊躇するふつうの民家で、タイ家庭料理を提供するお店。その料理のクオリティと2テーブルしかない限定感で、通の間では注目株に。
No.29:『スパンニーガ/Supanniga』タイ料理
クルーズダイニングを提供していることのほうが有名になっているかもしれませんが、中級のレストランとしてはレベルの高いお店の一つ。
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バンコクの中で食のトレンドを発信するエリア、トンローにある注目店。 タイ人のみならず、日本人や欧米人のグルマンに評判のタイ東北地方の伝統料理とは、どんなものでしょうか? 家庭的なやさしい味の料理と、おしゃれなドリンクやインテリアを共存させる『Supanniga Eating Room(ス...
No.30:『イル・フーモ/Il Fumo』ステーキ
ステーキハウスのくくりになっていましたが、コンテンポラリーなイタリアンだと思います。
なかなか凝った料理が特徴の優良店。
『BK Magazine』とは?
『BK Magazine』は、バンコクのタウン情報を伝える英語メディア。ですので、日本で例えるなら、『ぴあ』というより、『Time Out』のようなテイストでしょうか。バンコクに根付いているだけあり、インターナショナルなランキングメディアより細かな情報は網羅しています。
と言っても、タイ語のものではないので、マニアックになりすぎず、外国人の私にもちょうど良い記事のバランス。なので、ちょくちょくチェックしています。
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6年目となるタイ版「ミシュランガイド タイ 2023」がリリース。 バンコクからは2つ星が6店、1つ星が28店という結果に。 マップ・予約のリンク先など全店の店舗情報リストを掲載しますので、ぜひ実際に楽しんでみてください。 > チェンマイ版全店リストはこちら...
バンコクの「La Liste」TOP1000入り店を探すなら、こちらの記事がおすすめ▽

世界165カ国の600以上のレストランガイドから数千万のレビューをスキャンし、公平なアルゴリズムにしたがってランキング化したという「La Liste(ラ・リスト)」。 2020年度版のリストに入ったタイのレストランは全11店。 パタヤ、プーケットから1店ずつ、その他9店はバンコクからとい...
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3月28日の夜、日本時間で21:30から「Asia's 50 Best Restaurants 2023」のラインナップが発表。 一昨年からベスト50ではなく、ベスト100のリストに変更されていますので、その全リストをご紹介します。 リストのみを見たい方はこちら > ...
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